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海外では “とろみの動き” が人気。なぜこんなにも心をつかむのか?

  • 執筆者の写真: 笙子 太田
    笙子 太田
  • 2025年11月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年11月27日

フード撮影をしていると、日本のお客様から「もう少しとろみを抑えて上品に」「動きは控えめで大丈夫です」というご要望をいただくことがよくあります。

一方で、海外向けの撮影となると、真逆のリクエストが増えるのです。

それが “とろみの動き(dripping / drizzle / flow)を強調してほしい” というもの。

ソースが糸を引いたり、とろりと落ちていく瞬間。蜂蜜がゆっくり垂れ落ちるシーン。

パスタが持ち上がる時の、あの艶っぽいグラデーション。

海外では、これが圧倒的に「好まれる要素」なんです。

私自身、海外市場を見据えた食品メーカーや飲食店の撮影を多く担当してきましたが、“とろみの躍動感” を入れるだけで クリック率が上がったり、購買率が伸びた事例 を何度も目にしてきました。

実際にインバウンド向け写真の傾向を分析する中でも、動きのあるシズルは売上に直結しやすいことがデータとして確認されています。(※参考:インバウンド向け写真資料 )

では、なぜ海外の人々は “とろみの動き” にこんなにも惹かれるのでしょうか?


■ ①「料理の温度」や「新鮮さ」が伝わるから

海外では「写真だけで“料理の鮮度・温度・香り”が分かるか?」という視点をとても重視します。

とろりと広がるソースの動きは、・できたてで温かい・濃厚そう・風味が強そうという情報を一瞬で伝えてくれます。

日本のように “控えめな上品さ” よりも、「一目で美味しさが伝わる強いインパクト」が求められる傾向にあります。


■ ② 動きのある写真は“感情を動かす”

海外では、食の写真は「静止画でありながら動画のようなライブ感」を求められます。

例えばアメリカの広告では、ソースがとろりと流れ落ちる瞬間や、チーズがびよーんと伸びる映像が定番です。

止まった写真より、動きのある写真。動きのある写真より、感情が動く写真。

この順番で“好まれる強さ”が変わっていきます。

特にSNSでは、動的なシズル → 感情の引き金 → いいね&シェアという流れが非常に強いんです。


■ ③ “豊かさ・楽しさ” が文化的にポジティブ

日本では「控えめで美しい」海外では「明るく豊かで楽しい」

──こんな文化的な違いがあります。

とろみの動きは、食の「楽しさ」「豊かさ」「幸福感」を視覚的に伝える表現です。国によって色や明るさの好みは異なりますが(資料に詳細あり )、共通して“しずる感のある動き”にはポジティブな印象が宿ります。

特に欧米圏は、コントラストの強い写真・鮮やかな色・明快なメッセージが好まれ、とろみの動きはそのすべてに当てはまります。


■ ④ 「手を加えている時間」=おいしさ という認識

これは文化的背景が強く出るポイントです。

日本では料理の“完成形”が美しいと感じられますが、海外では“作っている途中”の様子=美味しさの証 と捉えられることが多いのです。

ソースをかける瞬間、蜂蜜を垂らす瞬間、ドレッシングを回しかける瞬間。

こうしたプロセスそのものが“魅力的なシーン”になります。

だからこそ、とろみの動き=美しい“ライブ”の象徴として高く評価されるのです。



■ ■ まとめ:海外市場では「動き」が売上に直結する

海外向けの撮影では、とろみ、ソースの糸、液体の流れ、湯気、人の動き…静止画の中にどれだけ“動き”を閉じ込められるかが鍵になります。

これは単に映えの話ではなく、購買率・予約率・売上を確実に伸ばすための戦略的な撮影 です。

インバウンド需要がますます拡大する今、「控えめ」から一歩踏み出して、“海外目線のシズル” を取り入れること が、写真による売上アップの大きな武器になっていきます。



ご相談や、海外向け写真の最適化についての撮影依頼はこちらからお気軽にどうぞ。👉 https://www.foodphoto-shoko.com/contact

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