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ECで売られるケーキのほとんどは「冷凍」。 フルーツを美しく見せるのがフードカメラマンの腕の見せ所
ECサイトで販売されているケーキは、 ほぼすべてと言っていいほど「冷凍販売」です。 全国配送を前提にするなら、 品質を安定させるために冷凍は必須。 でも、ここに大きな落とし穴があります。 それが・・・ 「フルーツの解凍問題」 です。 料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしている フードカメラマンの立場から言うと、 冷凍ケーキ撮影の難易度を一段引き上げているのは 実は“フルーツ”です。 ケーキ本体とフルーツは「解凍速度が違う」 冷凍ケーキを扱ったことがある方なら分かると思いますが、 ・スポンジ ・クリーム ・ムース これらと、 ・いちご ・ブルーベリー ・ラズベリー ・マンゴー では、解凍スピードがまったく違います。 フルーツは水分量が多いため、 ケーキ本体よりも早く解凍が進みます。 結果どうなるか。 ・表面に水分が浮く ・ツヤが消える ・色がくすむ ・果肉がしぼむ 味は問題なくても、 写真では一気に「冷凍感」が出てしまう。 これが、 冷凍ケーキ撮影が難しい最大の理由です。 「溶けたフルーツ」は写真で致命的になる 2023年以降のEC関連調査では、
笙子 太田
2月27日読了時間: 4分


なぜフード撮影では「左から光を当てる」のか?〜キーライト(メインライト)が左にある理由 〜
フードカメラマンとして撮影をしていると、よく聞かれる質問があります。 「どうして光は左から当てることが多いんですか?」 実はこれ、なんとなくの慣習ではありません。 視線の動き、文化的背景、そして“美味しそう”の感じ方に、きちんと理由があります。 今日はそのお話を、少し深く掘り下げてみたいと思います。 1. 人は“左から右”へ視線を動かす生き物 日本語も英語も、基本的には左から右へ読む文化です。 そのため、多くの人の視線は「左→右」へ自然に流れます。 光が左から入ると、視線の流れと光の流れが一致する。 すると、写真の中に“自然な立体感”が生まれます。 逆に右から強い光を当てると、どこか違和感を覚えることがあります。 これは単なる感覚論ではなく、広告や視線解析の分野でも知られている視線動線の基本原理です。 2. 絵画の歴史も「左光」が多い 例えば、17世紀の絵画。 ヨハネス・フェルメールやレンブラント・ファン・レインの作品を見てみると、多くが左側からの自然光で描かれています。 理由はシンプルで、画家が右利きの場合、左に窓があったほうが描きやすかったか
笙子 太田
2月26日読了時間: 3分


ヘルシー食品の撮影は「制限」ではなく「価値」を写すことから始まる
最近、グルテンフリーやビーガン、ベジタリアン、低糖質、高タンパクといった“ヘルシー系食品”の撮影依頼が本当に増えています。 健康志向の高まりは感覚ではなく、数字でも明確です。 観光庁が2024年に公表した「訪日外国人消費動向調査」によると、訪日旅行者の関心項目の中で「日本食を食べること」は依然として上位に位置し、食の選択基準に“健康配慮”を重視する傾向も見られます(出典:観光庁 2024年 訪日外国人消費動向調査)。 つまり今、「健康」は選ばれる理由になっている。 でもここで、ひとつ 大きな落とし穴 があります。 ヘルシー=地味、に見えてしまう写真がとても多いのです。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマンとして、今日は私が現場で意識している“ヘルシー食品撮影のコツ”をお話しします。 ① 「制限食」に見せないことが最重要 グルテンフリー、低糖質、高タンパク・・・ これらは本来「制限」ではなく「付加価値」です。 しかし撮り方を間違えると、「我慢して食べる食事」に見えてしまいます。 海外市場では特に、ヘルシー=ポジティブ・アクティブ・自己投資と
笙子 太田
2月25日読了時間: 4分


