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クリスマスケーキ写真が「安っぽく見える」5つの理由― きれいに撮った“つもり”が、一番危ない ―
毎年、夏頃になってクリスマスケーキの販促物を作成する時期になると、パティスリーや食品メーカーの方から、こんな声をよく聞きます。 「写真はあるのに、なぜか高級感が出ない」 「実物はもっと美味しそうなのに、写真になると普通…」 実はこれ、技術の問題というより“設計のズレ”で起きているケースがほとんどです。 今回は、クリスマスケーキ撮影でよく見かける「安っぽく見えてしまう5つの理由」を、プロの現場目線で解説します。 「うちもこれ、やってるかも…」そう気づいた瞬間が、写真を見直すベストタイミングです。 ① 生クリームが白飛びしている いちばん多い失敗がこれです。 生クリームは白い。 だから明るく撮りたくなる。 結果、 質感が消えた“真っ白な塊”になる。 白飛びした生クリームは、 ・軽そう ・コクがなさそう ・量産品に見える という印象を与えやすく、 価格帯が一気に下がります。 本来、生クリームは「なめらかさ」「厚み」「空気感」を見せることで、初めて“ごちそう”に見えるもの。 光を当てすぎない。影を少し残す。 それだけで印象は劇的に変わります。 ② 飾りが
笙子 太田
20 時間前読了時間: 3分


クリスマスケーキ撮影でいちばん大切なこと― 「華やかさ」と「温度管理」はセットで考える ―
クリスマスケーキの撮影は、フード撮影の中でも いちばん難易度が高いジャンルのひとつ です。 理由はシンプルで、 ・時間との戦い ・温度との戦い ・“盛りすぎ”との戦い この3つが同時にやってくるから。 私自身、これまで数多くのケーキ撮影をしてきましたが、 「普通に撮っただけなのに、なんだか安っぽい」 「実物はもっと美味しそうなのに…」という相談は本当に多いです。 今日は、 クリスマスケーキを“ちゃんと価値ある商品”として見せるための撮影ポイント をまとめます。 1. クリスマスケーキ撮影は「温度管理」が9割 まず大前提として。 クリスマスケーキは溶けます。 ・生クリームはダレる ・チョコレートは白く粉を吹く(ブルーム現象) ・フルーツの水分が浮く これ、撮影現場では日常茶飯事です。 そのため、撮影は必ず“段取り先行”が鉄則。 ・構図 ・アングルは事前に決めておく ・テストカットはダミーで行う ・本番ケーキは「最後に出す」 この順番を守るだけで、仕上がりは別物になります。 2. 「盛りすぎ」はクリスマス感を壊す リボン、オーナメント、松ぼっくり、雪
笙子 太田
3 日前読了時間: 3分


ケーキは「箱のまま冷蔵庫保存」はNG〜美味しさも、写真映えも、静かに壊れていく話〜
こんにちは。 フードカメラマンの 太田笙子 です。 ケーキ撮影の現場や、撮影後のやり取りで、実はとても多いのがこの一言。 「とりあえず、箱のまま冷蔵庫に入れておきました」 ……これ、かなりの確率でNG です。 なぜなら、ケーキは“箱のまま冷蔵庫”に入れた瞬間から、劣化が始まる から。 味だけでなく、見た目=写真映えにも、はっきり影響します。 今日は、 ・なぜ箱保存がダメなのか ・何が起きているのか ・撮影目線で見る「致命的ポイント」 を、できるだけわかりやすくお話しします。 なぜ「箱のまま冷蔵庫」がダメなのか? 理由はシンプルで、冷蔵庫の中は“乾燥と匂い”の世界だから。 ケーキの箱は ・通気性がある ・密閉されていない ・紙製で湿度を吸う この3点セット。 つまり冷蔵庫に入れると、 生クリームの水分が一気に抜ける 表面が乾き、ヒビ・粉ふきが起きる 冷蔵庫内の匂い(キムチ・惣菜・玉ねぎ…)を吸う という静かな地獄が始まります。 フードカメラマン的に「一発でわかる劣化サイン」 撮影していると、箱保存されたケーキはすぐ分かります。 クリームのツヤが消え
笙子 太田
1月20日読了時間: 3分


