春夏秋冬・食品撮影の繁忙期カレンダー完全版|年間スケジュールを押さえて“売れるタイミング”を逃さないために
- 笙子 太田
- 5月9日
- 読了時間: 5分
こんにちは。
インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。
前回の記事では、「7〜8月は秋冬商戦の撮影ラッシュ」というお話をしました。
では、1年を通して見るとどうでしょうか?
実はフード撮影には、“明確な年間スケジュール”があります。
これを知らずに動くと、
・撮影が間に合わない
・売りたいタイミングに写真がない
・結果的に売上を逃す
ということが本当に起こります。
逆に言うと、
このカレンダーを押さえるだけで、売上設計が一気に変わります。
今日は、保存版として「食品撮影 年間スケジュール」を月別でまとめていきます。
【完全版】食品撮影 年間スケジュール(保存推奨)
1月|バレンタイン最終調整・春商品の仕込み
・バレンタイン直前の追加撮影(3月14日 → 逆算して1月中に撮影)
・ホワイトデー素材の最終仕上げ
・春スイーツ・桜商品の企画撮影開始(3〜4月発売 → 1〜2月撮影)
この時期は「短期戦」。
差し替えや追加カットのスピードが重要です。
2月|ホワイトデー&春本番
・ホワイトデー撮影ピーク
・桜
・いちご系ビジュアルの量産
・春のEC・SNS素材制作
“かわいい・軽やか”の表現が強く求められる季節。
パステルカラーや柔らかい光の設計が重要です。
3月|春商戦の仕上げ+初夏準備
・春商品の最終調整
・母の日(5月第2日曜 → 3月には撮影)
・初夏商品の撮影スタート
・新生活需要のビジュアル制作
ここから少し先を読む力が必要になります。
4月|母の日・初夏の撮影ピーク
・母の日ギフト撮影
・初夏スイーツ
・ドリンク
・グリーン
・爽やか系ビジュアル
「清潔感・軽やかさ・透明感」がテーマ。海外向けでは明るさとコントラストも重要になります。
5月|夏商戦スタート
・父の日
・夏スイーツ、かき氷、ドリンク、冷たい食品の撮影(7〜8月発売 → 5〜6月撮影)
・お中元ギフト(7月〜お盆 → 5月頃には撮影)
このあたりから「温度管理」が重要になります。
アイス・ゼリーなどは撮影難易度が一気に上がります。
お中元カタログの入稿が早い企業では、4月末から動き始めているケースもあります。
6月|夏本番撮影ピーク
・夏商品ビジュアルの最終制作
・EC、広告素材の仕込み
・夏野菜(トマト・ピーマン・ナス・きゅうり)のレシピ素材
ここで遅れると、夏商戦に間に合いません。
7月|秋冬準備スタート(重要)
・ハロウィン撮影(10月末 → 8月中には撮影完了が理想)
・秋スイーツ・栗・かぼちゃ・冬商品の企画撮影開始(9〜10月発売 → 7〜8月撮影)
ここが分かれ目です。
売れる会社は、もう冬を見ています。
8月|秋冬撮影ピーク(最重要)
・クリスマス
・おせち
・冬ギフト
・温かい料理の撮影
前回の記事でもお伝えした通り、
この時期が年間で最も重要な撮影シーズンです。
ここを逃すと、年末商戦はかなり厳しくなります。
9月|最終調整&撮りこぼし対応
・追加カット・差し替え・広告素材の微調整
ただしこの時期はすでに、
「撮りたくても撮れない」状態になりがちです。
・忘年会・新年会向けの飲食店メニュー改訂
10月|秋商戦本番・軽い撮影のみ
・SNS用追加素材・店舗用ビジュアル・即時性の高い撮影
大きな撮影には向きません。
クリスマスとお歳暮という2大商戦が重なる時期の準備が佳境に入ります。
飲食店のメニュー改訂撮影のご依頼も増える時期です。
10月は比較的タイトなスケジュールになりやすいため、9月中の撮影完了を目指すと余裕が生まれます。
11月|年末最終対応
・クリスマス直前の微調整
・年始商品の追加素材
・緊急対応案件
ここは完全に“駆け込み”の時期です。
末は発注側も撮影側も多忙になる時期。
バレンタインの撮影は「まだ先でしょ」と思いがちですが、チョコレートや菓子の製造・パッケージ工程を考えると、11月中には撮影に動き始めるのが正解です。
12月|年末&来年準備
・おせち
・年末商戦対応
・来年の企画スタート
・年間戦略の見直し
・翌年の春夏商品の早期準備(大手企業は年内から)
・バレンタイン商品(2月14日 → 11〜12月には撮影)
この時期に動ける会社は、翌年のスタートが圧倒的に強いです。
なぜこのスケジュールが重要なのか?
フード撮影は、
「売るタイミング」ではなく「売る2〜3ヶ月前」が勝負です。
これは、広告・EC・SNSすべてに共通しています。
さらに、インバウンド市場では
・写真で意思決定される
・SNSで拡散される
・ビジュアルで比較される
という特徴があり、
写真の完成タイミング=売上のスタート地点になります。
(訪日外国人市場は2025年に約6兆円規模とされており、ビジュアルの影響力は年々増加しています。出典:訪日ラボ・日本政府観光局 )
いつ相談すれば正解?
どの時期も共通して言えるのは、「使いたい時期の3〜4ヶ月前には相談を始める」 ということです。
詳細がすべて決まっていなくても大丈夫です。
「○月頃に新商品を出したい」
「どんな写真が必要かまだわかっていない」という段階でも、プロのカメラマンへの相談を通じて、必要な撮影内容が整理されていきます。
よくある失敗パターン
・商品完成後に撮影を考える
・ギリギリで依頼する
・とりあえずスマホで済ませる
この3つは本当に多いです。
そして結果的に、
「売れない原因が写真だと気づかない」
という状態になります。
まとめ|“撮影カレンダー”を制するものが売上を制する
ここまで読んでいただいて、どう感じましたか?
もし、
「意外と前倒しで動かないといけないんだな」
と思った方は、かなり感覚が鋭いです。
フード撮影は、
“撮る仕事”ではなく“売上設計の仕事”です。
もし、
・秋冬商戦を強化したい
・ECや新商品を成功させたい
・今の写真に課題を感じている
そんな方は、今がベストタイミングです。
最後に(ブックマーク推奨)
このカレンダーは、
「1年を通して何度も見返す記事」として使ってください。
そして、ひとつだけ覚えておいてほしいこと。
売れる会社は、“次の季節”を見て動いています。
あなたのビジネスは、今どの季節を見ていますか?
株式会社Light&Green代表取締役/フードカメラマン 太田笙子

こういうの知らなかったので助かります!