1色マカロンと多色マカロン、売れる写真はどちらか〜並べ方・見せ方・構図で、結果はここまで変わる〜
マカロンの商品撮影をご相談いただくと、必ず出てくる質問があります。 「1色でまとめた方がいいですか?それともカラフルに並べた方が売れますか?」 結論から言うと、 “どちらが正解か”ではなく、“どの目的で使うか”が正解を決める です。 私はフードカメラマンとして、料理撮影・食品撮影・商品撮影を1,000件以上担当してきましたが、マカロンは特に“構図設計で売れ行きが変わる”被写体だと感じています。 今日は、1色マカロンと多色マカロン、それぞれの強みと、売れる写真の作り方を整理します。 1色マカロンの強み|“高級感”と“集中力” 1色のメリット ・色の統一感がある ・画面が静かで上品 ・ブランド格が上がりやすい ・SNSで印象が残りやすい 特に 高単価・ギフトライン の場合、1色構成はとても強いです。 例えば、ピスタチオだけを3個、余白たっぷりで並べる。 影を少し残し、マットな器に置く。 それだけで、「丁寧に作られた専門店のマカロン」という印象が生まれます。 1色で失敗しやすい点 ・単調に見える ・寂しく見える ・ECでは情報不足になる 1色は“強いけ
笙子 太田
2月24日読了時間: 3分


撮影体制についてのお知らせ|産休期間中も、撮影は止まりません
いつも撮影のご相談をいただき、誠にありがとうございます! 私事ではございますが、3月末に出産を予定しております。 そのため、3月上旬〜5月末まで産休をいただきます。 しかし、 Light & Greenの撮影は、この期間も止まりません。 ■ 2月の撮影枠と今後の撮影撮影ご相談について 現在、2月中の撮影枠は既存のお客様・現在ご相談中のお客様で満枠となっております。 ありがたいことに、継続案件やリピート案件が増えており、早期にスケジュールが埋まる状況が続いています。 春〜初夏商戦、インバウンド需要、EC更新などを見据えている企業様は、ぜひお早めにご相談ください。 ■ 3〜5月は「チーム体制」で対応いたします 産休期間中の撮影は、全国約100名のフードカメラマンが在籍する 株式会社Light & Greenの撮影チームが担当いたします。 これは“代打”ではありません。 普段から私がディレクション設計を行い、実際に現場を共に動かしているメンバーです。 ・インバウンド向け色設計 ・売上導線を意識した構図 ・EC/デリバリー/広告用途別の撮り分け ・ブラン
笙子 太田
2月21日読了時間: 3分


高級ジェラートを“安っぽく見せない”撮影設計
― 500円と1,200円の違いはどこで生まれる? ― 同じミルクジェラート。 原材料も上質。 味も濃厚。 それなのに・・・写真によって「コンビニ価格」にも「ホテル価格」にも見えてしまう。 これは大げさな話ではありません。 私はフードカメラマンとして1,000件以上の料理撮影・食品撮影をしてきましたが、価格帯の印象は“味”ではなく“ビジュアル設計”で決まると断言できます。 今日は、 500円に見える写真と1,200円に見える写真の差 を、具体的に解説します。 1. 艶の出し方で「高級感」は決まる 高級ジェラートに必要なのは、“テカリ”ではなく“なめらかな艶”。 強い直射光を当てると、表面がベタっと光り、量産品のように見えてしまいます。 逆に光を柔らかく回し、ハイライトを細く入れると、乳脂肪のなめらかさが上品に立ち上がる。 ここで重要なのは「光の面積」と「光源の角度」。私はシルク越しの柔らかい光をベースに、立体を削るように影を入れます。 艶は“足す”ものではなく、“整える”もの。 それだけで価格帯は変わります。 2. 溶けかけの「一瞬」をどう捉える
笙子 太田
2月20日読了時間: 3分


馬肉製品の撮影をしました|調理・スタイリング・撮影まで一貫して行う理由
先日、ECサイト掲載用の馬肉製品の撮影を行いました。 今回の案件は、調理・スタイリング・撮影まですべて私自身で担当しています。 料理撮影・食品撮影・商品撮影と一言で言っても、ただ美味しそうに撮ればいいわけではありません。 特に馬刺しや馬肉ハンバーグのような赤身肉は、「色」が売上を左右します。 赤が沈んで見えるだけで鮮度が疑われる。 逆に赤を強く出しすぎると、不自然に見える。 この“ほんの少し”の差が、ECではそのまま購入率に直結します。 これまで1,000件以上の料理撮影を行ってきましたが、赤身肉は毎回気が抜けません。 モニターを見ながら、「暗くない?」「コントラスト強すぎない?」と自問自答し続けます。 特に海外向けECやインバウンド集客を意識する場合、“察してもらう写真”ではなく、“一目で伝わる写真”が必要です。 文化によって「美味しそう」の基準は異なります。 だからこそ、光の方向、反射の出方、背景の色、器のトーンまで設計します。 写真は、翻訳できない言語。 だから私は、調理段階から設計しています。 なぜ調理まで自分で行うのか...
笙子 太田
2月19日読了時間: 3分