海外ECで売れるチョコレート写真のトーン比較
海外ECでチョコレートを販売する場合、多くの方が最初につまずくのが、 「きれいに撮っているのに、なぜか売れない」 という壁です。 実はこれ、味や価格の問題ではなく 写真のトーンが市場と合っていない ことがほとんど。 海外ECでは、写真は「説明」ではなく 判断材料そのもの になります。 結論:海外ECでは「中間トーン」は弱い 日本向け商品撮影でよく使われる・明るすぎない・暗すぎない・やわらかい中間トーン この写真、海外ECではかなり不利になるケースが多いです。 理由はシンプルで、 EC画面では写真が ・小さく表示される ・強い光環境で見られる ・比較される から。 中間トーンは、リアルでは上品でもEC画面では「印象が残らない」。 海外ECで売れるチョコレート写真は、 意図的にトーンを振り切っています。 パターン① 暗め・コントラスト強|高価格帯・アメリカ向け アメリカ向け撮影イメージ アメリカ向けECで強いのが、 暗め × コントラスト強 のトーン。 ・背景はダークブラウン〜ブラック ・チョコレートのツヤをしっかり出す ・影を恐れない...
笙子 太田
1月16日読了時間: 3分


点数より写真?食べログユーザーの“本音の選び方”〜「評価は高いのに選ばれない店」で起きていること〜
「星3.6あるのに、全然予約が入らないんです」 これは、私が撮影の相談を受ける中で、本当によく聞く言葉です。 正直に言います。 食べログでは、点数は“最後の確認項目”であって、最初の判断材料ではありません。 むしろ多くのユーザーは、「点数が低すぎないか」をざっくり確認したあと、 写真で行く・行かないを決めている 。 これが実態です。 星3.5以上が並ぶ世界で、何が差を生んでいるのか 今の食べログは、正直に言って 星3.5以上の店がゴロゴロ並ぶ世界 です。 ユーザー側の感覚はこうです。 「3.2はちょっと不安」 「3.5以上なら、あとは好み」 つまり、 3.5を超えた瞬間からは“点数による差”はほぼ消える。 では、何で選ばれているのか。 答えはシンプルで、 写真です。 ・美味しそうか ・自分が行くイメージができるか ・なんとなく安心できるか この「なんとなく」の正体が、写真です。 レビューを読む人は、実は少数派 オーナーさんが一生懸命読んでいるレビュー。 実は、 ほとんどのユーザーはそこまで読んでいません。 行動を分解すると、こうなります。 一覧で
笙子 太田
1月15日読了時間: 3分


フードカメラマンが語る「ケーキ撮影は準備が9割」
「撮影当日は、何時間くらいかかりますか?」 ケーキ撮影のご相談で、よく聞かれる質問です。 でも、料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしているフードカメラマンとして、 正直にお答えするとこうなります。 ケーキ撮影は、当日より“前”が一番大事です。 なぜなら、シャッターを切る頃には勝負はほぼ決まっているから。 ケーキ撮影は「やり直しがきかない」 ケーキは、撮影においてとてもシビアな被写体です。 ・一度切ったら戻らない ・時間が経つほど崩れる ・温度で表情が変わる つまり、 撮影中に考えている余裕がない 。 だからこそ、準備段階でどれだけ詰めているかがそのまま写真のクオリティになります。 準備① 何のための写真かを決める まず最初にやるのは、「どう撮るか」ではありません。 「どこで使うか」 を決めます。 ・ECの商品ページ ・海外向けLP ・SNS ・ギフトカタログ 用途が違えば、必要な写真も切り方も優先順位も変わります。 ここが曖昧なまま進むと、「きれいだけど使えない写真」になります。 準備② 切り方は、撮影前に決まっている ケーキ撮影で一番の分岐点
笙子 太田
1月14日読了時間: 3分


