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自分で撮る?プロに頼む?ケーキ撮影で迷ったときの分かれ道
「できれば自分で撮りたいんです」 「でも、プロに頼んだほうがいいのか迷っています」 ケーキ撮影のご相談で、この段階の方はとても多いです。 結論から言うと、 自分で撮っていいケース と 最初からプロに任せたほうがいいケース は、 はっきり分かれます。 今日は、料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンの立場から、その分かれ道を整理してみます。 ◻︎自分で撮っても問題ないケース まずは、自社撮影・セルフ撮影が向いているケースから。 ・テスト販売・試作品段階 商品を本格的に売る前、反応を見るための仮写真であれば、 スマホや簡易撮影でも問題ありません。 ・社内資料・開発用 味や構成を共有するための記録写真なら、 「美味しそう」に見せる必要はありません。 ・価格帯が低く、量で勝負する商品 多少ラフでも「分かりやすさ」が優先される場合は、 自社撮影が合理的なこともあります。 この場合、完璧さよりスピードを重視する判断はとても正しいです。 ◻︎自分で撮ると“急に難しくなる”瞬間 ただし、次の条件が1つでも当てはまると、一気に難易度が上がります
笙子 太田
1月8日読了時間: 3分


点数より写真?食べログユーザーの“本音の選び方”
こんにちは、フードカメラマンの太田笙子です。 皆さんは外食先を探すとき、何を一番の決め手にしていますか? 「まずは食べログの点数をチェックする」という方は多いはず。 かつては「3.5以上なら間違いない」と言われた時代もありましたが、今の時代、ユーザーの目はもっとシビアで、もっと「直感的」になっています。 実は今、 「点数が高いのに選ばれない店」と 「点数はそこそこでも予約が埋まる店」の境界線は、 間違いなく「写真の質」にある と言っても過言ではありません。 今回は、2026年現在の最新データと私の料理カメラマンとしての視点を交えながら、食べログユーザーの“本音の選び方”について紐解いていきたいと思います。 1. 「星3.5以上」が並ぶ中で、最後の一押しになるのは何か? 今の飲食店選びにおいて、点数はあくまで「最低条件」のフィルターに過ぎません。 特に客単価が8,000円を超えるような高価格帯のレストランを探しているユーザーにとって、3.5点や3.7点といったスコアは、もはや「並んでいて当たり前」の状態です。 では、似たような高得点の店が並んでいる
笙子 太田
1月7日読了時間: 5分


EC用ケーキ写真で「絶対に入れるべき3カット」
EC用ケーキ写真で「絶対に入れるべき3カット」 この3枚がないと、売れません。 「写真はきれいに撮れているはずなのに、ECで売れない」 ケーキの商品撮影で、こんな相談を受けることは本当に多いです。 実はその原因、 写真の“クオリティ”ではなく“構成”にあることがほとんど。 料理撮影・食品撮影・商品撮影を専門にしてきたフードカメラマンの立場から言うと、 EC用ケーキ写真には 必ず入れるべき3つのカット があります。 逆に言えば、この3つが揃っていないと、 どんなにきれいでも「買う決断」ができません。 ① 全体カット|「何の商品か」を一瞬で伝える まず必要なのが、 全体が分かる写真 です。 ・ホールか ・カットケーキか ・サイズ感 ・デザイン これを一瞬で理解させる役割があります。 ECでは、お客様はじっくり説明文を読みません。 最初の1枚で「これは何か」「自分が買う対象か」を判断しています。 ここで重要なのは、 盛りすぎないこと 。 ・角度は安定 ・形が正確 ・色味は実物に近く この1枚は“広告写真”ではなく 商品確認用の写真 という意識が必要です
笙子 太田
1月6日読了時間: 3分


