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クリスマスケーキ写真が「安っぽく見える」5つの理由― きれいに撮った“つもり”が、一番危ない ―
毎年、夏頃になってクリスマスケーキの販促物を作成する時期になると、パティスリーや食品メーカーの方から、こんな声をよく聞きます。 「写真はあるのに、なぜか高級感が出ない」 「実物はもっと美味しそうなのに、写真になると普通…」 実はこれ、技術の問題というより“設計のズレ”で起きているケースがほとんどです。 今回は、クリスマスケーキ撮影でよく見かける「安っぽく見えてしまう5つの理由」を、プロの現場目線で解説します。 「うちもこれ、やってるかも…」そう気づいた瞬間が、写真を見直すベストタイミングです。 ① 生クリームが白飛びしている いちばん多い失敗がこれです。 生クリームは白い。 だから明るく撮りたくなる。 結果、 質感が消えた“真っ白な塊”になる。 白飛びした生クリームは、 ・軽そう ・コクがなさそう ・量産品に見える という印象を与えやすく、 価格帯が一気に下がります。 本来、生クリームは「なめらかさ」「厚み」「空気感」を見せることで、初めて“ごちそう”に見えるもの。 光を当てすぎない。影を少し残す。 それだけで印象は劇的に変わります。 ② 飾りが
笙子 太田
20 時間前読了時間: 3分


高級おせちが「安く見えてしまう」写真の共通点― 3万円と10万円の差は、料理ではなく“写真”で決まる ―
「味には自信があるんです」 「原材料も妥協していません」 「価格帯としては高級ラインです」 おせち料理の撮影相談で、こうした言葉を聞くことは少なくありません。 それなのに・・・ 写真を見ると、 なぜか高級に見えない。 これは料理の問題ではなく、 ほぼ間違いなく“写真設計”の問題 です。 フードカメラマンとして、これまで1,000件以上の料理撮影・食品撮影をしてきましたが、「高いおせち」と「高そうに見えるおせち」は、まったく別物だと感じています。 写真で“価格”は決まってしまう 海外向け・インバウンド向けの商品では特に顕著ですが、 人は 味を知らない状態で、まず写真だけで価格妥当性を判断 します。 実際、海外ECにおける購買行動では 写真 →価格 →説明文の順で判断されるケースが多いことが分かっています。 (出典:Baymard Institute「E-commerce UX Research 2023」) つまり、おせち料理も 写真の第一印象で「この価格はアリか/ナシか」が決まる 。 高級おせちが安く見える写真の共通点① 詰め込みすぎている...
笙子 太田
2 日前読了時間: 4分


クリスマスケーキ撮影でいちばん大切なこと― 「華やかさ」と「温度管理」はセットで考える ―
クリスマスケーキの撮影は、フード撮影の中でも いちばん難易度が高いジャンルのひとつ です。 理由はシンプルで、 ・時間との戦い ・温度との戦い ・“盛りすぎ”との戦い この3つが同時にやってくるから。 私自身、これまで数多くのケーキ撮影をしてきましたが、 「普通に撮っただけなのに、なんだか安っぽい」 「実物はもっと美味しそうなのに…」という相談は本当に多いです。 今日は、 クリスマスケーキを“ちゃんと価値ある商品”として見せるための撮影ポイント をまとめます。 1. クリスマスケーキ撮影は「温度管理」が9割 まず大前提として。 クリスマスケーキは溶けます。 ・生クリームはダレる ・チョコレートは白く粉を吹く(ブルーム現象) ・フルーツの水分が浮く これ、撮影現場では日常茶飯事です。 そのため、撮影は必ず“段取り先行”が鉄則。 ・構図 ・アングルは事前に決めておく ・テストカットはダミーで行う ・本番ケーキは「最後に出す」 この順番を守るだけで、仕上がりは別物になります。 2. 「盛りすぎ」はクリスマス感を壊す リボン、オーナメント、松ぼっくり、雪
笙子 太田
3 日前読了時間: 3分


