フードカメラマンは「料理人の仕事」をどこまで理解するべきか〜 料理撮影の現場でいつも考えていること 〜
- 笙子 太田
- 3 時間前
- 読了時間: 3分
こんにちは。
フードカメラマンの太田笙子です。
フード撮影の仕事をしていると、時々こんなことを考えます。
フードカメラマンは、料理人の仕事をどこまで理解するべきなのだろうか。
料理人とフードカメラマンは、同じ「料理」に関わる仕事ですが、役割はまったく違います。
料理人は料理を作る人。
フードカメラマンは料理を撮る人。
しかし実際の料理撮影の現場では、
料理人の仕事をある程度理解していないと難しい場面が多くあります。
今日はそのことについて書いてみたいと思います。
フードカメラマンは料理人ではない
まず前提として大事なことがあります。
フードカメラマンは、料理人ではありません。
料理を作ることが仕事ではなく、
料理の魅力を写真で伝えることが仕事です。
そのため、料理人と同じレベルで料理を作れる必要はありません。
しかし、料理人の仕事をまったく理解していない状態では、
良い料理写真を撮ることは難しいと感じています。
料理には「時間」が詰まっている
料理人の仕事を見ていると、
料理には多くの時間が詰まっていることが分かります。
例えば、
・何時間もかけて仕込んだ出汁
・丁寧に焼き上げた焼き目
・繊細に整えた盛り付け
料理人にとっては、
どれも大切なポイントです。
フードカメラマンがその意味を理解していないと、
写真でその魅力を伝えることができません。
料理人の「見せたい部分」を理解する
料理人には、
この料理のここを見てほしい
というポイントがあります。
例えば、
・焼き色
・艶
・断面
・高さ
これらは料理人が意図して作っている部分です。
フードカメラマンは、
その意図を理解しながら撮影する必要があります。
フード撮影は「尊重」から始まる
料理撮影は、カメラマンの作品ではありません。
料理人
お店
ブランド
多くの人の思いが重なって生まれるものです。
だから私は、フードカメラマンは料理人の仕事を尊重することがとても大切だと思っています。
理解しようとする姿勢が写真を変える
料理人の仕事を完全に理解することは
おそらく不可能です。
しかし、
理解しようとする姿勢は写真に現れると思っています。
料理をよく観察すること。
料理人の話を聞くこと。
料理の背景を知ろうとすること。
そうした積み重ねが、
フード撮影の質を高めていくのだと思います。
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食に、物語を。
株式会社Light&Green代表取締役/フードカメラマン 太田笙子



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