アイスクリーム撮影は「時間との戦い」
― カップがシワシワになる前に、勝負は始まっている ― 暑い季節に限らず、アイスクリームの撮影は一年中ご依頼をいただきます。 ですが、正直に言うと——フードカメラマン泣かせの被写体のひとつです。 溶ける。 汗をかく。 そして、カップがシワシワになる。 今日は、アイスクリーム、とくに「カップアイス」の撮影現場で私が必ずお伝えしているポイントをお話しします。 なぜカップがシワシワになるのか? 紙製や薄いプラ製のカップは、冷凍状態から常温環境に出した瞬間、急激な温度差で結露が発生します。 撮影中はライトの熱も加わりますから、 ・表面が波打つ ・水滴でロゴが歪む ・質感が安っぽく見える ということが起きやすいのです。 ECや広告用の食品撮影では、パッケージの美しさはブランド価値そのもの。 少しの歪みで「管理が甘い商品」に見えてしまうこともあります。 私はこれまで1,000件以上の料理撮影・食品撮影を行ってきましたが、アイスは特に“準備8割”の被写体だと感じています。 解決策:中身の入っていないカップを用意する これ、意外と知られていません。 「空のカ
笙子 太田
2月18日読了時間: 4分


海外ECで売れるキッチンツール写真は「工程」と「完成」で決まる
海外向けのキッチンツール撮影では、 商品単体の美しさだけでは、正直足りません。 「どんな道具なのか」だけでなく、 どう使われ、どんな結果が得られるのか まで伝わって、はじめて購入判断につながります。 今回は、ハート型のケーキ型を例に、海外ECで“選ばれる写真設計”についてご紹介します。 今回の撮影で求められた3つのカット 今回お客様からご依頼いただいた内容は、以下の3点でした。 商品単体の撮影 製造途中の工程撮影(生地を流す・焼き上がりなど) 完成イメージの撮影 一見すると「カット数が多い」ように見えますが、海外ECではこの構成がとても理にかなっています。 海外ECでは「どう使うか」が購入判断になる 海外ユーザーは、日本のように説明文をじっくり読んでくれるとは限りません。 写真を見た瞬間に、 失敗しなさそうか 自分にも作れそうか どんな完成形になるのか この3点が直感的に伝わらなければ、その時点で候補から外れてしまいます。 だからこそ今回の撮影では、 「型 → 工程 → 完成」 という流れを、写真だけで理解できる構成を重視しました。...
笙子 太田
2月14日読了時間: 2分


馬肉製品の撮影をしました|調理・スタイリング・撮影まで一貫して行う理由
本日は、ECサイト掲載用の馬肉製品の撮影を行いました。 今回の案件は、調理・スタイリング・撮影まですべて私自身で担当しています。 (ここに馬肉製品の撮影写真を挿入) 料理撮影・食品撮影・商品撮影と一言で言っても、ただ美味しそうに撮ればいいわけではありません。 特に馬刺しや馬肉ハンバーグのような赤身肉は、「色」が売上を左右します。 赤が沈んで見えるだけで鮮度が疑われる。 逆に赤を強く出しすぎると、不自然に見える。 この“ほんの少し”の差が、ECではそのまま購入率に直結します。 これまで1,000件以上の料理撮影を行ってきましたが、赤身肉は毎回気が抜けません。 モニターを見ながら、「暗くない?」「コントラスト強すぎない?」と自問自答し続けます。 特に海外向けECやインバウンド集客を意識する場合、 “察してもらう写真”ではなく、“一目で伝わる写真”が必要です。 文化によって「美味しそう」の基準は異なります。 だからこそ、光の方向、反射の出方、背景の色、器のトーンまで設計します。 写真は、翻訳できない言語。 だから私は、調理段階から設計しています。 なぜ
笙子 太田
2月13日読了時間: 3分