おせち料理撮影は「料理写真」ではない― 世界に“意味”と“物語”を伝えるビジュアル設計 ―
お正月に食べる「おせち料理」。 日本で育った私たちにとっては見慣れた存在ですが、海外の方に写真を見せると、驚くほど反応が返ってきます。 「これは何の料理?」 「どうしてこんなに細かく分かれているの?」 「全部に意味があるって本当?」 フードカメラマンとして海外向け・インバウンド向けの撮影をしていると、 おせちは“料理”というより、文化そのもの なのだと実感します。 だからこそ、おせち料理の撮影はただ美味しそうに撮ればいい、という話ではありません。 なぜ今「おせち料理の撮影」が重要なのか 観光庁の発表によると、 2024年の訪日外国人消費額は約5.9兆円 (2025年に6兆円規模に達する見込み)とされ、 その中でも「食体験」「日本文化体験」への関心は年々高まっています。 (出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2024年) おせちは ・日本独自 ・季節限定 ・意味やストーリーが明確 という点で、海外向けの発信と非常に相性が良いコンテンツです。 問題は、“その価値が写真で伝わっていないケースが多い”こと。 おせち料理撮影でよくある失敗 ① 全体を俯瞰
笙子 太田
4 日前読了時間: 3分


高価格帯チョコレートが「この値段でも買われる」写真の条件
高価格帯のチョコレートを扱っている方から、こんな相談を受けることがあります。 「原材料も製法も一流です。でも、写真を見ると“この値段?”と思われそうで不安で…」 実はこれ、とてもよくある悩みです。そして多くの場合、問題は 商品ではなく写真 にあります。 高級チョコレートが「高いから売れない」のではなく、写真が“その値段を肯定していない”だけ、というケースは本当に多いです。 まず前提:写真は「値段の理由」を説明する役割を持つ ECでも海外向けでも、チョコレート写真は単なるビジュアルではありません。 写真は、「なぜこの値段なのか?」を言葉なしで説明する装置です。 逆に言えば、その説明ができていない写真は、どんなに良い商品でも「高い」と判断されます。 条件①「量」を見せすぎない 高価格帯チョコレートで、いちばんやってはいけないのが 全部見せる構図 です。 ・箱を開けた全体 ・粒数が一目でわかる ・情報量が多い写真 これらは、無意識に「コスパ思考」を刺激します。 高級チョコレートで大切なのは、 「どれだけ入っているか」より 「一粒にどれだけ価値があるか」
笙子 太田
5 日前読了時間: 3分


食器撮影は「物撮り」ではなく「ライフスタイル撮影」― なぜ“使われていない器”は売れないのか ―
食器の商品撮影やEC用写真を見ていて、こんな違和感を覚えたことはないでしょうか。 「形はきれいなのに、なぜか欲しくならない」 「高級なはずなのに、価格の理由が伝わらない」 この原因の多くは、 器を“モノ”として撮ってしまっていること にあります。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く行ってきましたが、ラグジュアリー路線や高単価の食器ほど、 物撮り的な写真が致命的に合わない と感じています。 なぜなら、高価格帯の器は「形」ではなく、 その器がある時間や体験にお金を払う商品 だからです。 人の気配がない写真は、なぜ弱いのか 完全に整えられた器。 指紋も影もなく、完璧な状態。 一見、非の打ちどころがない写真ですが、見る側の心はあまり動きません。 なぜか。 それは、 そこに人が存在していないから。 人は商品写真を見るとき、無意識にこう考えています。 「これは、私の生活に入るだろうか?」 「この器を使っている自分を想像できるだろうか?」 人の気配が一切ない写真は、“きれい”ではあっても、 自分の生活との接点が見つからない のです
笙子 太田
6 日前読了時間: 4分


海外向けキッチンツール写真で、日本人がやりがちな失敗― 「伝わる」と「察してもらう」は違う ―
海外向けにキッチンツールや調理器具を展開したい。 そう考えて撮影をしているのに、 「国内では評判がいいのに、海外では反応が薄い」 「写真はきれいなのに、なぜか伝わらない」 そんなご相談をいただくことがよくあります。 私はインバウンド・海外展開に特化したフードカメラマンとして、商品撮影・食品撮影・キッチンツール撮影を数多く担当してきましたが、海外向け写真には日本人が無意識にやってしまう“共通の失敗”があります。 その根本にあるのが、 「察してもらえる前提」で写真を作ってしまうこと 。 今日はその違いを、具体的に解説します。 日本向け写真と海外向け写真の決定的な違い まず大前提として。 日本向け写真は、 情報が少なくても成立しやすい 。 なぜなら、日本人は ・行間を読む ・前提知識を補完する ・文脈を想像する文化に慣れているからです。 一方、海外向け写真は違います。 海外では、 写真そのものが説明書 。 ・どう使うのか ・どれくらいの大きさか ・何ができるのか これが一目で分からないと、「分からない=選ばない」という判断になります。 ここが、日本向け
笙子 太田
7 日前読了時間: 4分


