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パリパリスイーツは「音」を撮る。食感を写真で伝えるための撮影設計、教えます
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 少し前から、ある種類のスイーツが気になって仕方なくなっています。 ブリュレのキャラメリゼを割る瞬間。 チョコのコーティングが一気に砕ける断面。 カダイフ(パリパリの乾麺)とピスタチオを組み合わせたドバイチョコの、あのザクザクとした歯応え。 いわゆる「パリパリ系・ザクザク系」のスイーツが、ここ最近で明らかに存在感を増しています。 飲食トレンドを調査・発信する求人飲食店ドットコムの2025年版レポートによると、 2024年はザクザク食感が人気を集め、 2025年はさらに進化した「ハイブリッド食感」、 つまりパリパリ&もちもち、サクサク&ふわふわといった組み合わせが注目されると分析されています (出典:求人飲食店ドットコム「飲食店が参考にしたい、2025年のトレンドグルメ」2025年2月公開)。 面白いのは、この食感ブームを後押ししている要因のひとつが「音」であること。 SNSのASMR動画(咀嚼音などを収音した動画コンテンツ)の普及が、食感そのものを購買動機にしているという流
笙子 太田
6 日前読了時間: 5分


春夏秋冬・食品撮影の繁忙期カレンダー完全版|年間スケジュールを押さえて“売れるタイミング”を逃さないために
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 前回の記事では、「7〜8月は秋冬商戦の撮影ラッシュ」というお話をしました。 では、1年を通して見るとどうでしょうか? 実はフード撮影には、“明確な年間スケジュール”があります。 これを知らずに動くと、 ・撮影が間に合わない ・売りたいタイミングに写真がない ・結果的に売上を逃す ということが本当に起こります。 逆に言うと、 このカレンダーを押さえるだけで、売上設計が一気に変わります。 今日は、保存版として「食品撮影 年間スケジュール」を月別でまとめていきます。 【完全版】食品撮影 年間スケジュール(保存推奨) 1月|バレンタイン最終調整・春商品の仕込み ・バレンタイン直前の追加撮影(3月14日 → 逆算して1月中に撮影) ・ホワイトデー素材の最終仕上げ ・春スイーツ・桜商品の企画撮影開始(3〜4月発売 → 1〜2月撮影) この時期は「短期戦」。 差し替えや追加カットのスピードが重要です。 2月|ホワイトデー&春本番 ・ホワイトデー撮影ピーク ・桜 ・いちご系ビジュアルの量
笙子 太田
5月9日読了時間: 5分


7月・8月は秋冬商品の撮影ラッシュ。今すぐ動かないと間に合わない理由
「秋に新商品を出したいんですが、撮影っていつ頃依頼すればいいですか?」 食品メーカーや飲食店のご担当者から、こういった相談をよくいただきます。 そして多くの場合、「もう少し早く相談してくれたら……」と感じることがあります。 食品撮影には、一般的にあまり知られていない「業界の時間軸」があります。 この記事では、その逆算構造を知っておくだけで発注ミスがなくなる、というお話をします。 商品発売の「3〜4ヶ月前」が撮影タイミング 食品メーカーが新商品を店頭に並べるまでには、多くの工程があります。 撮影した写真は、パッケージデザインに使われ、販促チラシやECサイトに掲載され、営業用の資料にも入ります。 そのどれもが、印刷・制作・入稿の締め切りを持っています。 つまり、こういう流れです。 商品発売(10月) ← 印刷物・パッケージ入稿(9月)← デザイン制作(8月〜9月)← 写真撮影(7月〜8月) ← 撮影内容の打ち合わせ・サンプル準備(6月〜7月) 10月に商品を出したいなら、今すぐ動き始める必要があります。 7〜8月が「秋冬撮影の集中期」になる理由...
笙子 太田
5月8日読了時間: 4分