プロでも難しい「ケーキ撮影」を、なぜ甘く見てはいけないのか― フード撮影の中で、ケーキだけは“別の競技” ―
「フード撮影をやっているなら、ケーキも同じでしょ?」 そう思われがちですが、現場に立つプロほど、 ケーキ撮影を別物として扱います。 実際、料理撮影・商品撮影・デザート撮影を経験してきた私自身も、 ケーキ撮影は今でも一番神経を使うジャンル です。 今日は、なぜケーキ撮影を甘く見てはいけないのか。 そして、 なぜ“経験値”が仕上がりに直結するのか をお話しします。 フード撮影の中でも、ケーキが「別格」な理由 まず、ケーキが他のフードと決定的に違う点。 ・時間で劣化するスピードが早すぎる 生クリーム、チョコレート、フルーツ。ケーキは、 置いた瞬間から変化が始まる素材 です。 ・クリームがダレる・表面が乾く・チョコが白くなる・フルーツがくすむ 料理のように「作り直せばいい」が通用しない。 一発勝負になりやすい のが、ケーキ撮影です。 ・白が多く、光の失敗が即バレる ケーキは白い。 だからこそ、光の失敗が隠せません。 ・白飛び ・黄色かぶり ・影がなさすぎて立体感が消える この状態になると、どれだけ高級なケーキでも、 一気に量産品に見えます。 ・「可愛い」
笙子 太田
2月11日読了時間: 3分


マカロン撮影で失敗しがちな色合わせNG例〜小物・器・背景の組み合わせで、印象はここまで変わる〜
マカロンは、並べただけで可愛い。 だからこそ、「色合わせで失敗していることに気づきにくい」被写体でもあります。 フードカメラマンとして商品撮影・食品撮影をしていると、 「ちゃんと撮ったのに、なぜか安っぽい」 「写真がごちゃついて見える」という相談を、マカロンでは特によく受けます。 原因の多くは、 色そのものではなく、色の組み合わせ 。 今回は、現場でよく見る 色合わせのNG例 をご紹介します。 NG例①「全部カラフル」で情報過多 Before(よくある失敗) ・ピンク、グリーン、イエローのマカロン ・柄入りのプレート ・色付きクロス ・背景も明るい色 一見、楽しそう。 でも写真にすると、視線の行き場がなくなります。 マカロンが主役のはずなのに、「どれを見ればいいのか分からない」状態になり、結果として お菓子の価値が伝わらない 。 After(改善の考え方) ・マカロンは多色 ・器は白 or 無地 ・背景は生成り or 淡いグレー 主役以外を“受け止め役”にすると、マカロンの色が一気に整理されて見えます。 NG例②「器の色がマカロンとケンカする」
笙子 太田
2月10日読了時間: 3分


クリスマスケーキ撮影プラン|期間限定撮影の考え方― 「12月に入ってから」では、もう遅い理由 ―
毎年、11月後半から12月にかけて増えてくるご相談があります。 「今年のクリスマスケーキ、そろそろ撮りたいんですが…」 この時点でお伝えするのは、少し耳が痛いかもしれませんが、 事実です。 クリスマスケーキ撮影は“早く動いた人が勝つ”撮影。 これは、感覚ではなく、現場経験からはっきり言えます。 この記事では、 なぜ早めに動くべきなのか12月撮影のリスク11月撮影のメリット海外向けを想定した場合の注意点 を整理し、そのまま 撮影LPとして使える考え方 をまとめます。 なぜ毎年「早めに動くべき」なのか? 理由は大きく3つあります。 ① 撮影枠が一気に埋まる クリスマスケーキは ・季節限定 ・期間集中 ・撮影難易度が高い この3点が重なるため、 プロの撮影枠が短期間で埋まります。 「12月に入ってから探す」=「条件の合う撮影が見つからない」につながりやすいのが実情です。 ② 写真は“売る前”に必要 写真は、 売り始めてから用意するものではありません。 ・ECの事前告知 ・SNSの予告投稿 ・予約販売ページ これらは、 11月には動き始める 必要がありま
笙子 太田
2月9日読了時間: 3分


