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なぜ和菓子には「季節」があるのか〜フードカメラマンが知った、日本人が「四季を食べる」理由〜
こんにちは。インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 昔、和菓子の撮影をしていたときのことです。 「この和菓子は、まだ少し季節が早いんですよ。」 そう教えていただきました。 まだ桜も咲いていないのに(というか撮影しているときは1月でした)桜の和菓子を撮っているのです。 でも、この一言をきっかけに、日本人の季節の楽しみ方について改めて考えるようになりました。 実は、和菓子には日本人ならではの美意識が詰まっているのです。 ■ 日本人は「今」ではなく「少し先の季節」を楽しむ 和菓子の世界では、「季節を先取りする」ことが美しいとされています。 春になる少し前には桜を。 梅雨が来る前には紫陽花を。 秋が深まる前には紅葉を。 冬になる前には雪景色を。 実際の自然よりも一歩早く季節を表現することで、「もうすぐこの季節がやってくる」という期待感を楽しんでいます。 これは日本の伝統文化によく見られる考え方です。 茶道や華道、俳句でも、その季節が真っ盛りになる頃ではなく、「訪れ始め」や「移ろい」を大切にします。 だから和菓子も、「今」を写したもの
笙子 太田
23 時間前読了時間: 4分


和菓子は"正面"を間違えると伝わらない
こんにちは。 インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。 「和菓子に正面なんてあるの?」 そう思った方も多いのではないでしょうか? 私もフード撮影の仕事を始めるまでは、そこまで深く意識したことはありませんでした。 先日、和菓子の撮影をしていたときのことです。 お皿の向きや懐紙の折り方を確認しながら準備を進めていると、「この和菓子は、こちらが正面です」と教えていただきました。 その瞬間、改めて感じたのです。 和菓子は「食べ物」である前に、「作品」でもあるのだと。 そして、その作品を写真に残すのであれば、作り手が見せたい姿を理解して撮ることがとても大切なのだと実感しました。 ■ 和菓子には「見せたい向き」がある 洋菓子は360度どこから見ても美しく見えるように作られることが多いですが、和菓子には正面が意識されているものが少なくありません。 例えば、桜を表現した練り切りなら花びらが一番美しく見える向きがあります。 紅葉を表現したものなら、葉脈の流れや色の重なりが最も映える角度があります。 羊羹や上生菓子でも、職人さんは「お客様が最初に
笙子 太田
8月2日読了時間: 4分
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