海外ECで売れるチョコレート写真のトーン比較
- 笙子 太田
- 1月16日
- 読了時間: 3分
海外ECでチョコレートを販売する場合、多くの方が最初につまずくのが、
「きれいに撮っているのに、なぜか売れない」
という壁です。
実はこれ、味や価格の問題ではなく写真のトーンが市場と合っていないことがほとんど。
海外ECでは、写真は「説明」ではなく判断材料そのものになります。
結論:海外ECでは「中間トーン」は弱い
日本向け商品撮影でよく使われる・明るすぎない・暗すぎない・やわらかい中間トーン
この写真、海外ECではかなり不利になるケースが多いです。
理由はシンプルで、
EC画面では写真が
・小さく表示される
・強い光環境で見られる
・比較される
から。
中間トーンは、リアルでは上品でもEC画面では「印象が残らない」。
海外ECで売れるチョコレート写真は、意図的にトーンを振り切っています。
パターン① 暗め・コントラスト強|高価格帯・アメリカ向け

アメリカ向けECで強いのが、暗め × コントラスト強のトーン。
・背景はダークブラウン〜ブラック
・チョコレートのツヤをしっかり出す
・影を恐れない
このトーンは、「濃厚」「贅沢」「満足感」を一瞬で伝えられます。
特に、
・高カカオ
・プレミアムライン
・ギフト単価が高い商品
では、このトーンが非常に相性がいい。
逆に、明るく整えすぎると「軽い」「量産品」に見えてしまいます。
パターン② 彩度控えめ・低コントラスト|ヨーロッパ向け

ヨーロッパ向けECでは、派手さは逆効果になることがあります。
売れるのは、
・彩度控えめ
・自然なブラウン
・影を残した落ち着いたトーン
このトーンは、「伝統」「職人」「信頼」を感じさせます。
ヨーロッパ市場では、写真が強すぎると「商業的」「安っぽい」と受け取られることも。
そのため、
・コントラストは抑えめ
・素材感を大切に
・背景も自然素材中心
こうしたトーン設計が、EC上で“長く選ばれる”写真になります。
パターン③ 明るめ・整理されたトーン|アジア向け

アジア向けECで重要なのは、安心感と清潔感。
・背景は明るめ
・影は強くしすぎない
・情報が整理されている
このトーンは、「贈って失敗しない」「品質が良さそう」という判断につながります。
ただし、明るいだけではNG。
チョコレート自体の色はしっかり濃く、形とツヤを丁寧に見せることで「高級感」を担保します。
アジア向けECでは、暗さよりも不安を感じさせないことが最優先です。
売れる写真は「好み」ではなく「役割」で決まる
海外ECで売れるチョコレート写真は、カメラマンの好みで作りません。
・どの国に
・どの価格帯で
・どんな使われ方をするか
これを決めてからトーンを設計します。
つまり、海外EC向け商品撮影とは写真のマーケティング設計そのもの。
同じチョコレートでも、トーンが違えば売れる市場も変わります。
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