クリスマスケーキ写真が「安っぽく見える」5つの理由― きれいに撮った“つもり”が、一番危ない ―
- 笙子 太田
- 18 時間前
- 読了時間: 3分
毎年、夏頃になってクリスマスケーキの販促物を作成する時期になると、パティスリーや食品メーカーの方から、こんな声をよく聞きます。
「写真はあるのに、なぜか高級感が出ない」
「実物はもっと美味しそうなのに、写真になると普通…」
実はこれ、技術の問題というより“設計のズレ”で起きているケースがほとんどです。
今回は、クリスマスケーキ撮影でよく見かける「安っぽく見えてしまう5つの理由」を、プロの現場目線で解説します。
「うちもこれ、やってるかも…」そう気づいた瞬間が、写真を見直すベストタイミングです。
① 生クリームが白飛びしている
いちばん多い失敗がこれです。
生クリームは白い。
だから明るく撮りたくなる。
結果、質感が消えた“真っ白な塊”になる。
白飛びした生クリームは、
・軽そう
・コクがなさそう
・量産品に見える
という印象を与えやすく、価格帯が一気に下がります。
本来、生クリームは「なめらかさ」「厚み」「空気感」を見せることで、初めて“ごちそう”に見えるもの。
光を当てすぎない。影を少し残す。
それだけで印象は劇的に変わります。
② 飾りが多すぎて、主役が分からない
クリスマス=華やか。この発想自体は間違っていません。
でも実際の現場では、
・オーナメント
・松ぼっくり
・リボン
・雪の装飾
・小物のサンタ
全部乗せになっていることが多い。
結果どうなるかというと、「何を売りたい写真なのか分からない」。
海外向け・高価格帯向けの撮影ほど、
主役はケーキだけ。
装飾は空気づくり。
“盛る”より“引き算”ができているかどうかが、安っぽさを分ける分岐点です。
③ サイズ感がまったく伝わらない
写真だけ見て、
・何人分なのか
・高さはどれくらいか
・ボリュームは十分か
これが分からないケーキ写真、実はかなり多いです。
サイズ感が伝わらない写真は、「思ったより小さそう」という不安を生みます。
・フォーク
・手
・カットした一切れ
こうした比較対象が入るだけで、写真は一気に“買う前提の情報”になります。
きれいだけど不親切。
それが、売れない写真の典型です。
④ 暖色ライトで黄色く見えている
「クリスマスは暖かい光で」これも、よくある誤解です。
確かに空気感としては正解。
でも、生クリームが黄色く見えた瞬間に、
・古そう
・重そう
・バター感が強そう
というマイナス印象が出てしまいます。
プロの現場では、光の“雰囲気”と“色再現”を分けて考えます。
ほんのり温かい。
でも白は白として見える。
このバランスが取れていないと、一気にチープに見えてしまいます。
⑤ カット写真がなく、味が想像できない
最後に、これが一番もったいないポイント。
ホールケーキだけの写真。
確かにきれいです。
でも、人は写真を見た瞬間、無意識にこう考えています。
「中、どうなってるんだろう?」
・スポンジの層
・クリームの量
・フルーツの入り方
断面が見えないケーキは、味が想像できません。
特に海外向けやECでは、「切った瞬間」の1カットがあるかどうかで、購入率が大きく変わります。
まとめ:安っぽく見える原因は「写真の善意」
今回挙げた5つの理由、どれも「ちゃんと撮ろう」と思った結果です。
でも、
・明るくしすぎ
・盛りすぎ
・説明不足
この積み重ねが、クリスマスケーキを“普通の商品”に見せてしまいます。
写真は、美しさより「伝わり方」で価値が決まる。
もし今年、「写真を変えて、ちゃんと選ばれたい」そう思われたら、ぜひ一度ご相談ください。
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