海外の人は「量が少ない写真」を不安に感じる理由
- 笙子 太田
- 2025年11月27日
- 読了時間: 3分
こんにちは。 フードカメラマンの太田笙子です。
海外のお客様向けに写真を撮っていると、“量が少なく見える料理写真ほど、選ばれにくい” という現象によく出会います。
日本の感覚では上品に見える写真も、海外の方にはまったく違う印象に映ることがあります。
■ 日本人の「余白の美」は、海外では“足りない”に見える
日本では、
上品
余白の美
バランスの良さ
こうした価値観が盛り付けにも写真にも反映されます。
しかし海外では、料理=ボリューム・パワフル・満足感と捉えられることが多く、量が少なそうに見えると「本当に満腹になるの?」「値段に見合うのかな?」という不安につながります。
実際、私が撮影を担当してきたお店でも、“量が少なく見える写真を撮り直しただけで予約が増えた”という事例が何度もあります。
■ 海外の方が「量」を重視する理由
● 価格とのバランスを判断している
量が少ないように見えると「損するかも」と感じる傾向があります。
● 写真と実物が違うとレビューに影響
海外のレビュー文化では「写真より小さかった」というコメントが致命的になりがちです。
● 豊かさ=ボリュームという文化背景
多くの国では、たっぷり盛られた料理が“ホスピタリティの象徴”。
文化の違いがそのまま“料理の見え方”に影響しているんですね。
■ 写真で「量の不安」を解消する3つの工夫
① 器と料理のバランス調整
大きすぎる器は“スカスカ感”が出ます。器を少し小さめにすると海外のお客様が安心しやすくなります。
② 角度を変えて立体感を伝える
真上からだと量が少なく見えがち。45度前後の角度が、海外向けには最もボリュームが伝わります。
③ 食材の“積層”で満足感を出す
麺は山なりに
肉は重ねて
サラダはふんわりと
ほんの少しの盛り付けで「量感の伝わり方」が大きく変わります。
■ 写真1枚で、満足感は変わる
私はよく「写真は翻訳できない言語」だとお伝えしています。
日本の“ちょうどいい量”をそのまま海外向けに見せると、言語以上にすれ違いが生まれることがあります。
だからこそ、“量の見せ方”はインバウンド対策で最重要ポイントのひとつ。
写真を少し最適化するだけで、安心感・満足感・売上が大きく変わります。
■ まとめ
海外の人は「量が少ない=不安」と感じやすい。これは文化的背景による自然な感覚です。
料理のクオリティに問題がなくても、写真の見せ方だけで選ばれないことがある。
インバウンドを狙う飲食店や食品ブランドにとって、量の“見せ方”は、売上を左右する大事な戦略です。
■ 海外向けの写真を最適化したい方へ
インバウンド対策でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
👉 お問い合わせはこちらhttps://www.foodphoto-shoko.com/contact






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