クリスマスケーキ撮影でいちばん大切なこと― 「華やかさ」と「温度管理」はセットで考える ―
- 笙子 太田
- 3 日前
- 読了時間: 3分
クリスマスケーキの撮影は、フード撮影の中でもいちばん難易度が高いジャンルのひとつです。
理由はシンプルで、
・時間との戦い
・温度との戦い
・“盛りすぎ”との戦いこの3つが同時にやってくるから。
私自身、これまで数多くのケーキ撮影をしてきましたが、
「普通に撮っただけなのに、なんだか安っぽい」
「実物はもっと美味しそうなのに…」という相談は本当に多いです。
今日は、クリスマスケーキを“ちゃんと価値ある商品”として見せるための撮影ポイントをまとめます。
1. クリスマスケーキ撮影は「温度管理」が9割
まず大前提として。クリスマスケーキは溶けます。
・生クリームはダレる
・チョコレートは白く粉を吹く(ブルーム現象)
・フルーツの水分が浮く
これ、撮影現場では日常茶飯事です。
そのため、撮影は必ず“段取り先行”が鉄則。
・構図
・アングルは事前に決めておく
・テストカットはダミーで行う
・本番ケーキは「最後に出す」
この順番を守るだけで、仕上がりは別物になります。
2. 「盛りすぎ」はクリスマス感を壊す
リボン、オーナメント、松ぼっくり、雪…クリスマス撮影あるあるですが、要素を足しすぎるほど、ケーキの価値は下がります。
海外向け・高価格帯向けのケーキほど、
・主役はあくまでケーキ
・装飾は“空気感”を作るための脇役
この考え方が重要です。
私がよくやるのは、「何を置くか」より「何を置かないか」を先に決めること。
結果的に、
・写真が上品
・サイズ感が伝わる
・価格に納得感が出る
この3点が一気に整います。
3. クリスマスケーキは「光の色」で失敗しやすい
意外と見落とされがちなのが、光の色温度。
・暖色すぎる → バタークリームが黄色く見える
・寒色すぎる → 生クリームが不自然に白くなる
おすすめは、ほんのり暖かさを感じるニュートラルな光。
「家族団らん」「冬の夜」「特別な日」この空気感を、光だけで表現するのが理想です。
4. 海外向けクリスマスケーキ撮影で意識すること
海外向けの場合、日本と大きく違うのはここ。
・全体像が分かること
・高さ、ボリューム感が伝わること
・断面や食べるシーンを入れること
日本では「察してもらう」写真が成立しますが、海外では説明されないものは伝わりません。
フォークを入れた瞬間、カットされた断面、テーブルに並ぶ様子。
“食べる直前のリアル”を入れることで、写真は一気に「選ばれるビジュアル」になります。
まとめ:クリスマスケーキ撮影は「設計」で決まる
クリスマスケーキの写真は、ただ可愛く撮ればいいわけではありません。
・温度管理
・情報量の整理
・光と色のコントロール
この3つを事前に設計できているかどうかで、写真の完成度も、売れ方も、まったく変わります。
「今年は、ちゃんと伝わる写真を使いたい」そう思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。
👉 お問い合わせはこちらhttps://www.foodphoto-shoko.com/contact
太田笙子インバウンド・海外展開に特化したフードカメラマン






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