インバウンド向けケーキ写真で日本人がやりがちな失敗
「日本では評判がいいんです」 「味も素材も、かなり評価されています」 それなのに、海外向けECやインバウンド集客では反応がいまひとつ。 ケーキ撮影の相談で、このケースは本当に多いです。 結論から言うと、 ケーキ自体の問題ではないことがほとんど 。 問題は、 日本人の“美味しそう”と、海外の“美味しそう”が違う ことにあります。 今日は、フードカメラマンとしてインバウンド向け・海外向けのケーキ撮影をしてきた中で日本人がやりがちな失敗をまとめます。 失敗① 控えめすぎる色味で「味が弱そう」に見える 日本では、 ・淡い色 ・やさしいトーン ・白っぽい背景 これが「上品」「洗練」のイメージにつながります。 でも海外では、 色が薄い=味も薄そう と受け取られることが少なくありません。 特にケーキの場合、 ・スポンジが白すぎる ・クリームの色が飛んでいる ・全体が同系色すぎる こうなると、「美味しそう」より「物足りなさ」が先に立ちます。 インバウンド向けでは、 日本向けより コントラストを少しだけ強める これがとても重要です。 失敗② 余白を取りすぎて「情報
笙子 太田
1月12日読了時間: 4分


「ケーキは切ればいい」は間違い。“切り方”で売上が変わる話
ケーキ撮影の打ち合わせで、とてもよく聞く言葉があります。 「断面が見えたほうがいいですよね?じゃあ、切った写真を撮りましょう」 一見、正解のように聞こえます。 でも、料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしているフードカメラマンの立場から言うと、 これは半分だけ正解 です。 なぜなら、 ケーキは“切ったかどうか”ではなく、“どう切ったか”で評価が変わる から。 断面写真は「万能」ではない たしかに、断面写真は目を引きます。 層、クリーム量、スポンジのきめ。情報が一気に伝わる。 だからこそ、 切り方を間違えると、マイナスも一気に伝わる のがケーキです。 ・層がズレて見える ・クリームがはみ出している ・フルーツの配置が偏っている 味は一切変わっていなくても、 写真では「雑」「量が少なそう」「安っぽい」という印象に変換されてしまいます。 売れる断面/売れない断面の違い 売れる断面には、共通点があります。 ・中心を正確に捉えている ・層の厚みが均等に見える ・断面に“余白”がある 逆に、売れない断面はこうです。 ・少し端に寄っている ・情報が詰まりすぎて
笙子 太田
1月10日読了時間: 3分


自分で撮る?プロに頼む?ケーキ撮影で迷ったときの分かれ道
「できれば自分で撮りたいんです」 「でも、プロに頼んだほうがいいのか迷っています」 ケーキ撮影のご相談で、この段階の方はとても多いです。 結論から言うと、 自分で撮っていいケース と 最初からプロに任せたほうがいいケース は、 はっきり分かれます。 今日は、料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンの立場から、その分かれ道を整理してみます。 ◻︎自分で撮っても問題ないケース まずは、自社撮影・セルフ撮影が向いているケースから。 ・テスト販売・試作品段階 商品を本格的に売る前、反応を見るための仮写真であれば、 スマホや簡易撮影でも問題ありません。 ・社内資料・開発用 味や構成を共有するための記録写真なら、 「美味しそう」に見せる必要はありません。 ・価格帯が低く、量で勝負する商品 多少ラフでも「分かりやすさ」が優先される場合は、 自社撮影が合理的なこともあります。 この場合、完璧さよりスピードを重視する判断はとても正しいです。 ◻︎自分で撮ると“急に難しくなる”瞬間 ただし、次の条件が1つでも当てはまると、一気に難易度が上がります
笙子 太田
1月8日読了時間: 3分


点数より写真?食べログユーザーの“本音の選び方”
こんにちは、フードカメラマンの太田笙子です。 皆さんは外食先を探すとき、何を一番の決め手にしていますか? 「まずは食べログの点数をチェックする」という方は多いはず。 かつては「3.5以上なら間違いない」と言われた時代もありましたが、今の時代、ユーザーの目はもっとシビアで、もっと「直感的」になっています。 実は今、 「点数が高いのに選ばれない店」と 「点数はそこそこでも予約が埋まる店」の境界線は、 間違いなく「写真の質」にある と言っても過言ではありません。 今回は、2026年現在の最新データと私の料理カメラマンとしての視点を交えながら、食べログユーザーの“本音の選び方”について紐解いていきたいと思います。 1. 「星3.5以上」が並ぶ中で、最後の一押しになるのは何か? 今の飲食店選びにおいて、点数はあくまで「最低条件」のフィルターに過ぎません。 特に客単価が8,000円を超えるような高価格帯のレストランを探しているユーザーにとって、3.5点や3.7点といったスコアは、もはや「並んでいて当たり前」の状態です。 では、似たような高得点の店が並んでいる
笙子 太田
1月7日読了時間: 5分


