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和菓子撮影は「静」を撮る仕事― 余白と文化をどう写すか ―
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 ケーキやジェラートのように“華やか”で“わかりやすい”スイーツと違い、和菓子の撮影は、まったく別の思考が必要になります。 なぜなら、和菓子は「味」だけでなく、 季節・余白・静けさ・物語 までを内包している食べ物だからです。 今日は、料理カメラマン/食品撮影の現場で私が大切にしている「和菓子撮影の設計思想」についてお話しします。 1. 和菓子は“物撮り”ではなく“文化撮影” 練り切り、羊羹、最中、どら焼き。どれも形は小さく、色も淡く、主張は控えめ。 でも実は、そこには・季節の移ろい・茶道の精神・日本特有の美意識 が凝縮されています。 和菓子をただ白背景で明るく撮ると、「かわいいお菓子」にはなります。 けれど、 “日本文化の象徴”としての価値は伝わらない。 私は和菓子撮影をする時、必ず自分に問いかけます。 「これはお菓子ですか?それとも、日本の文化そのものですか?」 この問いが、写真の方向性を決めます。 2. 光は“当てる”のではなく“置く” 和菓子の撮影で最も重要なのは光で
笙子 太田
1 日前読了時間: 3分
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