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パステルカラーの広告撮影で「印象に残る」写真を撮るには?〜イースター・春シーズン撮影のコツを徹底解説〜
パステルカラーって、写真にするとなんかぼんやりしちゃうんですよね」 撮影のご相談をいただくとき、こういう声をよく聞きます。 わかります!すごくわかります! 淡い色は確かに難しい。 でも実は、ポイントを押さえれば、パステルカラーの撮影こそ、見た人の記憶にじんわりと残る広告写真になるんです。 私、太田笙子はフードカメラマンとして、飲食店や食品ブランドの広告撮影を手がけてきました。 イースターシーズンの撮影は毎年ご依頼が増えるテーマのひとつ。 今回は、淡い色合いの装飾が多い春シーズン撮影で、印象のある広告写真をつくるためのポイントをまとめました。 そもそも、なぜパステルカラーは「弱い写真」になりやすいのか まず、なぜぼんやりした仕上がりになりやすいのかを知っておくと、対策が立てやすくなります。 パステルカラーとは、白をたくさん混ぜた高明度・低彩度の色のこと。 ピンク、ラベンダー、ミントグリーン、バターイエロー・・・ どれも美しい色ですが、彩度が低い分、写真の中で埋もれやすい性質を持っています。 さらに、柔らかい光と組み合わせると、全体がフラットに見えて
笙子 太田
4月5日読了時間: 7分


なぜ料理写真は「左側から光」が多いのか〜フードカメラマンが光の向きを決めるときの考え方〜
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 料理撮影の現場を見た方から、よくこう聞かれます。 「どうして料理写真って左から光が当たっていることが多いんですか?」 確かに、料理写真を見ると 左側から光が来ている写真が多いことに気づきます。 ただし、これは単なるルールではありません。 実はフードカメラマンは、 料理ごとに 「光の向き」を設計している のです。 今日は、料理撮影において 光の向きがどのように決まるのかを解説してみたいと思います。 料理の立体感は「影」で決まる 料理写真で一番大切なのは、 立体感 です。 例えば ・ハンバーグ ・ステーキ ・ケーキ ・パン こうした料理は、 影があることで厚みや高さが伝わります。 もし正面から均一に光を当ててしまうと、 料理は平面的になり 美味しそうに見えなくなることがあります。 そのため料理撮影では、 ・斜めから光を当てる ・影をコントロールする という方法がよく使われます。 光の向きで料理の印象が変わる 光の方向が変わると、 料理の見え方は大きく変わります。 例えば 逆光
笙子 太田
4月3日読了時間: 2分


なぜ海外ブランドは写真に何百万円もかけるのか— ビジュアルが売上を左右する理由 —
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 海外ブランドの広告やECサイトを見ると、 「写真がとにかく美しい」 と感じたことはありませんか? 実は多くの海外ブランドでは、 商品写真や料理写真の制作に 数百万円規模の予算 がかけられることも珍しくありません。 なぜそこまで投資するのでしょうか。 理由① 写真は24時間働く営業だから ECサイトでは、 店員さんはいません。 代わりに働くのが 写真 です。 写真は ・商品の価値 ・価格帯 ・ブランドイメージ を数秒で伝えます。 つまり写真は 営業・広告・接客を同時に行う存在 なのです。 理由② ブランド価値はビジュアルで決まる 同じ商品でも、 写真の見せ方によって ・5,000円に見える ・50,000円に見える という差が生まれます。 高級ブランドほど、 ビジュアルの統一感を徹底しています。 ・色 ・光 ・背景 ・世界観 これらが揃うことで、 ブランドの価値が伝わります。 理由③ SNS時代は「写真が広告」 現在、多くの商品は SNS EC 広告 で販売されています。
笙子 太田
4月2日読了時間: 2分