ケーキ撮影の日、スタジオが寒い理由。「冷房MAX」にするのは、わがままではありません・・・!
ケーキ撮影の日、スタジオが寒い理由 「冷房MAX」にするのは、わがままではありません!!笑 ケーキ撮影の日、スタジオに入った瞬間、よく言われます。 「……寒くないですか?」 正直に言うと、 寒いです。かなり。 上着を着たまま撮影することも珍しくありません。 それでも、冷房は弱めません。 なぜなら、 ケーキ撮影において、室温はクオリティに直結するから です。 これは演出でも、こだわりでもなく、料理撮影・食品撮影・商品撮影の現場では極めて現実的な判断です。 クリームは、人が思っている以上に「弱い」 ケーキ撮影で一番の敵は何か。 私は迷わずこう答えます。 温度です。 ・生クリーム ・ムース ・マスカルポーネ ・バタークリーム これらは、人が「ちょっと暖かいな」と感じる温度で、すでに形を保てなくなります。 特に撮影中は、 ・ライトの熱←思っている以上に周辺の温度が上がります ・人の体温 ・空気の流れ これらが重なり、想像以上にケーキは温まっていきます。 結果どうなるか。 ・角が丸くなる ・表面がテカる ・断面がにじむ 味は変わっていなくても、写真では 「
笙子 太田
1月2日読了時間: 4分


舐めるなかれ。マカロン撮影
マカロン撮影は、実はフード撮影の中でもかなり難易度が高いジャンルです。 「カラフルで可愛いから、撮るのは簡単そう」 そう思われがちなのですが、現場に立つと真逆だと感じることが多々あります。 私はフードカメラマンとして、マカロンの商品撮影・メニュー撮影を何度も担当してきましたが、毎回必ずと言っていいほど気を張る被写体です。今回は、そんなマカロン撮影で特に注意しているポイントをお話しします。 ◻︎色合わせ まず最初につまずきやすいのが、色合わせの難しさです。 マカロンはご存じの通り、ピンク、グリーン、イエロー、ブルーなど、色とりどり。 この「カラフルさ」が魅力である一方で、 小物や背景との相性を間違えると、一気にごちゃごちゃした印象になってしまいます。 たとえば、 ・背景もカラフル ・プレートも柄物 ・クロスも色付き こうなると、マカロンの美しさが埋もれてしまいます。 私がよく使うのは、白、生成り、淡いグレー、マットなベージュなどの“受け止め役”になる色。 マカロン自体が主役なので、周囲は「引き算」が基本です。 特に海外向けの商品撮影や、インバウンド
笙子 太田
2025年12月30日読了時間: 3分


国別(アメリカ・ヨーロッパ・アジア)で変えるチョコレートの色設計
海外向けチョコレート撮影で「色味をどうするか」は、実は国によって正解がまったく違います。 日本では「高級=控えめ・落ち着き」が通用しますが、 海外ではそれが「弱い」「魅力が伝わらない」になることも珍しくありません。 ここを理解せずに撮影すると、 味も価格も一流なのに写真だけが足を引っ張る、という事態が起きます。 アメリカ向け|“濃厚さ”と“わかりやすさ”を色で伝える (出典: Chocolate Mousse Cake By Jenna ) アメリカ向けのチョコレート撮影で重視されるのは、 一瞬で伝わるリッチさ です。 アメリカ市場では、 ・コントラスト強め ・深いブラウン ・はっきりした陰影 これが「おいしそう」「贅沢そう」に直結します。 日本向けでよく使われるグレー寄りのブラウンや影の薄いトーンは、アメリカでは「印象が弱い」。 そのため、 ・チョコレートの赤みを少し足す ・背景をダークブラウンやブラック寄りに ・ツヤとハイライトを明確に こうした色設計が効果的です。 アメリカ向けの商品撮影では、「上品」よりも「濃厚」「満足感」が先に伝わるかど
笙子 太田
2025年12月26日読了時間: 3分


海外向けチョコレート撮影で好まれる色味
海外向けのチョコレート撮影で、 国内向けと大きく違うポイントのひとつが 「色味の考え方」 です。 同じ高級チョコレートでも、 日本向けと同じ感覚で撮影すると 海外では「地味」「古い」「高そうに見えない」 そう受け取られてしまうことがあります。 これは、味の問題ではありません。 完全に「視覚」の問題です。 料理撮影や食品撮影では、 この色味のズレが、売上やブランド評価に直結します。 まず大前提として、 海外ではチョコレートに対して 「豊かさ」「贅沢さ」「わかりやすい美味しさ」 が求められます。 そのため、 全体的にやや暖色寄りの色味が好まれる傾向があります。 日本では ・少し青みのある影 ・グレーがかったブラウン ・落ち着いたトーン が「上品」とされますが、 海外向けチョコレート商品撮影では これが「冷たい」「硬そう」「味が想像しづらい」と受け取られることがあります。 特に欧米向けでは、 チョコレートのブラウンは 赤みや温かみを感じる色味に整えることで、 一気に「濃厚」「リッチ」な印象になります。 次に重要なのが、 背景色との関係です。 海外向けチ
笙子 太田
2025年12月23日読了時間: 3分


