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商品撮影では撮影用サンプル数が「3個以上」が理想な理由
スタジオでフード撮影を行う際、お客様から商品を郵送いただく場合は、 複数個のサンプルをご用意いただく のがおすすめです。一見、1つあれば十分に思えるかもしれませんが、実際の撮影現場では複数個あることで 仕上がりのクオリティが格段に上がります 。 1.輸送中のダメージに備える 食品はとても繊細です。配送中の 揺れ・温度変化・外箱の圧力 によって、形が崩れたり表面が凹んでしまうことがあります。特に焼き菓子やお弁当などは、わずかな凹みでも「高級感」や「清潔感」に影響してしまうことがあります。そのため、 予備サンプルがある=最も美しい状態を選べる という安心感につながります。 2.アングル・光・スタイリング違いに対応できる 撮影では、角度やライティングを変えて何パターンも試します。その際、 途中で食材を差し替えたり、盛り直したりする必要 が出てくることも多く、同じ商品が2〜3個あると、最初の美しさを保ったまま最後まで撮影を続けることができます。 3.「最もおいしそうな瞬間」を逃さないために 撮影の途中で照明熱や時間経過により、食品のツヤやみずみずしさが変
笙子 太田
2024年7月28日読了時間: 2分


アイスクリーム撮影の裏側:予備の空容器が“必須”な理由
アイスクリームの撮影現場では、見た目の美しさと“溶ける時間との戦い”が常に付きまといます。そんな中で、実は多くのプロカメラマンが**「予備の空容器」**を必ず用意しています。それはなぜでしょうか? 1. 容器の「へこみ」は避けられないリスク 撮影用に取り寄せたアイスカップやパイント容器。見た目は完璧に見えても、 輸送中の微細な凹みや擦れ が起きることは珍しくありません。特に紙製やプラスチック製の容器は、ちょっとした圧力で変形してしまいます。カメラ越しに見ると、この「わずかなへこみ」が 商品の印象を大きく損ねる のです。 2. “パッケージの美しさ”はブランドイメージそのもの 海外向けの撮影やインバウンド向けビジュアル戦略では、容器のツヤ・ラベルの位置・印字の鮮明さなど、細部の完成度が 信頼感と高級感を左右します 。特に外国人の方は「パッケージ=ブランド品質」と捉える傾向が強く、へこみやシワがあるだけで、“保管状態が悪いのでは?”と感じられてしまうことも。 3. 撮影現場では「中身入れ替え」が日常 アイスクリーム撮影では、冷凍・解凍の繰り返しで中身
笙子 太田
2024年7月22日読了時間: 2分


冷凍食品の撮影で「完全解凍」はNG。美しい形を保つプロのコツ
フード撮影の現場で、意外と見落とされがちなのが「冷凍食品の解凍具合」です。一見、完全に解凍してから撮影した方が自然に見えると思われがちですが、実は**“完全解凍”は撮影には不向き**なケースが多くあります。 ◆ なぜ完全解凍してはいけないのか 冷凍された食材を完全に解凍すると、水分が流れ出しやすくなり、その結果—— 形が崩れてしまう カットがきれいに入らない 表面がベタつき、照りや立体感が失われる といったトラブルが起こります。とくに「冷凍スイーツ」や「肉・魚の断面撮影」では、ほんの数分の解凍時間の差が“仕上がりの美しさ”を大きく左右します。 ◆ 理想的な解凍のタイミング 撮影用にベストな状態は、 中心部がまだわずかに凍っている「半解凍」状態 。この状態だと、 包丁を入れたときに形が崩れにくい 切り口がシャープに保たれる 表面のツヤや質感が自然光で美しく映る といったメリットがあります。半解凍の状態で一度カットし、撮影直前に常温で少しだけなじませると、見た目にも自然な仕上がりになります。 ◆ 撮影中に気をつけたいポイント 解凍後すぐに撮影できるよ
笙子 太田
2024年7月17日読了時間: 2分
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