売れるスイーツEC写真の構成— 商品撮影は「1枚」ではなく「設計」で売れる —
洋菓子ブランドやスイーツブランドのECサイトを見ていると、ときどきこんなケースがあります。 写真はきれい。 お菓子も美味しそう。 でも、なぜか売れていない。 その原因のひとつが 写真の構成が足りない ということです。 ECサイトの場合、写真は単なるイメージではありません。 商品説明そのもの です。 つまり、「どんな写真を何枚用意するか」がとても重要になります。 フードカメラマンとして料理撮影・食品撮影・商品撮影を担当してきた経験から、スイーツECで売れやすい写真構成をご紹介します。 ① メイン写真(第一印象) まず最も重要なのが 1枚目の写真 です。 ECサイトでは、多くのユーザーが最初の写真だけを見て ・クリックするか ・商品ページを開くか を判断します。 この写真では ・美味しそう ・ブランドの雰囲気 ・商品の形 が一目で伝わることが重要です。 背景や構図はシンプルにして、 主役をしっかり見せる ことがポイントです。 ② 商品単体写真 ECでは、 商品の形がわかる写真 も必須です。 例えば 正面、斜め、断面 など。 お客様は 「どんな商品なの
笙子 太田
3月29日読了時間: 3分


洋菓子ブランド撮影で最初に決めるべき5つのこと— 商品撮影を成功させるための設計 —
新しく洋菓子ブランドを立ち上げるとき、多くの方がまず考えるのが「写真撮影」です。 ECサイトInstagram広告パンフレット いまの時代、写真はブランドの顔になります。 しかし実際の現場では、 「とりあえず撮影してみたけれど、なんだかブランドの印象が弱い」 というケースも少なくありません。 その原因の多くは、 撮影の前に決めるべきことが決まっていない ことです。 フードカメラマンとして料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く担当してきた経験から、ブランド立ち上げの撮影で必ず整理しておきたいポイントを5つご紹介します。 ① 誰に向けたブランドなのか まず最初に決めるべきことは ターゲットのお客様です。 例えば ・自分へのご褒美スイーツ ・ギフト用スイーツ ・日常のおやつ ・高級ブランド これによって写真の方向性は大きく変わります。 例えば 高級ギフトなら落ち着いた色設計 カジュアルスイーツなら明るく親しみやすい写真 この違いは、撮影設計の出発点になります。 ② ブランドの空気感 洋菓子ブランドの場合、 写真は「商品」だけではなく ブランドの空気感 を
笙子 太田
3月27日読了時間: 3分


ブランド立ち上げ時に失敗する商品写真— 実はよくある3つのパターン —
新しく食品ブランドや洋菓子ブランドを立ち上げるとき、 「まずは写真を用意しよう」 と考える方は多いと思います。 しかし実際の現場では、 写真の方向性が決まっていないまま撮影してしまう ケースも少なくありません。 その結果、 SNS、EC、広告 すべてで使いづらい写真になってしまうことがあります。 ここでは、ブランド立ち上げ時によくある商品撮影の失敗パターンをご紹介します。 ①背景がバラバラ 意外と多いのが 写真ごとに背景が違うケースです。 例えば ・白背景 ・木のテーブル ・カフェ風 ・大理石 などが混ざると、 ブランドとしての統一感がなくなります。 写真は綺麗でもブランドとして覚えてもらいにくくなります。 ②パッケージが主役になっていない 洋菓子ブランドの場合、商品と同じくらい重要なのが パッケージデザイン です。 しかし撮影によっては ・お菓子ばかり目立つ ・パッケージが小さい ・ロゴが見えない ということがあります。 ブランド写真では パッケージも主役 にする必要があります。 ③SNSとECを同じ写真で済ませる ECとSNSでは、写真の役割
笙子 太田
3月26日読了時間: 2分