これからはカメラマンもAIを「使う」時代。
これからは、AIを「使う」時代。 これはカメラマンの仕事が奪われる、という話ではありません。 むしろ逆で、「表現の幅が、もう一段階広がった」という感覚に近いです。 私自身、フードカメラマンとして日々撮影をしていますが、 現場でよく思うのは「ここに、あと一要素だけ入れられたら、 もっと伝わるのに」という瞬間が本当に多いということ。 物理的に難しいことは、実はたくさんあります。 たとえば、バレンタイン用のケーキの撮影。 世界観としては、 ・赤いマニキュアを塗った ・華奢な女性の手が ・ゴールドのスプーンを持ち ・ケーキにそっと差し込まれている そんな一瞬を画角に入れたい。 理由はシンプルで、「甘さ」「ときめき」「女性目線のご褒美感」が、一気に伝わるからです。 でも、現実はどうかというと・・・・。 私の手は、正直、華奢ではありません(笑)。 モデルを手配するほどのカットでもない。 でも、この“手”が入るか入らないかで、写真の印象はまるで変わる。 こういう時に、AIはとても頼れる存在になります。 撮影のベースは、あくまで自分で撮った写真。...
笙子 太田
2025年12月22日読了時間: 3分


高級チョコレートを安っぽく見せない構図
高級チョコレートの撮影で、 私が一番怖いと思っていること。 それは 「素材は一流なのに、写真で台無しになること」 です。 実際、チョコレート商品撮影のご相談で 「味も原材料も価格帯も高級なのに、写真がどうも安く見える」 というお悩みはとても多いです。 原因の多くは、 カメラやレンズではありません。 構図です。 まず大前提として知っておいてほしいのは、 高級チョコレートは 「全部を見せようとした瞬間に安っぽくなる」ということ。 料理撮影や食品撮影では、 つい ・全体がわかる ・形がきれいに見える ・情報量を増やしたい と思いがちですが、 高価格帯の商品撮影では、これは逆効果になることが多いです。 高級感とは、 「説明しすぎないこと」。 構図の中に あえて“見えない部分”や“余白”を残すことで、 見る側が「想像」できる余地が生まれます。 この余白こそが、 価格を支える空気感になります。 次に意識しているのが、 「チョコレートを画面の中央に置きすぎない」 こと。 真ん中ど真ん中に商品を置くと、 カタログ的・量販的な印象になりやすい。 特にECや海外向け
笙子 太田
2025年12月21日読了時間: 3分


実は繊細なチョコレート撮影
チョコレートの撮影は、正直に言うと 「甘くて可愛い世界」だけではありません。 むしろ、料理撮影や食品撮影の中でも かなり神経を使うジャンルのひとつです。 今日は、チョコレート商品撮影の現場で 私が必ず気をつけているポイントをお話しします。 これからチョコレートの撮影を依頼しようとしている方や、 自社で撮ろうとしている方にも、ぜひ知っておいてほしい内容です。 まず最初にお伝えしたいのが、 チョコレート撮影で一番大切なのは「部屋の温度管理」 だということ。 チョコレートはとにかく温度に敏感です。 室温が少し高いだけで、表面がやわらかくなり、 ツヤが失われたり、形が崩れたりします。 逆に、急激な温度差があると 表面にうっすらと白い粉のようなものが浮き出ることがあります。 これは「ブルーム現象」と呼ばれるもので、 食べても問題はありませんが、 写真にすると一気に「古い」「品質が落ちている」印象になってしまう。 そのため、チョコレート商品撮影の現場では ・室温を一定に保つ ・照明の熱が直接当たらないようにする ・撮影前後の温度差をできるだけ作らない こうし
笙子 太田
2025年12月19日読了時間: 3分
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