2025年、インバウンドに響くメニュー写真とは
- 笙子 太田
- 2024年12月31日
- 読了時間: 3分
― 世界の視点で“食べたくなる”をつくる ―
2025年、日本を訪れる外国人観光客の市場規模は6兆円に達すると言われています。そんな中、飲食店の売上を左右するのが「メニュー写真の見せ方」。写真1枚で「食べてみたい!」を生み出せるかどうかが、来店率を大きく左右します。
では、今どんな写真がインバウンドに響くのでしょうか?ここでは、2025年の最新トレンドとともに、「世界に伝わるビジュアル戦略」のポイントを解説します。
1. 高画質・鮮明な写真が“信頼感”を生む
外国人のお客様にとって、メニュー写真は「店の信頼度」を判断する重要な材料。ぼやけた写真や暗い照明は、「清潔感がない」「古い印象」を与えてしまいます。一方で、高画質でシャープな写真は、「衛生的で安心できるお店」というポジティブな印象につながります。
2. シズル感で“美味しそう”を感覚的に伝える
湯気、光沢、油のきらめき、断面の瑞々しさ…。こうした「シズル感」は、言葉の壁を越えて“美味しそう”を伝える共通言語です。撮影では、料理の一瞬の変化を捉えるタイミングと光が鍵になります。
3. 自然光で撮る「ナチュラルなリアリティ」
人工照明よりも、やわらかい自然光を活かすことで、食材の本来の色味と質感がより正確に再現されます。海外では「ナチュラルライト=信頼できる写真」と認識される傾向もあります。
4. 彩りとコントラストで“食欲”を刺激する
海外では、特にコントラストが強く鮮やかな写真が好まれます。日本人が好む淡く上品なトーンとは対照的に、外国人は「明快でポジティブな色彩」に安心感や楽しさを感じます。彩り豊かな副菜やテーブル小物を組み合わせ、視覚的なリズムを作るのがポイントです。
5. 寄りと引きの組み合わせで“量感とシーン”を伝える
一皿の迫力を見せる「寄り」と、食事シーン全体を伝える「引き」。この2つを組み合わせることで、料理のボリューム感・温かみ・体験のストーリーを自然に表現できます。特に海外では「料理の量」がわかることが重要視されます。
6. ストーリーテリング:食材・調理・文化を見せる
単に料理を撮るだけでなく、調理過程や食材の背景をビジュアルで見せることで、「この料理はどんな物語を持っているのか?」という興味を引き出します。手元や素材のアップカットを加えると、リアルで人間的な魅力が伝わります。
7. SNS映えを意識して“拡散される写真”に
外国人観光客の購買行動はSNSが起点。つまり、「撮りたくなる・シェアしたくなる」写真が、集客の起爆剤になります。構図や色彩だけでなく、背景のストーリー性や世界観も大切にしましょう。
まとめ:写真は“翻訳できない言語”
「おいしい」「楽しい」「行ってみたい」——これらは言葉を超えて、写真1枚で伝わります。文化の違いを理解し、世界の目線で料理を見せることが、インバウンド時代の成功に欠かせない“第一印象”づくりです。
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