クッキーがやめられなかった女性が、甘酒に出会った話
- 笙子 太田
- 1 日前
- 読了時間: 3分
こんにちは。インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。
先日、麹甘酒の撮影をさせていただきました。
撮影のために商品のことを伺っていると、クライアントの女性がこんなお話をしてくださいました。
「もともと私、甘いものが止まらなかったんです。」
クッキー。
チョコレート。
ケーキ。
仕事のストレスでつい手が伸びてしまう。
食べている瞬間は幸せだけれど、あとで少し罪悪感もある。
体重も増えてしまうし、お肌も荒れてきてしまう・・・
そんな毎日を過ごしていたそうです。
その時の私は思わず頷いてしまいました。
というのも、私自身も甘いものがやめられない時期がありました。
ストレスがたまると甘いものが欲しくてたまらなくなる。。。女性に多いのではないでしょうか?
「甘いものがやめられない」という感覚は決して特別なことではないと感じています。
出会いは、一杯の甘酒だった
そんなある日、その方は麹甘酒に出会ったそうです。
最初は健康のためだったのかもしれません。
あるいは誰かに勧められたのかもしれません。
でも飲み続けるうちに、不思議な変化が起きました。
以前ほど甘いお菓子を欲しなくなった。
気がつけばクッキーに伸びていた手が、甘酒に変わっていた。
もちろん、甘酒は薬ではありません。
すべての人に同じ変化が起きるとも限りません。
それでも、その方にとって甘酒は単なる飲み物ではなく、毎日の習慣を変えるきっかけになったそうです。
私はこの話を聞いたとき、「なるほどな」と思いました。
なぜなら、人は商品を買っているようで、実は未来を買っているからです。
人は商品ではなく、その先の物語を買っている
撮影の仕事をしていると、つい商品の特徴に目が向きます。
米麹だけで作られている。
砂糖を使っていない。
発酵食品である。
栄養価が高い。
もちろんそれらは大切な情報です。
でも本当に人の心を動かすのは、その商品の先にある物語なのではないでしょうか。
例えば、
「発酵食品です」
と言われるより、
「クッキーがやめられなかった女性が毎日飲むようになった甘酒です」
と言われた方が、なぜか気になります。
数字や機能ではなく、人の人生が見えるからです。
写真にも物語が必要だと思う
私は普段、料理や食品の撮影をしています。
でも最近ますます感じるのは、写真に写るのは商品だけではないということです。
そこには作り手の想いがあります。
悩みがあります。
失敗があります。
そして誰かが救われた体験があります。
例えば今回の甘酒も、ただボトルを綺麗に並べるだけでは、その魅力は伝わりません。
疲れた午後。
甘いものが食べたくなった瞬間。
スプーンでひと匙すくう仕草。
そんな背景が見えて初めて、その商品は「自分ごと」になります。
だから私は撮影前のヒアリングを大切にしています。
商品のスペックを知るためではありません。
その商品が生まれた物語を知りたいからです。
食べ物には、人の人生が映っている
今回の撮影を通して改めて感じたことがあります。
食べ物は単なる栄養補給ではありません。
誰かの悩みから生まれ、
誰かの暮らしを変え、
誰かの思い出になる。
だからこそ面白いのです。
クッキーがやめられなかった女性が、甘酒に出会った。
一見すると小さな出来事かもしれません。
でも、その小さな物語こそが、人の心を動かし、商品を特別な存在に変えていくのだと思います。
私はこれからも、料理や食品そのものだけではなく、その奥にある物語を撮っていきたいと思います。
食に、物語を。フードカメラマン 太田笙子



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