高級感のあるスイーツ写真の設計— 500円に見える写真と、1500円に見える写真の違い —
同じスイーツでも、 500円に見える写真1500円に見える写真 があります。 これは決して大げさな話ではありません。 料理撮影や商品撮影の現場では、 写真によって商品の価格イメージが変わる ことはよくあります。 では、高級感のあるスイーツ写真とはどんな写真なのでしょうか。 フードカメラマンとして撮影している現場から、いくつかのポイントをご紹介します。 ①光が強すぎない スイーツ撮影でよくある失敗が 「明るすぎる写真」 です。 明るくすれば綺麗になると思いがちですが、実は高級感は 適度な陰影 によって生まれます。 ・立体感 ・質感 ・奥行き これらが出ることで、スイーツの存在感が強くなります。 ②色を増やしすぎない 高級感のある写真は、実は 色数が少ない ことが多いです。 例えば ・背景 ・器 ・小物 これらの色が多すぎると、写真は賑やかになります。 しかし 高級感は 静かな画面 から生まれます。 例えば ・ベージュ ・グレー ・木 ・石 などの落ち着いた素材はスイーツの上品さを引き立てます。 ③余白を恐れない スイーツ写真では 「画面を埋めたくな
笙子 太田
3月25日読了時間: 2分


売れる洋菓子ブランド写真の作り方— 商品撮影で売上が変わる理由 —
新しく洋菓子ブランドを立ち上げるとき、多くの方が最初に悩むのが「写真」です。 パッケージもこだわった。 味にも自信がある。でも、ECサイトやSNSに掲載したときに 「なぜか売れない」 そんなケースは少なくありません。 実は洋菓子ブランドの場合、 写真の設計によって売上は大きく変わります。 私はフードカメラマンとして、レストランの料理撮影、食品撮影、ECの商品撮影などを1000件以上経験してきましたが、その中で感じるのは、 売れる写真には共通する構造がある ということです。 ①「美味しそう」だけでは足りない 洋菓子の写真というと、まず思い浮かぶのは シズル感、艶、断面 など、「美味しそうに見える写真」だと思います。 もちろんこれはとても重要です。 しかしブランドとして販売する場合、それだけでは弱いことが多いのです。 なぜなら洋菓子は ・ギフト ・自分へのご褒美 ・特別な日のスイーツ など、 感情と一緒に購入される商品 だからです。 つまり、 「美味しそう」 だけではなく 「このブランド好きかも」 と思わせる写真が必要になります。 ②ブランドの世界観
笙子 太田
3月24日読了時間: 3分


「手の届く高級感」を写真で作る|洋菓子ブランド立ち上げ撮影の裏側
先日、新しく立ち上がる洋菓子ブランドの撮影を担当させていただきました。 ブランド立ち上げのタイミングでの料理撮影・商品撮影は、実はとても重要な仕事です。 なぜなら、 写真がそのブランドの“最初の印象”を決めてしまうから です。 今回お客様からいただいたオーダーは、とてもシンプルでした。 「手の届く高級感」そして「心がホッとするようなやさしさ」 この2つを、写真で表現したい。 一見シンプルに聞こえるのですが、実はこの2つは フード撮影の現場ではなかなか難しいテーマ でもあります。 高級感を強く出そうとすると、どうしても写真が少し“冷たい印象”になりやすい。 逆に、やさしさを重視すると、今度は“カジュアルすぎる雰囲気”になってしまう。 このバランスをどう作るかが、今回の撮影のポイントでした。 今回の食品撮影で設計した4つの要素 今回の撮影では、次のような要素を組み合わせながら世界観を作っていきました。 ・やわらかい自然光 ・明るすぎないニュートラルな色設計 ・透明感のあるパッケージ ・少し余白のある構図 強い演出をするのではなく、 空気感そのものを整
笙子 太田
3月23日読了時間: 2分


インバウンド向けヘルシー料理の色設計— 国別NGカラーと心理背景 —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 最近、健康志向の食品やレストランの撮影依頼が増えています。 グルテンフリー、ビーガン料理、低糖質スイーツ、高タンパクメニューなど、いわゆる“ヘルシー系メニュー”です。 ただ、インバウンド向けの撮影で意外と見落とされがちなのが 色設計(カラー設計) です。 料理写真は「美味しそう」に見えれば良い、と思われがちですが、実は国や文化によって 好まれる色や避けられる色 がかなり違います。 私がセミナーなどでお話ししている「世界に伝わるビジュアル戦略」でも触れているのですが、写真の色は文化によって意味が変わることがあります。 今日は、ヘルシー料理をインバウンド向けに撮影する際に意識している 国別の色設計と心理背景 についてお話しします。 アメリカ:明快で力強い色 アメリカ市場では、 はっきりした色 が好まれる傾向があります。 例えば、 ・鮮やかなグリーン ・明るい赤 ・白とのコントラスト ・彩度の高い色 アメリカの広告文化は、 明確・ポジティブ・力強い という特徴があります。 そのためヘ
笙子 太田
3月15日読了時間: 4分


