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EC・SNS・広告で変えるヘルシー食品写真— 同じ商品でも“3種類の写真”が必要な理由 —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 グルテンフリー食品、ビーガン料理、低糖質スイーツ、高タンパク食品など、いわゆる ヘルシー食品の撮影 をしていると、よくいただくご相談があります。 それは、 「この写真、ECにもSNSにも広告にも全部使えますか?」 というものです。 結論から言うと、 同じ写真をすべてに使うのはおすすめできません。 理由はとてもシンプルで、 写真の役割が違うからです。 EC、SNS、広告では、ユーザーが写真を見るときの心理状態がまったく違います。 料理撮影・商品撮影の現場では、この違いを意識して 用途ごとに写真を設計すること がとても重要になります。 EC:安心・情報・成分を伝える写真 ECサイトの写真で最も大切なのは、 安心感 です。 ECでは、ユーザーは商品を手に取ることができません。 そのため写真は、 「この商品は信頼できるか」 を判断する材料になります。 ヘルシー食品の場合、特に重視されるのは 原材料・栄養成分・内容量・質感 などです。 そのためEC用の食品撮影では、 ・白背景やシンプル背
笙子 太田
3月19日読了時間: 4分


ヘルシー市場は「健康」ではなく“価値観”を売っている— 写真がブランド哲学を伝える時代 —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 グルテンフリー、ビーガン料理、低糖質スイーツ、高タンパク食品など、いわゆるヘルシー食品の市場はここ数年で大きく広がっています。 撮影の現場でも、 ・健康志向のレストラン ・ウェルネスブランド ・植物性食品メーカー ・フィットネス系食品ブランド などからのご相談が増えています。 ただ、この市場について経営者の方とお話ししていると、よく感じることがあります。 それは、 ヘルシー市場は「健康」を売っているのではない ということです。 実際には、価値観を売っている市場なのです。 今日は、料理撮影・食品撮影の現場から見えてくるヘルシー市場とブランド表現の関係についてお話ししたいと思います。 Z世代とウェルネス消費 ヘルシー市場の拡大には、世代の変化も大きく関係しています。 特にZ世代は、 健康・メンタルケア・サステナビリティ・自己管理 といったテーマへの関心が高いと言われています。 2023年にDeloitteが発表した「Global Gen Z and Millennial Surve
笙子 太田
3月17日読了時間: 4分


インバウンド向けヘルシー料理の色設計— 国別NGカラーと心理背景 —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 最近、健康志向の食品やレストランの撮影依頼が増えています。 グルテンフリー、ビーガン料理、低糖質スイーツ、高タンパクメニューなど、いわゆる“ヘルシー系メニュー”です。 ただ、インバウンド向けの撮影で意外と見落とされがちなのが 色設計(カラー設計) です。 料理写真は「美味しそう」に見えれば良い、と思われがちですが、実は国や文化によって 好まれる色や避けられる色 がかなり違います。 私がセミナーなどでお話ししている「世界に伝わるビジュアル戦略」でも触れているのですが、写真の色は文化によって意味が変わることがあります。 今日は、ヘルシー料理をインバウンド向けに撮影する際に意識している 国別の色設計と心理背景 についてお話しします。 アメリカ:明快で力強い色 アメリカ市場では、 はっきりした色 が好まれる傾向があります。 例えば、 ・鮮やかなグリーン ・明るい赤 ・白とのコントラスト ・彩度の高い色 アメリカの広告文化は、 明確・ポジティブ・力強い という特徴があります。 そのためヘ
笙子 太田
3月15日読了時間: 4分


ヘルシー食品こそ「人の手」を入れるべき理由— なぜ物撮りでは弱いのか —
こんにちは。 日本の食を世界に届けるフードカメラマン、太田笙子です。 健康志向の食品、いわゆる「ヘルシー食品」の撮影をしていると、よくご相談いただくのが 「商品をきれいに撮ってほしい」 というご要望です。 もちろん、食品撮影や商品撮影では、商品単体の写真(いわゆる物撮り)はとても重要です。 ECサイトでは特に、形やサイズ、内容量などを正確に伝えるカットが必要になります。 ただ、ヘルシー食品に関しては、 物撮りだけでは弱い と感じることが多いのです。 今日は、料理カメラマンとして撮影の現場で強く感じている ヘルシー食品に「人の手」を入れる理由 についてお話しします。 ヘルシー食品は「体験」を売っている まず大前提として、ヘルシー食品は 単なる食品ではなく、 ライフスタイル を売っています。 例えば、 ・高タンパク食品 ・グルテンフリー ・ビーガン料理 ・低糖質スイーツ これらはすべて 「健康的な生活」 という体験とセットで選ばれています。 つまり、 食べた後の自分の状態 まで含めて商品価値があるのです。 ところが、商品単体の写真だけでは ・どんなシ
笙子 太田
3月13日読了時間: 4分


ヘルシー食品の撮影は「制限」ではなく「価値」を写すことから始まる
最近、グルテンフリーやビーガン、ベジタリアン、低糖質、高タンパクといった“ヘルシー系食品”の撮影依頼が本当に増えています。 健康志向の高まりは感覚ではなく、数字でも明確です。 観光庁が2024年に公表した「訪日外国人消費動向調査」によると、訪日旅行者の関心項目の中で「日本食を食べること」は依然として上位に位置し、食の選択基準に“健康配慮”を重視する傾向も見られます(出典:観光庁 2024年 訪日外国人消費動向調査)。 つまり今、「健康」は選ばれる理由になっている。 でもここで、ひとつ 大きな落とし穴 があります。 ヘルシー=地味、に見えてしまう写真がとても多いのです。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマンとして、今日は私が現場で意識している“ヘルシー食品撮影のコツ”をお話しします。 ① 「制限食」に見せないことが最重要 グルテンフリー、低糖質、高タンパク・・・ これらは本来「制限」ではなく「付加価値」です。 しかし撮り方を間違えると、「我慢して食べる食事」に見えてしまいます。 海外市場では特に、ヘルシー=ポジティブ・アクティブ・自己投資と
笙子 太田
2月25日読了時間: 4分
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