マカロン撮影で失敗しがちな色合わせNG例〜小物・器・背景の組み合わせで、印象はここまで変わる〜
- 笙子 太田
- 2月10日
- 読了時間: 3分
マカロンは、並べただけで可愛い。
だからこそ、「色合わせで失敗していることに気づきにくい」被写体でもあります。
フードカメラマンとして商品撮影・食品撮影をしていると、
「ちゃんと撮ったのに、なぜか安っぽい」
「写真がごちゃついて見える」という相談を、マカロンでは特によく受けます。
原因の多くは、色そのものではなく、色の組み合わせ。
今回は、現場でよく見る色合わせのNG例をご紹介します。
NG例①「全部カラフル」で情報過多
Before(よくある失敗)
・ピンク、グリーン、イエローのマカロン
・柄入りのプレート
・色付きクロス
・背景も明るい色
一見、楽しそう。
でも写真にすると、視線の行き場がなくなります。
マカロンが主役のはずなのに、「どれを見ればいいのか分からない」状態になり、結果としてお菓子の価値が伝わらない。
After(改善の考え方)
・マカロンは多色
・器は白 or 無地
・背景は生成り or 淡いグレー
主役以外を“受け止め役”にすると、マカロンの色が一気に整理されて見えます。
NG例②「器の色がマカロンとケンカする」
Before
・ビビッドカラーのマカロン
・ツヤのある濃色プレート
・金縁や装飾の強い器
それぞれ単体では素敵でも、一緒にすると主張がぶつかり合う組み合わせです。
特にツヤ×ツヤ、強色×強色は要注意。マカロンの繊細さが、器に負けてしまいます。
After
・マット質感の器
・色味は白、グレージュ、くすみ系
・装飾は控えめ
器は「見せたい」のではなく、マカロンを引き立てる存在にすると、写真が落ち着きます。
NG例③「背景の色が“子ども向け”に寄りすぎる」
Before
・パステル背景
・ポップな小物
・可愛さ全振り
この組み合わせ、ギフト用・高単価ラインでは特に危険です。
写真を見る側に「可愛い=安い」という無意識の印象を与えてしまうことがあります。
After
・白に近いグレー
・淡いベージュ
・光でニュアンスをつけた背景
可愛さはマカロン自身に任せ、周囲は大人の空気感を作る。
これだけで、価格帯の見え方が変わります。
NG例④「全部“完璧”で動きがない」
Before
・すべて同じ向き
・等間隔
・完全に整列
これは色合わせ以前に、世界観が止まって見える状態です。
マカロンは色も形も可愛い分、整えすぎると「販促用サンプル感」が出やすい。
After
・1つだけ食べかけ
・断面が見える
・指でつまんだカットを1枚入れる
色数が多くても、人の気配が入ると一気に“生きた写真”になります。
NG例⑤「全部同じトーンでのっぺり」
Before
・背景も器も淡色
・マカロンも淡色
・光もフラット
優しいけれど、写真としてはメリハリ不足。
After
・背景は淡色
・影を少し残す
・マカロンの色にだけコントラストを乗せる
色合わせは、色+光の組み合わせで完成します。
まとめ|色合わせは「足す」より「整理」
マカロン撮影での失敗は、「色が派手だから」ではありません。
・主役以外も主張している
・引き算ができていない
・誰向けかが曖昧
この3つが重なると、一気に安っぽく見えてしまいます。
料理撮影・食品撮影・商品撮影の中でも、マカロンは設計力がそのまま写る被写体。
色合わせで迷ったら、「これは主役か?脇役か?」この問いを一つずつ当てはめてみてください。
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フードカメラマン 太田笙子として、“可愛い”を“選ばれる写真”に変えるお手伝いをしています。



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