洋菓子ブランド撮影で最初に決めるべき5つのこと— 商品撮影を成功させるための設計 —
- 笙子 太田
- 3月27日
- 読了時間: 3分
新しく洋菓子ブランドを立ち上げるとき、多くの方がまず考えるのが「写真撮影」です。
ECサイトInstagram広告パンフレット
いまの時代、写真はブランドの顔になります。
しかし実際の現場では、
「とりあえず撮影してみたけれど、なんだかブランドの印象が弱い」
というケースも少なくありません。
その原因の多くは、撮影の前に決めるべきことが決まっていないことです。
フードカメラマンとして料理撮影・食品撮影・商品撮影を数多く担当してきた経験から、ブランド立ち上げの撮影で必ず整理しておきたいポイントを5つご紹介します。
① 誰に向けたブランドなのか
まず最初に決めるべきことは
ターゲットのお客様です。
例えば
・自分へのご褒美スイーツ
・ギフト用スイーツ
・日常のおやつ
・高級ブランド
これによって写真の方向性は大きく変わります。
例えば
高級ギフトなら落ち着いた色設計
カジュアルスイーツなら明るく親しみやすい写真
この違いは、撮影設計の出発点になります。
② ブランドの空気感
洋菓子ブランドの場合、
写真は「商品」だけではなくブランドの空気感を伝える役割があります。
例えば
・上品
・かわいい
・クラシック
・ナチュラル
・モダン
この方向性が決まっていないと、
写真ごとに雰囲気が変わってしまい、ブランドとしての印象が弱くなります。
背景素材や色設計は、この空気感から決まります。
③ パッケージをどう見せるか
洋菓子ブランドでは、
パッケージも商品そのものです。
箱袋リボンロゴ
これらはブランドの印象を作る大切な要素です。
しかし撮影によっては
・ロゴが見えない
・箱が小さく写る
・パッケージが脇役になる
ということがあります。
ブランド撮影では
商品+パッケージの関係
を設計することが重要です。
④ 使用シーンを入れるか
最近の食品撮影では、
“体験”を伝える写真が重要になっています。
例えば
・お皿に盛り付けたシーン
・カットする瞬間
・手に持つカット
こうした写真があると、
「食べるイメージ」が伝わります。
実際、SNSマーケティングでは使用シーンのあるクリエイティブの方が購買行動につながりやすい傾向が報告されています(Meta Business “Creative That Drives Action”, 2023)。
⑤ 写真の用途
撮影前に必ず決めておきたいのが、
写真をどこで使うのか
です。
例えば
EC→ 商品情報が伝わる写真
SNS→ ブランド世界観
広告→ 一瞬で意味が伝わる写真
用途が違うと、撮影するカットも変わります。
同じ写真をすべての用途で使うのではなく、目的に合わせて撮影設計をすることが重要です。
ブランド撮影は「設計」で決まる
商品撮影というと
カメラライティングスタイリング
などの技術が注目されがちです。
しかしブランド撮影で一番大切なのは
設計です。
誰に向けたブランドなのかどんな世界観なのかどんな気持ちで食べてほしいのか
これが整理されると、写真は自然とブランドの顔になります。
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食に、物語を。フードカメラマン太田笙子



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