EC用ケーキ写真で「絶対に入れるべき3カット」
EC用ケーキ写真で「絶対に入れるべき3カット」 この3枚がないと、売れません。 「写真はきれいに撮れているはずなのに、ECで売れない」 ケーキの商品撮影で、こんな相談を受けることは本当に多いです。 実はその原因、 写真の“クオリティ”ではなく“構成”にあることがほとんど。 料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンの立場から言うと、 EC用ケーキ写真には 必ず入れるべき3つのカット があります。 逆に言えば、この3つが揃っていないと、 どんなにきれいでも「買う決断」ができません。 ① 全体カット|「何の商品か」を一瞬で伝える まず必要なのが、 全体が分かる写真 です。 ・ホールか ・カットケーキか ・サイズ感 ・デザイン これを一瞬で理解させる役割があります。 ECでは、お客様はじっくり説明文を読みません。 最初の1枚で「これは何か」「自分が買う対象か」を判断しています。 ここで重要なのは、 盛りすぎないこと 。 ・角度は安定 ・形が正確 ・色味は実物に近く この1枚は“広告写真”ではなく 商品確認用の写真 という意識が必要です
笙子 太田
1月6日読了時間: 3分


高級ケーキを“安っぽく見せない”写真の共通点。フードカメラマンが必ず避けているポイント
「素材にはかなりこだわっています」 「価格も決して安くないです」 「でも、写真にすると高級感が出ないんです」 高級ケーキの撮影相談で、本当に多い悩みです。 実はこれ、 ケーキ自体の問題ではないケースがほとんど 。 料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしているフードカメラマンの視点で見ると、 「安っぽく見える原因」はかなりはっきりしています。 今日は、 高級ケーキを安っぽく見せない写真の共通点 を現場ベースでお話しします。 高級ケーキは「情報を盛るほど安く見える」 まず大前提として。 高級ケーキは、 情報を足すほど価値が下がります。 ・小物をたくさん置く ・色を足しすぎる ・背景に情報を入れすぎる これは、「豪華に見せたい」という善意から起きがちですが、 写真では逆効果になることが多いです。 高級ケーキが伝えるべきなのは、 ・素材 ・精度 ・静かな自信 つまり、 余白に耐えられるかどうか が分かれ道になります。 光が強すぎると、一気に“量販感”が出る 安っぽく見える写真の多くは、光が強すぎます。 ・影がなく、のっぺり ・全体が均一に明るい ・立体感
笙子 太田
1月4日読了時間: 4分


「目立つ写真」と「買いたくなる写真」は、似ているようでまったく別物
フード撮影の現場で、よく聞かれる質問があります。 「この写真、すごくかっこいいですよね?」 「でも…売れる写真って、これで合ってますか?」 実はこの2つ、似ているようで目的がまったく違うんです。 私はフードカメラマンとして、 広告・EC・インバウンド向けの撮影を数多く担当してきましたが、 “作品的に目立つ写真”と“買いたくなる写真”は、撮り方も考え方も別物だと感じています。 今日はその違いを、できるだけ分かりやすくお話しします。 目立つ写真(作品的な写真)の特徴 まずは「目立つ写真」から。 これは ・SNSでスクロールを止める ・コンテストやポートフォリオで評価される ・「おしゃれ」「すごい」と言われやすい そんな写真です。 特徴としては、 強い光や影、コントラストがはっきり 構図や色に“作者の個性”が強く出る 食べ物そのものより「世界観」や「美意識」が主役 暗め・静的・ドラマチックな表現も多い 正直に言うと、撮っていて一番楽しいのは、こちらだったりします(笑)。 自分の表現欲が満たされるし、「いい写真ですね」と言ってもらえる確率も高い。 ただし
笙子 太田
1月3日読了時間: 4分


