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おせち料理撮影は「料理写真」ではない― 世界に“意味”と“物語”を伝えるビジュアル設計 ―

  • 執筆者の写真: 笙子 太田
    笙子 太田
  • 4 日前
  • 読了時間: 3分

お正月に食べる「おせち料理」。

日本で育った私たちにとっては見慣れた存在ですが、海外の方に写真を見せると、驚くほど反応が返ってきます。


「これは何の料理?」

「どうしてこんなに細かく分かれているの?」

「全部に意味があるって本当?」

フードカメラマンとして海外向け・インバウンド向けの撮影をしていると、おせちは“料理”というより、文化そのものなのだと実感します。


だからこそ、おせち料理の撮影はただ美味しそうに撮ればいい、という話ではありません。



なぜ今「おせち料理の撮影」が重要なのか

観光庁の発表によると、2024年の訪日外国人消費額は約5.9兆円

(2025年に6兆円規模に達する見込み)とされ、

その中でも「食体験」「日本文化体験」への関心は年々高まっています。

(出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2024年)


おせちは

・日本独自

・季節限定

・意味やストーリーが明確

という点で、海外向けの発信と非常に相性が良いコンテンツです。

問題は、“その価値が写真で伝わっていないケースが多い”こと。



おせち料理撮影でよくある失敗

① 全体を俯瞰で撮りすぎる

重箱を真上からきれいに撮る。

日本向けとしては間違いではありませんが、海外の方には

「これは何?」「どう食べるの?」

で止まってしまうことが多い。


② 彩度を抑えすぎて地味になる

日本人は「上品・控えめ」に美を感じますが、

海外では色が弱い=古い・元気がないと受け取られることもあります。


③ 意味が伝わらない

黒豆・数の子・海老。

日本人には常識でも、海外の方には説明がなければ分かりません。

写真で“意味の入り口”を作らないと、興味が続かないのです。



海外に伝わる「おせち料理撮影」の考え方

1. 全体カット+意味を伝える寄りカット

重箱全体は「世界観」として必要。

でもそれだけでは足りません。

・海老の曲線

・黒豆の艶

・金箔の輝き

一品ずつ“主役カット”を用意することで、

「これは特別な料理だ」という理解が生まれます。


2. 色は“文化翻訳”として設計する

海外向けでは

・コントラストを少し強め

・赤・金・黒の意味を活かす

特に中国・台湾・東南アジア圏では赤や金は「縁起」「繁栄」の象徴。

おせちの色彩は、実は海外と非常に相性が良いのです


3. 人の気配をほんの少し入れる

完全な物撮りだけでなく、

・箸を添える

・取り分け直前の瞬間

・蓋を開けた余韻

こうした“人が関わる直前・直後”のカットが入るだけで、海外の方には一気に「体験」として伝わります。



私が撮影で必ず意識していること

私はフードカメラマンとして、これまで1,000件以上の料理撮影・食品撮影を行ってきました。

おせち料理の撮影で一番意識しているのは、

「これは日本文化の入口になる写真か?」

という視点です。

きれいかどうかよりも、

・知りたくなる

・意味を感じる

・体験してみたくなる

その感情が生まれるかどうか。


おせち料理は、写真で“価値が決まる”

おせちは

・高価格帯

・季節限定

・文化的価値が高い

だからこそ、写真の質=商品の価値認識に直結します。

インバウンド向け商品開発や、海外発信を考えている飲食店・食品メーカー様にとって、おせち料理のビジュアルは「広告」ではなく「文化翻訳ツール」。

そう考えると、撮影の設計そのものが変わってきます。



まとめ

おせち料理撮影は単なる料理撮影ではありません。

それは日本の食文化を、世界にどう伝えるかという仕事。

もし

・海外向けに発信したい

・インバウンド集客につなげたい

・高付加価値商品として展開したい

そう考えているなら、ぜひ一度「写真の視点」から見直してみてください。


ご相談・撮影のご依頼はこちらからどうぞ。

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