フードカメラマンは「料理を作れた方がいいのか」〜 料理撮影の現場から考える 〜
こんにちは、フードカメラマンの太田笙子です。 料理撮影・食品撮影を専門に活動しています。 仕事柄、いろんな方と話す機会が多いのですが・・・ 飲食店のオーナーさん、食品メーカーの方、フードカメラマンを目指している方 かなりの確率でこんな質問をいただきます。 「料理もできた方がいいんですか?」 実は私、この質問がけっこう好きです。 なぜかというと、「撮影ってどういう仕事か」を深く理解しようとしている人だからこそ出てくる質問だと思っているから。 結論から先に言うと、プロの料理人レベルで作れる必要はまったくありません。 でも、料理を作る経験があるかどうかで、写真の「深さ」が確実に変わると感じています。今日は、その理由をちゃんと言葉にしてみようと思います。 ■ 料理を作ると「どこを見せるか」の判断が変わる フード撮影で一番難しいのは、実は技術より判断だと思っています。 シャッターを切る前の「どこを見せるか」という選択が、写真の良し悪しをほぼ決めてしまう。 料理を作る経験があると、この判断が格段に早くなります。 たとえば、煮込み料理を撮るとき。...
笙子 太田
5月3日読了時間: 5分


フード撮影は「料理人との会話」で決まる 〜良い料理写真は撮影前に決まっている 〜
こんにちは。 料理撮影・食品撮影を専門にしているフードカメラマン、太田笙子です。 フード撮影の仕事をしていると、 「写真って、やっぱり技術が全てですよね?」と聞かれることがあります。 確かに、技術は大切です。 でも現場に立ち続けてきた経験から言うと、 良い料理写真を生み出す上で技術よりもずっと重要なことがある。 それが、料理人との会話です。 ■ 良い写真は、撮影前に半分決まっている 撮影が始まる前に料理人と話す時間があります。 この時間を大切にするかどうかで、仕上がりの写真は大きく変わります。 「この料理のコンセプトは何ですか?」 「一番見せたいポイントはどこですか?」 「お客様にどんな印象を持ってほしいですか?」 こういった質問をしながら、写真の方向性を一緒に整えていきます。 料理人との対話を経ずに撮った写真と、そうでない写真は、 見た目のクオリティは似ていても、何かが違う。 その「何か」が、見る人の心を動かすかどうかを分けると、私は思っています。 ■ 料理人のこだわりは、写真のヒントになる 実際に料理人の方と話していると、撮影の方向性を決定づ
笙子 太田
5月2日読了時間: 4分


フード撮影は「食に興味がない人」でもできるのか
こんにちは。 料理撮影・食品撮影を専門にしているフードカメラマンの太田笙子です。 今日は、フード撮影の仕事をしているときに、時々考えることについて書いてみたいと思います。 それは、 「フード撮影は、食に興味がなくてもできるのか?」 というテーマです。 実は以前、ある方からこんな話を聞いたことがあります。 「僕は食に興味ないけど、フード撮影できましたよ」 その方は、元飲食チェーン店の社員の方で、店舗の写真などを撮影していた経験があるとのことでした。 その話を聞いたとき、私は 「なるほど、確かにそれはそうだな」と思う一方で、 「でも、私が思っているフード撮影とは少し違うかもしれない」 とも感じました。 今日はその理由について書いてみます。 「撮影できる」の定義は人によって違う まず最初に結論から言うと、 食に興味がなくても、フード撮影はできます。 カメラの知識があれば、 ・光を当てる ・構図を整える ・露出を合わせる ・ピントを合わせる こういった技術を使って、料理の写真を撮ることはできます。 つまり、 料理という被写体の「物撮り」 として考えれば、
笙子 太田
4月25日読了時間: 4分


料理写真はなぜ「人の手」を入れると強くなるのか〜フードカメラマンが“人の気配”を大切にする理由
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 料理写真を見るとき、 つい料理そのものに目がいきます。 ですが、料理撮影では 料理だけを写す写真よりも 人の気配がある写真 のほうが強くなることが多いです。 その代表的な要素が 人の手 です。 今日は、料理写真に人の手を入れる理由についてお話しします。 料理は「体験」 料理は、ただの物ではありません。 ・箸でつまむ ・フォークで切る ・スプーンですくう こうした動作を通して体験されるものです。 そのため料理写真でも、 食べる動作 が入ると 写真は一気にリアルになります。 人の手があるとサイズ感が伝わる 料理写真で難しいのが サイズ感 です。 料理だけを写すと、 ・量が多いのか ・小皿なのか が分かりにくいことがあります。 そこに人の手が入ると、 料理の大きさや量が 自然に伝わります。 海外向け写真では特に効果的 インバウンド向けの料理写真では、 ・箸を持つ手 ・料理を取り分ける手 ・乾杯の瞬間 などの写真がよく使われます。 これは、 食体験を想像しやすくする ためです。
笙子 太田
4月14日読了時間: 2分


