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「撮影の知識」だけでは足りない。フード撮影に必要なのは“食の教養”という土台

  • 執筆者の写真: 笙子 太田
    笙子 太田
  • 6 時間前
  • 読了時間: 4分

「カメラの設定は分かるんです。」

「構図や光の理論も学びました。」

それでも、なぜか“違和感”のある写真になる。

これは、フード撮影ではとてもよくあることです。


私はフードカメラマンとして1,000件以上の料理撮影・食品撮影・商品撮影に携わってきましたが、いつも感じるのは・・・

フード撮影は“写真の技術だけ”では完成しないということです。

むしろ本当に差が出るのは、「食」に対する理解の深さです。



カトラリーを“なんとなく”並べると起きること

たとえば、カトラリー。












・フォークは左

・ナイフは右(刃は内側)

・デザート用は上部

これは基本中の基本ですが、意外と知らずに「見た目重視」で配置してしまうケースがあります。

写真だけを見れば、形としては整っている。でも、テーブルマナーとしては成立していない。

これが何を生むか。

無意識の“違和感”です。

特に高単価レストランや海外向けのECサイトでは、この違和感は信頼低下に直結します。

観光庁の「訪日外国人消費動向調査(2024年速報)」によると、訪日客の消費額は過去最高水準を更新しています(出典:観光庁 2024年発表)。

つまり、目の肥えた海外ユーザーが増えているということ。

“分かる人には分かる違和感”は、想像以上に大きな影響を持ちます。



お刺身の盛り方を知らずに撮るとどうなるか

刺身は、ただ並べればいいわけではありません。

・魚の種類ごとの厚み

・“山”と“谷”の立体感

・つまの意味

・器との余白バランス

和食は「余白」「静けさ」「季節感」で成立しています。

これを知らずに、ボリューム感だけを出そうとすると・・・

一気に“居酒屋感”が出てしまう。

海外向けに和食を紹介する際、盛り付けが文化的文脈とずれていると、それだけで価値が落ちて見えるのです。

私は海外展開・インバウンド特化のフードカメラマンとして撮影を行っていますが、和食の撮影では必ず「料理の流儀」を確認します。

包丁の入れ方、向き、器の格。

ここが整って初めて、写真の設計に入ります。



器の位置が1cm違うだけで“価格帯”が変わる

器の置き方には“重心”があります。

中央に置くのか、あえて余白を残すのか。

箸は縦か横か。手前に寄せるのか、奥に引くのか。

この微差が、

3,000円のランチに見えるのか

12,000円のコースに見えるのか

を分けます。

写真は光と構図の技術だけで作られているのではありません。

文化・作法・価格帯理解・食材知識の集合体です。



なぜフード撮影は“奥深い”のか

一般的な商品撮影は、モノの形や質感を伝えることが中心です。

でも、料理撮影は違います。

・温度を感じさせる

・香りを想像させる

・食文化を背景に持つ

・食べる体験を想起させる

つまり、体験の翻訳です。

私がよくお伝えしているのは、


“写真は、翻訳できない言語。”


文化を理解せずに撮ると、“美味しそう”は伝わりません。



だから私は「料理道具」も揃える

刺身包丁を新調したのも、盛り付けまで自分で整えたいから。

器やカトラリーも、価格帯に合わせて選びます。

カメラ機材だけではなく、食に関する知識や道具への投資も惜しまない。

それが、ラグジュアリー体験業種の撮影に必要だと考えています。


フードカメラマンとは何をする人なのか

フードカメラマン、料理カメラマン、food photographer。

肩書きは色々ありますが、本質は「食を理解し、翻訳する人」だと思っています。

ただ明るく撮る・ただシズルを出す・ただ寄って撮る

それだけでは足りない。

食文化を知らない写真は、どこか薄い。

逆に、食を理解している写真は、静かでも強い。


最後に

もし今、

「写真は悪くないのに、なぜか選ばれない」

そう感じているなら。

それは撮影技術ではなく、“食の文脈”が足りないのかもしれません。

海外展開・インバウンド集客を目指す飲食店様、食品ブランド様へ。


Light & Green Inc. では、文化背景まで踏み込んだ料理撮影・食品撮影をご提案しています。

📩 お問い合わせはこちらhttps://www.foodphoto-shoko.com/contact

写真は、世界共通の第一印象。

だからこそ、「撮れる」ではなく、「伝わる」へ。

フードカメラマン 太田笙子でした。

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