なぜ料理写真は「左側から光」が多いのか〜フードカメラマンが光の向きを決めるときの考え方〜
- 笙子 太田
- 4月3日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。
料理撮影の現場を見た方から、よくこう聞かれます。
「どうして料理写真って左から光が当たっていることが多いんですか?」
確かに、料理写真を見ると
左側から光が来ている写真が多いことに気づきます。
ただし、これは単なるルールではありません。
実はフードカメラマンは、
料理ごとに
「光の向き」を設計している
のです。
今日は、料理撮影において
光の向きがどのように決まるのかを解説してみたいと思います。
料理の立体感は「影」で決まる
料理写真で一番大切なのは、
立体感
です。
例えば
・ハンバーグ
・ステーキ
・ケーキ
・パン
こうした料理は、
影があることで厚みや高さが伝わります。
もし正面から均一に光を当ててしまうと、
料理は平面的になり
美味しそうに見えなくなることがあります。
そのため料理撮影では、
・斜めから光を当てる
・影をコントロールする
という方法がよく使われます。
光の向きで料理の印象が変わる
光の方向が変わると、
料理の見え方は大きく変わります。
例えば
逆光(後ろから光)
・透明感が出る
・湯気がきれいに見える
・飲み物やスイーツに向く
サイド光(横から光)
・立体感が出る
・質感が強調される
・料理写真で最も多い
正面光
・フラットになる
・情報写真向き
つまり、
料理ごとに
最適な光の向きが違う
ということです。
左光が多い理由
ではなぜ、左側からの光が多いのでしょうか。
理由の一つは
視線の流れ
です。
日本語や英語は、
基本的に
左から右へ読む文化
です。
そのため写真でも
左 → 右
に視線が流れると、
自然に感じる人が多いと言われています。
左側から光が入ると
視線
光
影
の流れが揃い、
料理の立体感が分かりやすくなります。
料理撮影は「光の設計」
料理カメラマンやフードカメラマンの仕事は、
料理をただ撮ることではありません。
・どこから光を当てるか
・影をどこに作るか
・どれくらい柔らかい光にするか
こうした要素を設計することで、
料理の魅力を最大限に引き出します。
光の方向ひとつで、
料理は
家庭料理にも見えるし、レストラン料理にも見える
のです。
料理撮影・食品撮影・商品撮影についてのご相談はこちらからどうぞ。



コメント