ケーキ撮影の日、スタジオが寒い理由。「冷房MAX」にするのは、わがままではありません・・・!
ケーキ撮影の日、スタジオが寒い理由 「冷房MAX」にするのは、わがままではありません!!笑 ケーキ撮影の日、スタジオに入った瞬間、よく言われます。 「……寒くないですか?」 正直に言うと、 寒いです。かなり。 上着を着たまま撮影することも珍しくありません。 それでも、冷房は弱めません。 なぜなら、 ケーキ撮影において、室温はクオリティに直結するから です。 これは演出でも、こだわりでもなく、料理撮影・食品撮影・商品撮影の現場では極めて現実的な判断です。 クリームは、人が思っている以上に「弱い」 ケーキ撮影で一番の敵は何か。 私は迷わずこう答えます。 温度です。 ・生クリーム ・ムース ・マスカルポーネ ・バタークリーム これらは、人が「ちょっと暖かいな」と感じる温度で、すでに形を保てなくなります。 特に撮影中は、 ・ライトの熱←思っている以上に周辺の温度が上がります ・人の体温 ・空気の流れ これらが重なり、想像以上にケーキは温まっていきます。 結果どうなるか。 ・角が丸くなる ・表面がテカる ・断面がにじむ 味は変わっていなくても、写真では 「
笙子 太田
1月2日読了時間: 4分


舐めるなかれ。マカロン撮影
マカロン撮影は、実はフード撮影の中でもかなり難易度が高いジャンルです。 「カラフルで可愛いから、撮るのは簡単そう」 そう思われがちなのですが、現場に立つと真逆だと感じることが多々あります。 私はフードカメラマンとして、マカロンの商品撮影・メニュー撮影を何度も担当してきましたが、毎回必ずと言っていいほど気を張る被写体です。今回は、そんなマカロン撮影で特に注意しているポイントをお話しします。 ◻︎色合わせ まず最初につまずきやすいのが、色合わせの難しさです。 マカロンはご存じの通り、ピンク、グリーン、イエロー、ブルーなど、色とりどり。 この「カラフルさ」が魅力である一方で、 小物や背景との相性を間違えると、一気にごちゃごちゃした印象になってしまいます。 たとえば、 ・背景もカラフル ・プレートも柄物 ・クロスも色付き こうなると、マカロンの美しさが埋もれてしまいます。 私がよく使うのは、白、生成り、淡いグレー、マットなベージュなどの“受け止め役”になる色。 マカロン自体が主役なので、周囲は「引き算」が基本です。 特に海外向けの商品撮影や、インバウンド
笙子 太田
2025年12月30日読了時間: 3分


冷凍ケーキを「美味しそう」に撮るのはなぜ難しいのか?フードカメラマンが必ず気にする“解凍状態”の話
冷凍ケーキの撮影は、正直に言うと・・・かなり難易度が高いです。 「冷凍なんだから、溶かして撮ればいいですよね?」 初めてご相談いただく方から、よくこう言われます。 でも、料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしている立場から言うと、 それをやってしまうと、ほぼ失敗します。 今日は、なぜ冷凍ケーキは“美味しそう”に撮るのが難しいのか、その理由をフードカメラマンの現場視点でお話しします。 冷凍ケーキは「撮影向きの状態」が一瞬しかない 冷凍ケーキ最大の特徴は、 状態の変化がとにかく早い ことです。 ・解凍が進むと、クリームがダレる ・表面のツヤが消える・断面がにじむ ・フルーツから水分が出る しかもこれ、「完全に溶けた瞬間」から一気に進みます。 つまり、冷凍ケーキには撮影に最適な“一瞬のゾーン”が存在します。 その状態が、 完全解凍でも、 完全冷凍でもない 半解凍 です。 なぜ「完全解凍」はNGなのか 完全解凍した冷凍ケーキは、一見すると食べ頃に見えます。 でも、写真にすると問題が一気に出ます。 ・クリームが重力に負けて形が崩れる ・断面がシャープに出な
笙子 太田
2025年12月29日読了時間: 4分


ケーキ撮影は“サンプル数=クオリティ”が決まる。なぜ1台では足りないのか?
「サンプル、1台で大丈夫ですよね?」 ケーキ撮影のご相談で、この質問を受けないことはほとんどありません。 気持ちはとてもよく分かります。ケーキは原価も手間もかかるし、「同じものなら1台で十分では?」と思いますよね。 でも、フードカメラマンとしてはここだけは、はっきりお伝えしたいことがあります。 ケーキ撮影において、サンプル数は“保険”ではなく“設計”です。 ケーキは「一発勝負」の被写体 料理撮影や食品撮影の中でも、ケーキはかなり特殊な存在です。 理由はシンプルで、 一度切ったら、やり直しがきかない から。 ・断面を見せたい ・層をきれいに見せたい ・クリーム量を伝えたい こうした要素を表現するには、必ず「切る」という工程が入ります。 しかしこの“切る”という行為が、ケーキ撮影では最大のリスクポイント。 ・切る位置が数ミリずれる ・ナイフの角度が甘い ・冷え具合がベストではない これだけで、写真の印象は一気に落ちます。 そして、 その失敗は取り消せません。 サンプル1台=写真がギャンブルになる理由 サンプルが1台しかない場合、撮影はどうしても「賭け
笙子 太田
2025年12月27日読了時間: 3分


