EC用ケーキ写真で「絶対に入れるべき3カット」
- 笙子 太田
- 1月6日
- 読了時間: 3分
EC用ケーキ写真で「絶対に入れるべき3カット」
この3枚がないと、売れません。
「写真はきれいに撮れているはずなのに、ECで売れない」
ケーキの商品撮影で、こんな相談を受けることは本当に多いです。
実はその原因、
写真の“クオリティ”ではなく“構成”にあることがほとんど。
料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンの立場から言うと、
EC用ケーキ写真には
必ず入れるべき3つのカットがあります。
逆に言えば、この3つが揃っていないと、
どんなにきれいでも「買う決断」ができません。
① 全体カット|「何の商品か」を一瞬で伝える



まず必要なのが、全体が分かる写真です。
・ホールか
・カットケーキか
・サイズ感
・デザイン
これを一瞬で理解させる役割があります。
ECでは、お客様はじっくり説明文を読みません。
最初の1枚で「これは何か」「自分が買う対象か」を判断しています。
ここで重要なのは、盛りすぎないこと。
・角度は安定
・形が正確
・色味は実物に近く
この1枚は“広告写真”ではなく
商品確認用の写真という意識が必要です。
② 断面カット|「中身=価値」を見せる



EC用ケーキ写真で、
最も重要と言ってもいいのが断面です。
なぜなら、ケーキの価値は
・層
・クリーム量
・スポンジのきめ
・フィリング
といった中身に集約されているから。
特に海外向け・冷凍ケーキでは、
「中が見えない=不安」につながります。
ここで大切なのは、
・切る位置
・解凍状態(冷凍なら半解凍)
・ナイフの角度
断面は、一度失敗するとやり直せません。
だからこそ、サンプル数や事前設計がクオリティを左右します。
③ スプーン(フォーク)入りカット|「食べる想像」をさせる


3つ目が、意外と軽視されがちですが
実は売上に効くカットです。
それが、スプーンやフォークが入った写真。
このカットがあることで、
・柔らかさ・口どけ・食べる瞬間
を、言葉なしで伝えることができます。
人は、「食べている自分」を想像できたとき、購入に一歩近づきます。
特にECでは、
この“想像の後押し”が非常に重要です。
ここで注意したいのは、やりすぎないこと。
・動きは最小限・清潔感重視・主役はあくまでケーキ
あくまで想像のスイッチとして使います。
なぜ「3カット必要」なのか
この3カットは、それぞれ役割が違います。
・全体カット → 商品理解
・断面カット → 品質・価値確認
・スプーン入り → 食べる想像
ECでは、店員の説明がありません。
写真が
・説明
・安心
・欲求
すべてを担います。
どれか1つ欠けるだけで、購入の流れが止まります。
写真が足りないと「比較で負ける」
2023年以降のEC行動調査では、食品カテゴリにおいて
「写真情報が不足している商品は、比較検討の段階で除外されやすい」
という傾向が示されています。
(出典:Shopify “Future of Commerce Report 2023”、Think with Google 食品EC調査 2024)
つまり、味の勝負以前に、
写真の情報量で負けているケースが多いのです。
EC用ケーキ撮影は「設計」がすべて
EC用のケーキ写真は、きれいに撮ることより、
・何を伝えるか
・どの順で見せるか
・どこで不安を消すか
この設計がすべてです。
料理カメラマン・フードカメラマンの仕事は、
シャッターを切る前にほぼ終わっています。
もし今、
・ECで売上が伸びない
・写真はあるが、足りているか分からない
・海外向けで通用するか不安
そう感じているなら、写真の「枚数」ではなく
役割を見直すタイミングかもしれません。
フードカメラマンとして、ECに強いケーキ撮影の設計からお手伝いできます。
ご相談はこちらからどうぞ。https://www.foodphoto-shoko.com/contact
次は、「自分で撮る?プロに頼む?ケーキ撮影の分かれ道」について書いていきます。



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