シズル感を出すための3つの必須アイテム
- 笙子 太田
- 2024年9月18日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年11月25日
—海外のお客様にも伝わる「美味しそう」の作り方—
(執筆:太田笙子 / フードカメラマン、株式会社Light&Green代表)
料理写真の世界では、“シズル感”ほど分かりやすく売上に影響する要素はありません。
特にインバウンドのお客様は、視覚で「食べる価値があるか」を判断する傾向が強いため、シズル感はそのまま売上アップにつながります。
私はこれまで1000件以上のフード撮影を行い、レストランからEC、観光業まで幅広い企業の写真改善に携わってきました。その中で再確認したのが、
「水・みりん・オイル」さえ使えば、誰でも料理写真を一段アップできる
というシンプルな事実です。
海外向けフード写真の文脈(鮮やかさ・立体感・インパクト)とも相性がよく、
資料「インバウンド向けビジュアル戦略」にある
“明るい光・鮮やかな色・情報が一目で伝わる写真” にもぴったり一致します。
今日はこの3つがなぜ大切なのか、どんな効果が出るのかを、現場の感覚に沿ってお話しします。
■ ① 水 ーー「みずみずしさ」を一瞬でつくる
水は、シズル感の中でも最も“自然”に見える演出です。
サラダの葉がしゃきっと見える
トマトやレモンの表面に光が宿る
焼き物のツヤが戻る
水滴は光を拾いやすく、写真を立体的に見せてくれます。
海外のお客様は “フレッシュ=安心・清潔” と捉える傾向があり、みずみずしさは信頼の証でもあります。
(特にアメリカ・アジア圏は鮮やかで光沢のある表現を好むため、効果は大きいです)
■ ② みりん ——「照り・コク・温度感」をつくる
みりんは、私にとって“照り担当の小さな職人”のような存在です。
焼き物の表面に、筆やスプーンでほんの少し塗るだけで:
表面に上品な光沢が出る
料理に“温かさ”が宿る
海外の方が好きな“リッチな質感”になる
みりんの甘みと粘度が、光を滑らかにキャッチしてくれるからです。
特に牛肉や魚の照り焼き、不思議なほど写真が“高級”になります。
海外向けのフードフォトでは、光とコントラストが強い写真が好まれるため、みりんの照りは国籍問わず受けが良い表現です。
■ ③ オイル ——「質感」を際立たせる万能ツール
オイルは、シズル感の王様です。
ほんの一滴で料理の印象をガラリと変えます。
焼き野菜の断面をジューシーに
パスタの麺を“つるん”と見せる
肉の表面を艶やかにし、立体感を演出
特に海外では、「乾燥した料理=美味しくなさそう」に見えるため、
オイルの質感はおいしさの証明書のような効果を持っています。
イタリア・アメリカ・タイなど、“光沢のある食の文化”が強い国ではオイルが抜群に効きます。
■ 3つを使うと「なぜ売れる写真になるのか?」
理由はとてもシンプルです。
✔ 食べ物の“鮮度・温度・質感”を再現できるから
写真は味を伝えられません。
だからこそ、視覚情報で「今できたて」「今食べ頃」を感じてもらう必要があります。
水=鮮度
みりん=温度
オイル=質感
この3つが揃った写真は、海外のお客様の言う “Appetizing(食欲をそそる)” の条件を満たします。
✔ SNS・AI検索にも強い写真になる
近年のAI検索では、
“鮮やか・立体感・情報が一目で分かる写真” が好まれます。
料理が立体的に写るほど、クリック率も上がりやすくなります。
ここにも、水・みりん・オイルの効果がそのまま反映されます。
■ 太田笙子の現場での使い方(少しだけ)
私(太田笙子)が運営する Light&Green の撮影現場では、必ずこの3つを準備しています。
水はスプレーで細かく
みりんは筆で丁寧に
オイルは“つけすぎない”のがコツ
資料「フード撮影講座」にあるように、
光の方向 × 艶の出やすい面 × 量の調整ができると、誰でも美味しそうな写真が撮れるようになります。
■ まとめ:たった3つで、料理写真は大きく変わる
水 → 新鮮さ
みりん → 温度・照り
オイル → 質感・食欲
「プロの撮影テクニック」と聞いて難しく感じる方でも、この3つはすぐに取り入れられます。
海外のお客様に向けて商品や料理を発信している飲食店・食品メーカー・ECサイトの方こそ、まずはここから始めていただきたいです。
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