美味しいケーキほど、なぜ写真が難しいのか?フードカメラマンが現場で感じている“本当の理由”
「味には自信があるんです。でも、写真にすると“なんか普通”に見えるんですよね」 これは、ケーキの撮影を相談されるときに、パティスリーや食品メーカーの方から本当によく聞く言葉です。 実はこれ、とても自然なことです。なぜなら、ケーキは“美味しいものほど撮るのが難しい食べ物”だから。 料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンとして、今日はその理由を、現場目線でお話しします。 ケーキは「情報量が多すぎる」 ケーキは一見シンプルに見えますが、写真として見ると、実は情報量の塊です。 ・スポンジのきめ ・クリームの質感 ・フルーツやフィリングの配置 ・層の厚み・表面のツヤ ・断面の美しさ これらがすべて一枚の写真に同時に写り込みます。 しかも、どれか一つでも崩れると、「美味しそう」より先に「雑」「安っぽい」「量が少なそう」という印象が立ってしまう。 美味しさのハードルが高い分、写真のハードルも非常に高いのがケーキです。 「中身を見せればいい」は、実は落とし穴 よく言われるのが 「断面を見せたほうが売れますよね?」 という質問。 これは半
笙子 太田
2025年12月25日読了時間: 4分


これからはカメラマンもAIを「使う」時代。
これからは、AIを「使う」時代。 これはカメラマンの仕事が奪われる、という話ではありません。 むしろ逆で、「表現の幅が、もう一段階広がった」という感覚に近いです。 私自身、フードカメラマンとして日々撮影をしていますが、 現場でよく思うのは「ここに、あと一要素だけ入れられたら、 もっと伝わるのに」という瞬間が本当に多いということ。 物理的に難しいことは、実はたくさんあります。 たとえば、バレンタイン用のケーキの撮影。 世界観としては、 ・赤いマニキュアを塗った ・華奢な女性の手が ・ゴールドのスプーンを持ち ・ケーキにそっと差し込まれている そんな一瞬を画角に入れたい。 理由はシンプルで、「甘さ」「ときめき」「女性目線のご褒美感」が、一気に伝わるからです。 でも、現実はどうかというと・・・・。 私の手は、正直、華奢ではありません(笑)。 モデルを手配するほどのカットでもない。 でも、この“手”が入るか入らないかで、写真の印象はまるで変わる。 こういう時に、AIはとても頼れる存在になります。 撮影のベースは、あくまで自分で撮った写真。...
笙子 太田
2025年12月22日読了時間: 3分


ケーキ撮影について、現場で本当に大事なこと
ケーキ撮影について、現場で本当に大事なことをまとめてみます。 私自身、これまでに料理撮影・食品撮影・商品撮影として、 ケーキ、焼き菓子、冷凍スイーツ、EC用の商品撮影まで、かなりの数を撮ってきました。 その中で毎回思うのが、「ケーキ撮影は、見た目以上にシビア」ということです。 特にインバウンド向け、海外向け、EC向けのケーキ撮影ではちょっとした判断ミスが、そのまま“売れない写真”につながります。 今日は、フードカメラマンとしての実体験をベースに、ケーキ撮影で必ず押さえておきたいポイントをお話しします。 まず、ケーキは「中身を見せる写真」が圧倒的に強い、ということ。 断面が見える写真は、 ・層の美しさ ・クリーム量 ・スポンジのきめ細かさ ・フルーツやフィリングの存在 これらを一瞬で伝えてくれます。 実際、海外向けECやSNSでは 「中身が見える=安心感・価値が伝わる」 という傾向が強く、 2023年以降のEC関連調査でも食品カテゴリでは“断面・内部構造がわかる写真”が購入判断に影響する割合が高いことが示されています。 (出典:Shopify「Fu
笙子 太田
2025年12月20日読了時間: 3分
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