和食器と洋食器で“正解の撮り方”はまったく違う― 世界観を壊さないための視点切り替え ―
食器の商品撮影やEC用写真で、 実はとても多い失敗 があります。 それは、 和食器も洋食器も、同じ撮り方をしてしまうこと。 白背景で、同じ光で、同じ盛り量で撮る。 一見、整っていて「間違いなさそう」ですが、 このやり方は 器の世界観を静かに壊してしまう ことがあります。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く行ってきましたが、特にインバウンド向け・海外展開向けの撮影では、 「和食器なのに、洋食器っぽく見える」「日本らしさが伝わらない」 という相談を受けることが少なくありません。 その原因は、 器の文化背景を無視した撮り方 にあります。 和食器:静・余白・線 和食器の魅力は、 ・完璧でない形 ・揺らぎ ・余白 ・線の美しさ にあります。 日本の器は、「たくさん盛る」ための器ではなく、 間(ま)を楽しむための器 。 撮影でも同じ考え方が必要です。 ・盛りは最小限 ・器の中央に置かない ・余白を怖がらない 特に大切なのが、 器の輪郭と“線”をきちんと見せること。 縁の立ち上がり、釉薬の溜まり、歪みのニュアンス。 これらは、情報
笙子 太田
1月25日読了時間: 4分


高級キッチンツールを“安っぽく見せない”写真設計― 値段ではなく「空気感」で価値は伝わる ―
同じ包丁、同じフライパン、同じキッチンツールなのに、 写真によって「5,000円くらいかな?」と見えるものと、 「これは25,000円しそう」と感じるものがあります。 この差、 実は商品の問題ではありません。 ほとんどの場合、原因は 写真設計 にあります。 私はフードカメラマンとして、商品撮影・食品撮影・キッチンツール撮影を数多く行ってきましたが、高価格帯の商品ほど「写し方」で損をしているケースをたくさん見てきました。 今回は、 高級キッチンツールを安っぽく見せないための写真設計 について、現場で実際に意識しているポイントをお話しします。 なぜ同じ包丁でも「5,000円」と「25,000円」に見えるのか まず大前提として。 人は写真を見た瞬間に、 ・価格 ・品質 ・ブランド格を 無意識に判断 しています。 その判断材料になっているのは、商品の説明文ではなく、 背景 光 影 空気感 です。 極端な話、どんなに良い包丁でも、 白背景 影ゼロ 均一な明るさ で撮ると、 量販品に見えやすい。 逆に、 少し暗部がある 素材の質感が立っている 生活や手仕事の
笙子 太田
1月24日読了時間: 4分


食器撮影で「やってはいけない」盛り付け5選― 器の価値を下げるNG演出 ―
こんにちは、インバウンド・海外展開に特化したフードカメラマン/ビジュアルディレクターの太田笙子です。 食器の商品撮影やEC用写真を見ていると、 「写真はきれいなのに、なぜか器の印象が残らない」そんなケースに、よく出会います。 その原因の多くは、 盛り付けのやりすぎ 。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く行ってきましたが、 食器撮影は“料理の常識”をそのまま持ち込むと失敗しやすいジャンル だと感じています。 この記事では、「うちの写真、これやってるかも…」と、思わずドキッとする 器の価値を下げてしまうNG盛り付け を、5つに絞って解説します。 NG① 料理が主役になってしまう盛り 一番多い失敗が、これです。 ・料理が豪華すぎる ・具材が多い ・色もボリュームも強い その結果、 写真の主役が“器”ではなく“料理”になってしまう。 料理撮影としては正解でも、食器撮影としては不正解です。 見る人の記憶に残るのが「美味しそうな料理」だけになった瞬間、その器は“背景”になります。 食器撮影では、 料理は脇役、もしくは説明役。..
笙子 太田
1月23日読了時間: 4分