おせち撮影は「年末だけの仕事」ではない― 海外では一年中使われる理由 ―
「おせちの撮影は、年末だけですよね?」 これは、撮影の打ち合わせで本当によく聞く言葉です。 日本国内だけを見ていれば、確かにそうかもしれません。 でも、インバウンド・海外向けの視点で見ると、おせちは まったく違う立ち位置のコンテンツ になります。 結論から言うと、 海外では、おせちは“一年中使われるビジュアル資産” です。 日本と海外で「おせちの役割」が違う 日本では ・年末年始に食べる料理 ・季節限定 ・数日で役目を終える という認識が一般的です。 一方、海外ではおせちは「食べ物」である以前に、 ・日本文化の象徴 ・縁起の良い祝い料理 ・特別な日の食体験 として見られています。 つまり、 季節商品ではなく“文化商品” 。 この認識の違いが、写真の使われ方にも大きく影響します。 海外でおせち写真が「一年中使われる」主なシーン ① 海外EC・越境ECでの通年販売 海外では「正月=1月1日」という感覚が必ずしも強くありません。 ・旧正月 ・祝い事 ・ギフト用途 として、おせちやそれに近い商品が 通年で紹介・販売されるケース もあります。...
笙子 太田
2月8日読了時間: 3分


1台のクリスマスケーキで「5用途」使える写真設計― 撮影は“コスト”ではなく、“回収できる投資” ―
「クリスマスケーキの撮影、1回で終わってしまうのがもったいない」 これは、パティスリーや食品メーカーの担当者さんから、よく聞く本音です。 実はここ、 写真設計の考え方ひとつで大きく変わります。 プロの現場では、 「この写真はどこで、どう使われるか」 を 撮影前から分解して設計 します。 今日は、 1台のクリスマスケーキを、5つの用途に展開する写真設計 を具体的にお伝えします。 なぜ「使い回せない写真」が多いのか? 理由はシンプルで、最初から“1用途しか想定していない”からです。 ・EC用に撮ったらSNSで使いにくい ・SNS向けに寄りすぎて、広告に使えない ・海外用にすると、日本向けに合わない これは撮影技術の問題ではなく、 設計段階の不足 で起きています。 用途① ECトップ用|一瞬で価値が伝わる「顔」 ECトップで求められるのは、 説明力より「第一印象」 。 ・全体像が分かる ・サイズ感が想像できる ・高級感・季節感がある このカットは、「きれい」より“選ばれる雰囲気”を優先します。 ここが弱いと、他の写真が良くてもスクロールされません。 用
笙子 太田
2月7日読了時間: 3分


EC用・SNS用・広告用で変える「おせち写真」の役割― 同じおせちを、なぜ3パターン撮るのか ―
「写真はもうあります」 「同じ写真をECにもSNSにも広告にも使っています」 おせち料理の撮影相談で、実はとてもよく聞く言葉です。 でもフードカメラマンとして海外向け・インバウンド向けの撮影をしていると、この考え方こそが “反応が出ない原因”であり、同時に“売上が伸びない原因” だと感じています。 結論から言うと、 同じおせちでも、EC・SNS・広告では写真の役割がまったく違う。 だから 同じ写真で兼用するのは、かなり無理がある のです。 写真は「きれい」より「役割」で考える 写真はアートではなく、 目的を果たすための道具 です。 おせち料理の場合、媒体ごとに求められている役割は明確に違います。 ・EC → 買っても大丈夫か? ・SNS → 気になる・知りたい ・広告 → 一瞬で意味が分かる それぞれ、詳しく見ていきます。 EC用おせち写真 安心感と情報量が最優先 ECサイトでの写真の役割は、はっきりしています。 「これを買って失敗しないか?」 海外ECでは特に、 ・中身が分からない不安 ・量が少ないのでは?という疑念 ・価格に対する納得感...
笙子 太田
2月6日読了時間: 4分


クリスマスケーキ撮影の当日進行表|プロはこう動く― 高単価案件ほど「段取り」で8割決まる ―
クリスマスケーキの撮影は、 「当日きれいに撮れればOK」な撮影ではありません。 むしろ逆で、 事前準備と当日の進行設計ができているかどうか で、 仕上がり・スピード・安全性がまったく変わります。 私はこれまで、飲食店・パティスリー・食品メーカー・海外EC向けまで 数多くのケーキ撮影を担当してきましたが、 高単価案件ほど、進行が驚くほどシンプル です。 今日は、「この人に任せたら安心」と思っていただくための プロのクリスマスケーキ撮影・当日進行表 をお伝えします。 ① 撮影前日にやること|当日は“撮るだけ”にする プロの現場では、 前日までに8割決めます。 具体的には、 ・構図 ・アングルの最終確認 ・使用カットの洗い出し(EC/SNS/広告) ・背景・器・小物の決定 ・光の方向と強さの確認 ・撮影順の決定 ここで重要なのは、 「ケーキを置かなくても撮影できる状態」を作ること。 本番ケーキは、「置いた瞬間から劣化が始まる素材」。 当日に考える余地を残さないことが、品質を守る最大のポイントです。 ⇨絵コンテなどあると強いですね ② 当日のケーキ出しタ
笙子 太田
2月5日読了時間: 3分


