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海外は“食べ物のサイズ”を大きく見せないと買われない ?小さすぎると「物足りない」に直結。
「えっ…これだけ?」 海外のお客様向けのメニュー写真を撮っていると、この“ひと言イメージ”とよく戦うことになります。 今日は、海外・インバウンド向け写真では 『食べ物のサイズを「大きく」「たっぷり」に見せないとそもそも買ってもらえない』 というお話を、フードカメラマン太田笙子の視点でまとめます。 ● なぜ海外では「小さく見える=物足りない」になるのか 日本の外食って、実は世界的に見ると「適量〜少なめ」です。一方で欧米やアジアの多くの国では、「たっぷり盛られた料理」が標準サイズとして認識されています。 最近の研究では、各国で「普通だと思うポーションサイズ」と「適切だと思うポーションサイズ」にズレがあることが指摘されています。 多くの人は「適切だと思う量」よりも、実際には多めの量を“普通”だと感じている、という結果も出ています。 さらに、2024年に発表された研究では、お皿のサイズや形で、人が感じる「量感」や「見た目のボリューム」「期待価格」が大きく変わることも示されています。 つまり海外のお客様は、・写真の中の「お皿の大きさ」・料理がどれだけお皿を
笙子 太田
2025年12月12日読了時間: 5分


和菓子の「甘さ控えめ」を写真で伝えるには?
和菓子って、実際に口にすると「思ったよりも軽い」「やさしい甘さで食べやすい」と言われることが多いですよね。 ところが写真だけを見ると、海外のお客様には「けっこう甘そう」「ずっしり重そう」という印象を持たれてしまうことがあります。 見た目の情報しかないオンラインやSNSでは、このギャップがそのまま「買う・買わない」に直結します。だからこそ、和菓子の場合は特に「甘さ控えめで、軽やかなスイーツですよ」というメッセージを、写真の中で丁寧に伝えてあげる必要があります。 そのときのポイントになるのが、 ・明るい背景 ・余白多めの構図 ・柔らかい影 の三つです。 ここからは、インバウンド向けや海外展開向けの撮影で、私が実際に意識していることをまとめてみます。 ◻︎明るい背景が「軽さ」をつくる まず、背景の色は印象を大きく左右します。 黒やダークブラウンの背景は、洋菓子の「濃厚さ」や「リッチさ」を伝えるにはとても便利ですが、和菓子で同じことをしてしまうと、どうしても「甘さも味も重そう」に見えがちです。 和菓子の「甘さ控えめ」を伝えたいときは、...
笙子 太田
2025年12月3日読了時間: 5分


海外向け寿司写真は“寄り”が刺さる。インバウンド集客のための寿司ビジュアル戦略
海外のお客様向けに寿司を撮るなら、まずは全体の雰囲気を…」そう考えて、カウンター全景や大皿を引きで撮っていないでしょうか。 もちろん、空間やお店の世界観を見せる“引きの写真”も大切です。でも、インバウンドのお客様の心を一瞬でつかむのは、実は『一本の寿司にぐっと寄った“クローズアップの写真”』 だったりします。 私は「日本の食を世界へ届けるフードカメラマン」として、海外向けの寿司・和食撮影に多く関わってきましたが、「寄りの寿司写真」を使ったお店ほど、予約サイトやSNSの反応がはっきり変わります。 今回は「なぜ海外向け寿司写真は“寄り”が刺さるのか?」を、インバウンド写真の視点から整理してみます。 日本人と海外のお客様で「見たいポイント」が違う 日本人向けのメニュー写真は、全体の調和や「お店の空気感」を重視することが多いですよね。一方で、海外の方は 主役にズームした写真 コントラストがはっきりしていて 「何が出てくるのか」が一目でわかるカット を好む傾向があります。 同じ寿司でも、 日本人: カウンター越しの板前さん お盆全体に並んだ寿司の「調和」
笙子 太田
2025年12月2日読了時間: 5分


写真に入れてはいけない「国別 NG カラー」とは?
⭐︎フードカメラマンが現場で実感している“文化と色”の話 インバウンド向けの写真や、海外展開用のビジュアルを撮っていると「この色合わせ、日本のお客様にはウケるけれど、海外だと誤解されそうだな…」と感じる場面がかなり多くあります。 色はただの“デザイン要素”ではなく、その国の歴史や宗教、日常の体験とセットで記憶されているもの。だからこそ、国によって「好まれる色」だけでなく、「写真に入れないほうがいい色の組み合わせ」=NGカラーを知っておくことは、インバウンド・海外展開では必須のリテラシーです。 今日は、フードカメラマン太田笙子が、撮影現場で特に気をつけているアメリカ・中国・中東の「写真に入れてはいけない(入れないほうがいい)ポイント」をまとめます。 1. アメリカ:黒+赤は「辛すぎ」「フェイク感」のサイン アメリカ向けビジュアルでまず意識したいのが 黒×赤の強すぎる組み合わせ です。 日本だと「黒い器に赤い料理」=シックでおしゃれというイメージもありますが、アメリカでは別の連想が働きます。 真っ赤:超スパイシー、ジャンキー 黒背景:強すぎるコントラ
笙子 太田
2025年12月1日読了時間: 6分


私が全国に100名あまりのフードカメラマンチームを作った理由
(カメラマンの働き方改革と、女性の出産育児を支えたいという想い) フードフォトグラファーとして活動していると、撮影の方法や技術の話をされることが多いのですが、私が本気で大切にしているテーマはもうひとつあります。 それは 「カメラマンが無理なく、続けられる働き方をつくること」 です。 いま、私の会社・株式会社Light&Green では、全国に約100名ほどのフードカメラマンが在籍し、撮影チームとして動いています。 これは、事業拡大のためだけではなく、むしろ “どうすればカメラマンが健康に、長く、誇りを持って働けるか” を考え続けて辿り着いた形です。 今日は、その背景について、少し個人的なことも交えながら書いてみようと思います。 ■ カメラマンの仕事は「好きなだけ」では続かない カメラマンの世界は魅力にあふれています。 光を読み、食材が一番美しく見える瞬間を探し、お客様と一緒に「売れる写真」を作る。 私自身、この仕事が心から好きです。 しかしその一方で、 「長時間労働」 「スケジュールの読みにくさ」 「収入の安定しづらさ」 といった課題を抱える人も
笙子 太田
2025年11月30日読了時間: 4分
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