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料理写真はなぜ「湯気」が重要なのか〜フードカメラマンが温度感を作る理由〜

  • 執筆者の写真: 笙子 太田
    笙子 太田
  • 4月7日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。

インバウンド・海外展開特化のフードカメラマン、太田笙子です。


料理写真を見ていて、

「なんだか美味しそう」

と感じる写真と、


「料理は良さそうなのに惹かれない」

と感じる写真があります。

その違いのひとつが、

温度感です。


料理撮影の現場では、よくこう言われます。

料理写真は“温度”を写す写真。

その温度感を最も分かりやすく伝えるのが

湯気です。





人は湯気を見ると「美味しそう」と感じる

心理学や食品マーケティングの研究でも、

湯気は食欲を刺激する視覚情報

とされています。

湯気を見ると、人は無意識に


・出来立て

・温かい

・香りが立っている


というイメージを持ちます。


例えば

・ラーメン

・鍋料理

・ハンバーグ

・味噌汁


これらの料理で湯気がないと、

写真はどこか

冷たい印象

になってしまいます。





実は湯気は写真に写りにくい

意外に思われるかもしれませんが、


湯気はそのままでは

写真に写りにくいものです。


理由は単純で、

湯気は透明だからです。


そのため料理撮影では

・逆光

・暗めの背景

・光の角度


を工夫して、

湯気が見えるようにします。

フードカメラマンがよく使う方法のひとつが

逆光のライティング

です。


後ろから光を当てることで、

湯気がふわっと浮かび上がります。



湯気は「体験」を伝える

料理写真は、

単に料理を見せるものではありません。


本当の役割は、

食べる体験を想像させることです。


例えば

・鍋を開けた瞬間

・スープが沸く瞬間

・蒸し料理の蓋を開けた瞬間


こうした瞬間には

必ず湯気があります。


つまり湯気は「料理のライブ感」を伝える要素なのです。





海外向け写真では特に重要

インバウンド向けの料理写真では、


「出来立て」


が非常に重要な要素になります。

なぜなら外国人のお客様は、

料理の味を想像する手がかりとして視覚情報に強く頼るからです。


そのため

・湯気

・艶

・溶けかけ

といった要素は

料理撮影ではとても大切になります。


料理写真は、

ただ料理を撮るものではありません。

美味しそうな瞬間を設計する仕事です。



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