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キッチンツールは「物撮り」では売れない理由〜商品だけを撮っても伝わらないもの〜

  • 執筆者の写真: 笙子 太田
    笙子 太田
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

こんにちは。

インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。

キッチンツールの撮影をご相談いただくとき、よくあるご要望があります。

「まずは白背景の物撮りをお願いします」

もちろん、ECサイトでは商品単体の写真は必要です。

いわゆる物撮り(ぶつどり)と呼ばれる撮影ですね。


ただ、実際に海外向けの商品撮影や食品撮影の現場で感じるのは、

キッチンツールは物撮りだけでは売れない

ということです。

なぜなら、キッチンツールは

「使う道具」

だからです。

今日は、その理由についてお話ししたいと思います。



① キッチンツールは「用途」が分からない

例えば、

・巻き簀(まきす)

・出汁こし

・骨抜き

・業務用トング

こうした道具は、日本では当たり前でも、海外では用途が分からないことが多いです。

物撮りで単体写真を見せても、

「これは何の道具だろう?」

で終わってしまうことがあります。

私がフードカメラマンとして海外向けの商品撮影を行うときは、

必ず使用シーンを考えます。


例えば巻き簀なら

海苔・酢飯・具材・巻いている手元

こういった要素を入れることで、

一瞬で用途が理解できる写真

になります。



② 道具は「動き」があって初めて伝わる

キッチンツールは、動きのある道具です。

切る・混ぜる・巻く・つかむ・煮る

といった動作があって初めて意味を持ちます。


ところが、物撮りでは

その動きが消えてしまいます。

すると、

・使い方が想像できない

・便利さが伝わらない

・サイズ感が分からない

という状態になります。

例えばキッチンバサミ。

白背景で撮ると、ただのハサミに見えてしまいます。

でも

・食材を切っている

・分解している

・洗っている

という写真があると、

機能が一瞬で伝わる

ようになります。



③ 海外ECでは「説明する写真」が必要

日本の写真文化には、

「察してもらう」

という感覚があります。

でも海外では、写真は説明の役割を持つことが多いです。


インバウンド向けのビジュアルでは

・用途が分かる

・動作が見える

・人の手が入る

写真の方が理解されやすい傾向があります。

つまり、

キッチンツール撮影では

「商品写真」より「説明写真」

という発想が重要になります。



④ キッチンツール撮影は「体験撮影」

私自身、料理カメラマンとして食品撮影や商品撮影を行う中で、

キッチンツールの撮影は

体験撮影

だと感じています。

道具そのものではなく、

・料理を作る楽しさ

・調理の工程

・使っている瞬間

を見せることで、

初めて魅力が伝わるからです。


例えば

・業務用鍋で鶏ガラを煮込む

・巻き簀で太巻きを巻く

・トングで食材を持ち上げる

こうしたシーンがあるだけで、

写真から「料理の世界」が見えてきます。



⑤ 売れる写真は「想像できる写真」

ECサイトで商品が売れるかどうかは、

想像できるかどうか

に大きく左右されます。

・自分でも使えそう

・料理が楽しそう

・便利そう

こう思える写真があると、購入につながりやすくなります。


逆に、

物撮りだけの写真では

想像する材料が足りない

のです。



まとめ

キッチンツールは物撮りだけでは売れない

理由はシンプルです。

キッチンツールは

「使うことで価値が生まれる商品」

だからです。

そのため、

・使用シーン

・工程写真

・手元の動き

といった要素を入れることで、初めて魅力が伝わります。

私はフードカメラマンとして商品撮影や食品撮影を行う際、

「どう見せたら使うイメージが湧くか」

という視点で撮影設計をしています。


海外ECでは、

写真そのものが“説明書”になる

ことも多いからです。


もし

・海外向けECの商品撮影

・キッチンツールの撮影

・料理道具の使用イメージ撮影

などをご検討されていましたら、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらhttps://www.foodphoto-shoko.com/contact

インバウンド・海外展開特化フードカメラマン 太田笙子

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