パステルカラーの広告撮影で「印象に残る」写真を撮るには?〜イースター・春シーズン撮影のコツを徹底解説〜
パステルカラーって、写真にするとなんかぼんやりしちゃうんですよね」 撮影のご相談をいただくとき、こういう声をよく聞きます。 わかります!すごくわかります! 淡い色は確かに難しい。 でも実は、ポイントを押さえれば、パステルカラーの撮影こそ、見た人の記憶にじんわりと残る広告写真になるんです。 私、太田笙子はフードカメラマンとして、飲食店や食品ブランドの広告撮影を手がけてきました。 イースターシーズンの撮影は毎年ご依頼が増えるテーマのひとつ。 今回は、淡い色合いの装飾が多い春シーズン撮影で、印象のある広告写真をつくるためのポイントをまとめました。 そもそも、なぜパステルカラーは「弱い写真」になりやすいのか まず、なぜぼんやりした仕上がりになりやすいのかを知っておくと、対策が立てやすくなります。 パステルカラーとは、白をたくさん混ぜた高明度・低彩度の色のこと。 ピンク、ラベンダー、ミントグリーン、バターイエロー・・・ どれも美しい色ですが、彩度が低い分、写真の中で埋もれやすい性質を持っています。 さらに、柔らかい光と組み合わせると、全体がフラットに見えて
笙子 太田
4月5日読了時間: 7分


なぜ料理写真は「左側から光」が多いのか〜フードカメラマンが光の向きを決めるときの考え方〜
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 料理撮影の現場を見た方から、よくこう聞かれます。 「どうして料理写真って左から光が当たっていることが多いんですか?」 確かに、料理写真を見ると 左側から光が来ている写真が多いことに気づきます。 ただし、これは単なるルールではありません。 実はフードカメラマンは、 料理ごとに 「光の向き」を設計している のです。 今日は、料理撮影において 光の向きがどのように決まるのかを解説してみたいと思います。 料理の立体感は「影」で決まる 料理写真で一番大切なのは、 立体感 です。 例えば ・ハンバーグ ・ステーキ ・ケーキ ・パン こうした料理は、 影があることで厚みや高さが伝わります。 もし正面から均一に光を当ててしまうと、 料理は平面的になり 美味しそうに見えなくなることがあります。 そのため料理撮影では、 ・斜めから光を当てる ・影をコントロールする という方法がよく使われます。 光の向きで料理の印象が変わる 光の方向が変わると、 料理の見え方は大きく変わります。 例えば 逆光
笙子 太田
4月3日読了時間: 2分


なぜ海外ブランドは写真に何百万円もかけるのか— ビジュアルが売上を左右する理由 —
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 海外ブランドの広告やECサイトを見ると、 「写真がとにかく美しい」 と感じたことはありませんか? 実は多くの海外ブランドでは、 商品写真や料理写真の制作に 数百万円規模の予算 がかけられることも珍しくありません。 なぜそこまで投資するのでしょうか。 理由① 写真は24時間働く営業だから ECサイトでは、 店員さんはいません。 代わりに働くのが 写真 です。 写真は ・商品の価値 ・価格帯 ・ブランドイメージ を数秒で伝えます。 つまり写真は 営業・広告・接客を同時に行う存在 なのです。 理由② ブランド価値はビジュアルで決まる 同じ商品でも、 写真の見せ方によって ・5,000円に見える ・50,000円に見える という差が生まれます。 高級ブランドほど、 ビジュアルの統一感を徹底しています。 ・色 ・光 ・背景 ・世界観 これらが揃うことで、 ブランドの価値が伝わります。 理由③ SNS時代は「写真が広告」 現在、多くの商品は SNS EC 広告 で販売されています。
笙子 太田
4月2日読了時間: 2分