国別|おせち写真の色設計― アメリカ・台湾・中国で“正解”は違う ―
「海外向けだから、英語にした」「海外向けだから、白背景で撮った」 でも実際には、 それだけでは“海外向け写真”にはなりません。 フードカメラマンとしてインバウンド・海外展開向けの撮影をしていると、強く感じるのはこの点です。 同じおせち料理でも、国が違えば“美味しそう”の基準はまったく違う。 今回は、特にご相談が多い アメリカ・台湾・中国 の3市場について、おせち料理撮影における「色設計」の考え方を整理します。 なぜ「国別の色設計」が必要なのか おせちは ・高価格 ・意味のある料理 ・季節 ・文化が強い だからこそ、海外では 「どう見えるか」で価値が決まる料理 です。 そしてその“見え方”に最も強く影響するのが、 色・明るさ・コントラスト 。 1セット撮って、「海外向け」として全部同じ写真を使う。 実はこれが、反応が出ない大きな原因になっているケースも少なくありません。 アメリカ向け コントラストと「量感」が正義 アメリカ市場で重視されるのは、 分かりやすさ・力強さ・満足感 。 おせち撮影で意識したいポイントは、 ・明暗コントラストをはっきり ・具
笙子 太田
2月4日読了時間: 3分


海外では「このクリスマスケーキ写真」は選ばれない― 日本では“きれい”、でも海外では“伝わらない” ―
海外向けのフード撮影をしていると、日本の事業者さんが とても丁寧に写真を用意しているのに、なぜか選ばれない 場面をよく見かけます。 特にクリスマスケーキは、その傾向が顕著です。 日本では「上品」「整っている」「余白がきれい」と評価される写真が、海外では「情報が足りない」「判断できない」とスルーされてしまうことがある。 今回は、 海外視点で見ると“選ばれないクリスマスケーキ写真”の典型例 を整理します。 1. 全体像だけで終わっている写真 日本では、ホールケーキを正面から美しく撮った1枚があれば成立します。 でも海外では、その写真を見た瞬間に、こう思われます。 ・中はどうなっている? ・どれくらいのボリューム? ・何人分? 答えが写真にない=判断できない。 海外では「写真=説明」です。 ホール全体+断面+一切れこの3点がそろって、ようやくスタートラインに立てます。 2. 高さ・量感が伝わらない構図 海外向けで特に重要なのが、 ボリューム感 。 日本では「大きく見せすぎない」「控えめが美徳」ですが、海外では逆です。 ・高さ ・層の厚み ・クリームの量
笙子 太田
2月3日読了時間: 3分


おせち撮影は「物撮り」ではなく「体験撮影」― なぜ海外向け写真には人の気配が必要なのか ―
海外向けにおせち料理を発信するとき、多くの方が最初に考えるのは、 「まずは、きれいに撮らないと」 ということだと思います。 もちろん、整った写真は大切です。 でもフードカメラマンとして海外向け撮影を続けてきて、はっきり分かったことがあります。 おせちは、完成品を並べただけでは伝わらない。 海外の人にとって、おせちは ・初めて見る料理 ・食べ方が分からない ・どんな場面で食べるかも想像できない だからこそ必要なのが、「体験が想像できる写真」です。 なぜ「物撮り」だけでは足りないのか 日本人は、重箱に詰められたおせちを見ただけで、 ・お正月 ・家族が集まる ・特別な時間 を自然と想像できます。 でも海外の方には、その前提がありません。 完成したおせちだけを“商品”として並べた写真は、海外では 「きれいだけど、よく分からない」で終わってしまうことが多いのです。 海外向けで効果的な「人の気配」 ① 箸・手・開封の瞬間 海外向けのおせち撮影で、とても効果が高いのが、 ・箸が伸びる瞬間 ・料理を取ろうとする手 ・重箱の蓋を開けた直後 こうしたカットです。 人
笙子 太田
2月2日読了時間: 3分
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