ヘルシー食品こそ「人の手」を入れるべき理由— なぜ物撮りでは弱いのか —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 健康志向の食品、いわゆる「ヘルシー食品」の撮影をしていると、よくご相談いただくのが 「商品をきれいに撮ってほしい」 というご要望です。 もちろん、食品撮影や商品撮影では、商品単体の写真(いわゆる物撮り)はとても重要です。 ECサイトでは特に、形やサイズ、内容量などを正確に伝えるカットが必要になります。 ただ、ヘルシー食品に関しては、 物撮りだけでは弱い と感じることが多いのです。 今日は、料理カメラマンとして撮影の現場で強く感じている ヘルシー食品に「人の手」を入れる理由 についてお話しします。 ヘルシー食品は「体験」を売っている まず大前提として、ヘルシー食品は 単なる食品ではなく、 ライフスタイル を売っています。 例えば、 ・高タンパク食品 ・グルテンフリー ・ビーガン料理 ・低糖質スイーツ これらはすべて 「健康的な生活」 という体験とセットで選ばれています。 つまり、 食べた後の自分の状態 まで含めて商品価値があるのです。 ところが、商品単体の写真だけでは ・どんなシ
笙子 太田
3月13日読了時間: 4分


「高いのに売れない」ケーキ写真の共通点〜価格帯と写真が合っていないと、選ばれない事実〜
「素材は一流です」 「価格も決して安くありません」 「でも、写真にすると“普通”に見えるんです」 これは、高単価ケーキを扱うブランドから本当によくいただく相談です。 結論から言います。 “高いのに売れない”原因の多くは、写真と価格帯が一致していないこと。 料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンとして、今日はその共通点を整理します。 ① 価格帯と写真が合っていない ケーキの価格は写りません。でも、 価格帯は確実に写ります。 例えば、 ・1,000円のケーキの見え方 ・5,000円のケーキの見え方 ・10,000円のギフトケーキの見え方 これらは、光・余白・構図で明確に分かれます。 高価格帯の商品なのに、 ・明るすぎる ・影がなくフラット ・情報が多すぎる こうした写真になると、一気に「量販ゾーン」に見えます。 価格は上げているのに、写真は下の価格帯。 これでは、お客様は違和感を覚えます。 ② 量販感が出ている 量販感が出る写真には特徴があります。 ・均一に明るい ・影がない ・背景が軽い ・色がポップすぎる これはコンビニや大
笙子 太田
3月5日読了時間: 3分


洋菓子店オーナー様へ ― 生ケーキは主役。でも“経営”を支えるのは焼き菓子という現実 ―
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 華やかなショートケーキやモンブラン。 ショーケースに並ぶ姿は、本当に美しいですよね。 でも、現場のオーナー様とお話しすると、こんな声をよく聞きます。 「生ケーキは売れているのに、思ったほど利益が残らないんです」 実はこれ、決して珍しい話ではありません。 今日は、なぜ焼き菓子がお店の経営を支えているのかを、3つのポイントで整理してみます。 1. 「ロス」の少なさが決め手 生ケーキと焼き菓子の最大の違いは、 売り物にならなくなるまでの時間です。 生ケーキ ・賞味期限は当日中がほとんど ・売れ残れば即廃棄 ・材料費も手間もそのままロス 生クリームやフルーツは高価で繊細。 その日の天候や客足によって、利益は簡単に崩れます。 焼き菓子 ・数週間〜1ヶ月日持ち ・翌日以降も販売可能 ・廃棄リスクが圧倒的に低い 「今日売れなくても、明日売れる」 この安心感は、経営にとって想像以上に大きいのです。 2. コスト(材料費・人件費)の差 見た目が豪華な商品ほど、裏側のコストは重い。 材料費
笙子 太田
2月28日読了時間: 4分
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