なぜ私は“ひとりのフードカメラマン”で終わらなかったのか。チームで撮るという選択
フード撮影は、感性の仕事です。 だからこそ、「自分が撮らないと意味がない」そう思っていました。 でも、1,000件以上の料理撮影・食品撮影を経験する中で、あることに気づきました。 本当に価値があるのは、 “自分が撮ること”ではなく、“価値を再現できること” だと。 フード撮影は“偶然の芸術”ではいけない 料理は毎回状態が違います。 火入れの秒数、湯気の上がり方、ソースのとろみ、盛り付けの重心 それをその場の感覚だけで撮っていたら、再現性はありません。 しかし企業様にとって必要なのは、“奇跡の1枚”ではなく、 安定して成果を出すビジュアル設計 です。 特にインバウンド向け、海外EC向け、多拠点展開しているブランド様にとっては「どこで撮ってもブランドが崩れない」ことが重要になります。 なぜチーム化したのか 私が率いる株式会社Light & Green には、全国にフードカメラマンが在籍しています。 理由はシンプルです。 1人では、ブランドを“面”で守れないから。 例えば、 ・東京と大阪で同時撮影 ・全国チェーンの統一ビジュアル ・急な大量案件 これ
笙子 太田
4月1日読了時間: 3分


売れるスイーツEC写真の構成— 商品撮影は「1枚」ではなく「設計」で売れる —
洋菓子ブランドやスイーツブランドのECサイトを見ていると、ときどきこんなケースがあります。 写真はきれい。 お菓子も美味しそう。 でも、なぜか売れていない。 その原因のひとつが 写真の構成が足りない ということです。 ECサイトの場合、写真は単なるイメージではありません。 商品説明そのもの です。 つまり、「どんな写真を何枚用意するか」がとても重要になります。 フードカメラマンとして料理撮影・食品撮影・商品撮影を担当してきた経験から、スイーツECで売れやすい写真構成をご紹介します。 ① メイン写真(第一印象) まず最も重要なのが 1枚目の写真 です。 ECサイトでは、多くのユーザーが最初の写真だけを見て ・クリックするか ・商品ページを開くか を判断します。 この写真では ・美味しそう ・ブランドの雰囲気 ・商品の形 が一目で伝わることが重要です。 背景や構図はシンプルにして、 主役をしっかり見せる ことがポイントです。 ② 商品単体写真 ECでは、 商品の形がわかる写真 も必須です。 例えば 正面、斜め、断面 など。 お客様は 「どんな商品なの
笙子 太田
3月29日読了時間: 3分


洋菓子ブランド撮影で最初に決めるべき5つのこと— 商品撮影を成功させるための設計 —
新しく洋菓子ブランドを立ち上げるとき、多くの方がまず考えるのが「写真撮影」です。 ECサイトInstagram広告パンフレット いまの時代、写真はブランドの顔になります。 しかし実際の現場では、 「とりあえず撮影してみたけれど、なんだかブランドの印象が弱い」 というケースも少なくありません。 その原因の多くは、 撮影の前に決めるべきことが決まっていない ことです。 フードカメラマンとして料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く担当してきた経験から、ブランド立ち上げの撮影で必ず整理しておきたいポイントを5つご紹介します。 ① 誰に向けたブランドなのか まず最初に決めるべきことは ターゲットのお客様です。 例えば ・自分へのご褒美スイーツ ・ギフト用スイーツ ・日常のおやつ ・高級ブランド これによって写真の方向性は大きく変わります。 例えば 高級ギフトなら落ち着いた色設計 カジュアルスイーツなら明るく親しみやすい写真 この違いは、撮影設計の出発点になります。 ② ブランドの空気感 洋菓子ブランドの場合、 写真は「商品」だけではなく ブランドの空気感 を
笙子 太田
3月27日読了時間: 3分