キッチンツール撮影で「やってはいけない」NG例集― なぜその写真は使われないのか ―
「形はきれいに撮れているはずなのに、なぜか売れない」 キッチンツールや調理器具の商品撮影で、メーカーさんやEC担当者さんから 本当によく聞く声 です。 実はこれ、珍しい話ではありません。 むしろ、“真面目に撮っている企業ほど陥りやすい落とし穴”とも言えます。 私は料理カメラマン/フードカメラマンとして、商品撮影・食品撮影・EC向け撮影を数多く担当してきましたが、「使われない写真」には、はっきりとした共通点があります。 今回は、 キッチンツール撮影でやってはいけないNG例 を、理由とともに整理してみます。 NG① 白背景・単体写真だけで完結させてしまう まず一番多いのが、 白背景 × 単体 × 正面 の写真だけで構成してしまうケース。 もちろん、・形状確認・カタログ用・規格説明用 としては必要です。 ただし、 それだけでは売れません。 なぜなら、白背景の単体写真は 「物としては分かる」けれど「使う自分が想像できない」から。 ECで商品を選ぶとき、お客様が無意識に探しているのは、 これ、うちのキッチンに合うかな 自分の料理レベルでも使えそう? 使って
笙子 太田
1月22日読了時間: 4分


「料理を載せない」食器写真はアリ?ナシ?― 売れる器写真の境界線 ―
商品撮影やEC用の食器写真について、現場で本当によく聞かれる質問があります。 「料理を載せないで、器だけ撮るのってアリですか?」 「空の器のほうが形はきれいに見えますよね?」 結論から言うと、 アリでもあり、ナシでもある 。 そしてここに、食器撮影が難しい最大の理由があります。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影だけでなく、 食器・キッチンツール・商品撮影も数多く担当してきましたが、 食器撮影ほど“判断基準があいまい”で、失敗しやすいジャンルはありません。 この記事では、 「空の器は本当に伝わるのか?」 「なぜECでは弱くなりやすいのか?」 その境界線を、実務目線で整理していきます。 完全に空の器は、本当に“伝わる”のか? まず、完全に空の器写真のメリット。 ・形がきれいに見える ・デザインを正確に伝えられる ・カタログ的には整っている ここまでは正解です。 ただし問題は、 見る側の感情が動くかどうか 。 ECやブランドサイトで写真を見る人は、 「器の形状を鑑賞したい人」ではなく、 「自分が使ったときのイメージを探している人」です。.
笙子 太田
1月21日読了時間: 4分


ケーキは「箱のまま冷蔵庫保存」はNG〜美味しさも、写真映えも、静かに壊れていく話〜
こんにちは。 フードカメラマンの 太田笙子 です。 ケーキ撮影の現場や、撮影後のやり取りで、実はとても多いのがこの一言。 「とりあえず、箱のまま冷蔵庫に入れておきました」 ……これ、かなりの確率でNG です。 なぜなら、ケーキは“箱のまま冷蔵庫”に入れた瞬間から、劣化が始まる から。 味だけでなく、見た目=写真映えにも、はっきり影響します。 今日は、 ・なぜ箱保存がダメなのか ・何が起きているのか ・撮影目線で見る「致命的ポイント」 を、できるだけわかりやすくお話しします。 なぜ「箱のまま冷蔵庫」がダメなのか? 理由はシンプルで、冷蔵庫の中は“乾燥と匂い”の世界だから。 ケーキの箱は ・通気性がある ・密閉されていない ・紙製で湿度を吸う この3点セット。 つまり冷蔵庫に入れると、 生クリームの水分が一気に抜ける 表面が乾き、ヒビ・粉ふきが起きる 冷蔵庫内の匂い(キムチ・惣菜・玉ねぎ…)を吸う という静かな地獄が始まります。 フードカメラマン的に「一発でわかる劣化サイン」 撮影していると、箱保存されたケーキはすぐ分かります。 クリームのツヤが消え
笙子 太田
1月20日読了時間: 3分