ブランド立ち上げ時に失敗する商品写真— 実はよくある3つのパターン —
新しく食品ブランドや洋菓子ブランドを立ち上げるとき、 「まずは写真を用意しよう」 と考える方は多いと思います。 しかし実際の現場では、 写真の方向性が決まっていないまま撮影してしまう ケースも少なくありません。 その結果、 SNS、EC、広告 すべてで使いづらい写真になってしまうことがあります。 ここでは、ブランド立ち上げ時によくある商品撮影の失敗パターンをご紹介します。 ①背景がバラバラ 意外と多いのが 写真ごとに背景が違うケースです。 例えば ・白背景 ・木のテーブル ・カフェ風 ・大理石 などが混ざると、 ブランドとしての統一感がなくなります。 写真は綺麗でもブランドとして覚えてもらいにくくなります。 ②パッケージが主役になっていない 洋菓子ブランドの場合、商品と同じくらい重要なのが パッケージデザイン です。 しかし撮影によっては ・お菓子ばかり目立つ ・パッケージが小さい ・ロゴが見えない ということがあります。 ブランド写真では パッケージも主役 にする必要があります。 ③SNSとECを同じ写真で済ませる ECとSNSでは、写真の役割
笙子 太田
3月26日読了時間: 2分


高級感のあるスイーツ写真の設計— 500円に見える写真と、1500円に見える写真の違い —
同じスイーツでも、 500円に見える写真1500円に見える写真 があります。 これは決して大げさな話ではありません。 料理撮影や商品撮影の現場では、 写真によって商品の価格イメージが変わる ことはよくあります。 では、高級感のあるスイーツ写真とはどんな写真なのでしょうか。 フードカメラマンとして撮影している現場から、いくつかのポイントをご紹介します。 ①光が強すぎない スイーツ撮影でよくある失敗が 「明るすぎる写真」 です。 明るくすれば綺麗になると思いがちですが、実は高級感は 適度な陰影 によって生まれます。 ・立体感 ・質感 ・奥行き これらが出ることで、スイーツの存在感が強くなります。 ②色を増やしすぎない 高級感のある写真は、実は 色数が少ない ことが多いです。 例えば ・背景 ・器 ・小物 これらの色が多すぎると、写真は賑やかになります。 しかし 高級感は 静かな画面 から生まれます。 例えば ・ベージュ ・グレー ・木 ・石 などの落ち着いた素材はスイーツの上品さを引き立てます。 ③余白を恐れない スイーツ写真では 「画面を埋めたくな
笙子 太田
3月25日読了時間: 2分


売れる洋菓子ブランド写真の作り方— 商品撮影で売上が変わる理由 —
新しく洋菓子ブランドを立ち上げるとき、多くの方が最初に悩むのが「写真」です。 パッケージもこだわった。 味にも自信がある。でも、ECサイトやSNSに掲載したときに 「なぜか売れない」 そんなケースは少なくありません。 実は洋菓子ブランドの場合、 写真の設計によって売上は大きく変わります。 私はフードカメラマンとして、レストランの料理撮影、食品撮影、ECの商品撮影などを1000件以上経験してきましたが、その中で感じるのは、 売れる写真には共通する構造がある ということです。 ①「美味しそう」だけでは足りない 洋菓子の写真というと、まず思い浮かぶのは シズル感、艶、断面 など、「美味しそうに見える写真」だと思います。 もちろんこれはとても重要です。 しかしブランドとして販売する場合、それだけでは弱いことが多いのです。 なぜなら洋菓子は ・ギフト ・自分へのご褒美 ・特別な日のスイーツ など、 感情と一緒に購入される商品 だからです。 つまり、 「美味しそう」 だけではなく 「このブランド好きかも」 と思わせる写真が必要になります。 ②ブランドの世界観
笙子 太田
3月24日読了時間: 3分


フードカメラマンとは|料理撮影のプロの仕事
レストランのメニュー写真。食品メーカーの広告。ECサイトの商品ページ。 私たちが日常的に目にしている「食べ物の写真」の多くは、フードカメラマン(料理カメラマン)によって撮影されています。 スマートフォンでも綺麗な写真が撮れる時代になりました。 それでも、レストランや食品ブランドがプロのカメラマンに依頼する理由があります。 なぜなら料理写真は、 ただ撮るだけでは魅力が伝わらない からです。 光、温度感、質感、器、スタイリング、さらには文化的背景まで。 料理撮影は、さまざまな要素を設計してはじめて完成します。 この記事では、 フードカメラマンとはどんな仕事なのか を、料理撮影の現場の視点から解説します。 フードカメラマンとは フードカメラマンとは、 料理・食品・食に関わるビジュアルを専門に撮影するカメラマン のことです。 料理撮影は一般的な商品撮影とは大きく異なります。 例えば、フード撮影では次のような要素を考えながら撮影します。 ・料理を最も美味しそうに見せる光の設計 ・温度や香りまで感じさせる表現 ・食文化やブランドの世界観の理解 ・料理人やブラ
笙子 太田
3月21日読了時間: 6分