キッチンツール撮影で本当に大切なこと〜「何を撮るか」より、「どう使われるか」を想像させる写真へ〜
キッチンツールの撮影というと、 つい「形がきれいに見えること」「傷や汚れがないこと」に意識が向きがちです。 もちろんそれも大切。 でも、実際に 売れる写真 を見ていくと、もう一段深い共通点があります。 それは 「この道具を使っている自分の姿が、自然に想像できるかどうか」 。 私はフードカメラマンとして、調理器具・キッチンツール・食品・EC向け商品撮影を数多く担当してきましたが、成果が出る写真ほど、必ず「使用シーン」「使用イメージ」が丁寧に設計されています。 なぜ“物だけ”の写真では伝わらないのか 例えば、フライパン。 ・真上からきれいに撮った単体写真 ・背景は白、影も少なく、情報としては完璧 でも、この写真を見た人は「ふーん、フライパンだな」で終わってしまうことが多い。 一方で、 ・火にかけられている ・中で食材が焼けている ・手元が少し写り込んでいる そんな写真になると、「朝ごはんに使えそう」「休日にこれで料理したら楽しそう」と、一気に 自分ごと に変わります。 人は物を買っているようで、本当は“その先の体験”を買っているんですよね。 使用シー
笙子 太田
1月19日読了時間: 3分


EC用とSNS用で変えるチョコレート写真トーン
チョコレートの商品撮影で、とてもよく聞かれる質問があります。 「この写真、ECにもSNSにも使えますよね?」 結論から言うと、 使えます。でも、同じトーンが最適とは限りません。 ECとSNSでは、写真に求められている役割がまったく違うからです。 まず大前提:ECとSNSは“判断のスピード”が違う ECの写真は、 購入判断のための写真 。 SNSの写真は、 止まってもらうための写真 。 この違いを理解せずに同じトーンで撮影・編集すると、どちらも中途半端になります。 EC用チョコレート写真|「迷わせない」トーン設計 EC向け撮影イメージ EC用のチョコレート写真で最優先すべきなのは、 安心して買えること 。 具体的には、 ・色味が安定している ・形が正確に見える ・質感が誤解なく伝わる このため、EC用では トーンは比較的ニュートラル に設計します。 ・コントラストは強すぎない ・影はコントロールする ・色温度はブレさせない 「おしゃれ」よりも「間違いがない」。 ECでは、写真が強すぎると「実物と違いそう」という不安を生みます。 特にチョコレートは、
笙子 太田
1月18日読了時間: 3分


食器撮影で本当に大切なのは「料理」ではなく「視線の行き先」
食器撮影というと、つい 「美味しそうに撮らなきゃ」 「料理をしっかり盛らなきゃ」 と思われがちです。 でも、食器そのものを主役にした撮影では、ここが大きな落とし穴になります。 食器撮影の勝負どころは、“料理を美味しく撮ること”ではありません。 そのお皿があることで、どんな食卓が想像できるか。 どんな時間が流れそうか。 その「美味しい雰囲気」を、いかに視覚で伝えられるかがすべてです。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く行ってきましたが、 食器撮影だけは、料理撮影とは思考を切り替える必要がある と強く感じています。 なぜ「盛りすぎる」とお皿が死ぬのか 料理撮影では、・シズル感・ボリューム・具材の主張 が重要になります。 一方、食器撮影で同じことをやってしまうとどうなるか。 ✔ 料理に目がいってしまう ✔ お皿の形や縁の美しさが見えない ✔ 素材感や厚みが伝わらない 結果、「どんなお皿なのか」が分からない写真になります。 極端に言えば、 料理が主役になった瞬間、その写真はもう“食器写真”ではありません。 食器撮影は「余白を
笙子 太田
1月17日読了時間: 4分


海外ECで売れるチョコレート写真のトーン比較
海外ECでチョコレートを販売する場合、多くの方が最初につまずくのが、 「きれいに撮っているのに、なぜか売れない」 という壁です。 実はこれ、味や価格の問題ではなく 写真のトーンが市場と合っていない ことがほとんど。 海外ECでは、写真は「説明」ではなく 判断材料そのもの になります。 結論:海外ECでは「中間トーン」は弱い 日本向け商品撮影でよく使われる・明るすぎない・暗すぎない・やわらかい中間トーン この写真、海外ECではかなり不利になるケースが多いです。 理由はシンプルで、 EC画面では写真が ・小さく表示される ・強い光環境で見られる ・比較される から。 中間トーンは、リアルでは上品でもEC画面では「印象が残らない」。 海外ECで売れるチョコレート写真は、 意図的にトーンを振り切っています。 パターン① 暗め・コントラスト強|高価格帯・アメリカ向け アメリカ向け撮影イメージ アメリカ向けECで強いのが、 暗め × コントラスト強 のトーン。 ・背景はダークブラウン〜ブラック ・チョコレートのツヤをしっかり出す ・影を恐れない...
笙子 太田
1月16日読了時間: 3分


点数より写真?食べログユーザーの“本音の選び方”〜「評価は高いのに選ばれない店」で起きていること〜
「星3.6あるのに、全然予約が入らないんです」 これは、私が撮影の相談を受ける中で、本当によく聞く言葉です。 正直に言います。 食べログでは、点数は“最後の確認項目”であって、最初の判断材料ではありません。 むしろ多くのユーザーは、「点数が低すぎないか」をざっくり確認したあと、 写真で行く・行かないを決めている 。 これが実態です。 星3.5以上が並ぶ世界で、何が差を生んでいるのか 今の食べログは、正直に言って 星3.5以上の店がゴロゴロ並ぶ世界 です。 ユーザー側の感覚はこうです。 「3.2はちょっと不安」 「3.5以上なら、あとは好み」 つまり、 3.5を超えた瞬間からは“点数による差”はほぼ消える。 では、何で選ばれているのか。 答えはシンプルで、 写真です。 ・美味しそうか ・自分が行くイメージができるか ・なんとなく安心できるか この「なんとなく」の正体が、写真です。 レビューを読む人は、実は少数派 オーナーさんが一生懸命読んでいるレビュー。 実は、 ほとんどのユーザーはそこまで読んでいません。 行動を分解すると、こうなります。 一覧で
笙子 太田
1月15日読了時間: 3分


フードカメラマンが語る「ケーキ撮影は準備が9割」
「撮影当日は、何時間くらいかかりますか?」 ケーキ撮影のご相談で、よく聞かれる質問です。 でも、料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしているフードカメラマンとして、 正直にお答えするとこうなります。 ケーキ撮影は、当日より“前”が一番大事です。 なぜなら、シャッターを切る頃には勝負はほぼ決まっているから。 ケーキ撮影は「やり直しがきかない」 ケーキは、撮影においてとてもシビアな被写体です。 ・一度切ったら戻らない ・時間が経つほど崩れる ・温度で表情が変わる つまり、 撮影中に考えている余裕がない 。 だからこそ、準備段階でどれだけ詰めているかがそのまま写真のクオリティになります。 準備① 何のための写真かを決める まず最初にやるのは、「どう撮るか」ではありません。 「どこで使うか」 を決めます。 ・ECの商品ページ ・海外向けLP ・SNS ・ギフトカタログ 用途が違えば、必要な写真も切り方も優先順位も変わります。 ここが曖昧なまま進むと、「きれいだけど使えない写真」になります。 準備② 切り方は、撮影前に決まっている ケーキ撮影で一番の分岐点
笙子 太田
1月14日読了時間: 3分


カラフルなマカロンを「安っぽく見せない」写真の条件 ──フードカメラマン太田笙子が現場で意識していること
マカロンほど、写真で印象が分かれるスイーツはなかなかありません。 色とりどりで可愛く、並べるだけでもそれなりに映える。 でも一方で、「なぜかチープに見える」「高級ラインなのに価格が伝わらない」という相談がとても多いのも事実です。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く担当してきましたが、マカロンは“撮り方次第で価格帯が一気に下がって見える”代表例だと感じています。 では、何を押さえれば「安っぽさ」を回避できるのか。 今日はその条件を、現場目線でお話しします。 条件①「色数を増やしすぎない」 マカロンはそれ自体がカラフル。 だからこそ、周囲の色は引くのが鉄則です。 背景、器、小物まで色を足してしまうと、 「可愛い」より先に「情報量が多い」が来てしまいます。 私がよく使うのは、 白/生成り/淡いグレー/マットなベージュ。 これらはマカロンの色を邪魔せず、むしろ引き立ててくれる存在です。 ポイントは、 足すなら1色まで。しかも主役の色を拾うだけ。 これだけで、写真の印象は驚くほど落ち着きます。 条件②「光を柔らかくしすぎない」
笙子 太田
1月13日読了時間: 3分
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