インバウンド向けヘルシー料理の色設計— 国別NGカラーと心理背景 —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 最近、健康志向の食品やレストランの撮影依頼が増えています。 グルテンフリー、ビーガン料理、低糖質スイーツ、高タンパクメニューなど、いわゆる“ヘルシー系メニュー”です。 ただ、インバウンド向けの撮影で意外と見落とされがちなのが 色設計(カラー設計) です。 料理写真は「美味しそう」に見えれば良い、と思われがちですが、実は国や文化によって 好まれる色や避けられる色 がかなり違います。 私がセミナーなどでお話ししている「世界に伝わるビジュアル戦略」でも触れているのですが、写真の色は文化によって意味が変わることがあります。 今日は、ヘルシー料理をインバウンド向けに撮影する際に意識している 国別の色設計と心理背景 についてお話しします。 アメリカ:明快で力強い色 アメリカ市場では、 はっきりした色 が好まれる傾向があります。 例えば、 ・鮮やかなグリーン ・明るい赤 ・白とのコントラスト ・彩度の高い色 アメリカの広告文化は、 明確・ポジティブ・力強い という特徴があります。 そのためヘ
笙子 太田
3月15日読了時間: 4分


ヘルシー食品こそ「人の手」を入れるべき理由— なぜ物撮りでは弱いのか —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 健康志向の食品、いわゆる「ヘルシー食品」の撮影をしていると、よくご相談いただくのが 「商品をきれいに撮ってほしい」 というご要望です。 もちろん、食品撮影や商品撮影では、商品単体の写真(いわゆる物撮り)はとても重要です。 ECサイトでは特に、形やサイズ、内容量などを正確に伝えるカットが必要になります。 ただ、ヘルシー食品に関しては、 物撮りだけでは弱い と感じることが多いのです。 今日は、料理カメラマンとして撮影の現場で強く感じている ヘルシー食品に「人の手」を入れる理由 についてお話しします。 ヘルシー食品は「体験」を売っている まず大前提として、ヘルシー食品は 単なる食品ではなく、 ライフスタイル を売っています。 例えば、 ・高タンパク食品 ・グルテンフリー ・ビーガン料理 ・低糖質スイーツ これらはすべて 「健康的な生活」 という体験とセットで選ばれています。 つまり、 食べた後の自分の状態 まで含めて商品価値があるのです。 ところが、商品単体の写真だけでは ・どんなシ
笙子 太田
3月13日読了時間: 4分


グルテンフリーは「アレルギー対応」だけでは売れない— 海外市場では“選択肢のひとつ” —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 最近、 グルテンフリー食品の料理撮影・商品撮影のご相談 が増えています。 米粉スイーツ、グルテンフリーパン、グルテンフリーラーメン、ビーガンスイーツなど、ジャンルはさまざまです。 ただ、撮影のご相談を受ける中でよく感じることがあります。 それは、 「グルテンフリー=アレルギー対応」だけで表現されていることが多い ということです。 もちろん、アレルギー対応はとても重要な価値です。 しかし海外市場では、グルテンフリーはもう少し違う意味を持っています。 今日は、越境ECやインバウンド向けの食品撮影を行う中で感じている グルテンフリー商品の見せ方の違い についてお話ししたいと思います。 日本のグルテンフリーは「配慮型マーケティング」 日本では、グルテンフリー商品は ・小麦アレルギー対応 ・体質に合わない人向け ・健康に配慮した食品 という文脈で紹介されることが多いです。 つまり、 「困っている人のための食品」 という位置づけになりやすい。 そのため、写真やパッケージも ・シンプル ・機
笙子 太田
3月8日読了時間: 4分
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